ようこそ一橋の国際社会プログラムへ

一橋大学兼松講堂

Welcome to Transnational Sociology Program
at Hitotsubashi!

国際社会学transnational sociologyは、現代社会を揺るがす大きな要因である国境を越えたさまざま過程や構造を対象とし、社会学の分析ツールを用いて、その解明を目指す研究領域です。そのアプローチの特徴は、一方でこれまで社会学が自明視してきた国民国家という分析単位の乗り越えを試みながら、他方で国際関係論・国際政治学とは一線を画して、社会学の固有の強みである具体的な社会関係に根ざした実証を重視するところにあります。過去20年ほどの間に、このアプローチは日本の中で独自の領域として着実に確立してきました。この中で、一橋大学大学院社会学研究科にはいち早く国際社会学の講座が1993 年に設立され、さらに2001年以降は2名の専任教員を有するプログラムとなり、現在は大学院生総計20名余を数え、限られたスタッフでありながらも国際社会学の大学院教育において一つの拠点としての重要な機能を担っています。



国際社会学新教員の決定

1年半にわたって空席になっていた国際社会学プログラムの専任教員が公募により決定し、4月1日、飯尾真貴子さんが講師(テニュアトラック)として着任されることとなりました。 今後、発足以来28年目を迎えた一橋大学国際社会学部門の学部・大学院の教育に専心していただくとともに、国際社会学の研究の発展と国境を越えた研究ネットワークの活性化に貢献していただけるものと思います。 学部2年生の皆さんには、4月を前にこの場を借りて国際社会学ゼミのもう一つの選択肢ができたことをお知らせします。

就任に向けての挨拶:

飯尾真貴子はじめまして、国際社会学の専任講師としてこの4月から着任する飯尾真貴子です。私は、これまでアメリカ合衆国(以下、米国)における移民規制政策が移民とその家族、そして移民コミュニティに及ぼす社会的影響について、米国だけでなくメキシコの送出し地域を含めた調査研究を続けてきました。これまでは特にオバマ政権からトランプ政権までの政策の影響について考察してきましたが、今後は米国の政権交代による移民政策の推移に注視すると同時に、「違法性」や「犯罪性」と結びつけられ国外へと排除された人々だけでなく、米国社会において包摂の対象となってきた若者移民層の社会統合や社会的地位の移動をめぐる問題へと研究の主軸を広げていきたいと考えています。
 また、日本の移民・難民政策、そして支援の現場についても関心を寄せてきました。日本は、多くの外国人労働者を受け入れ、多文化共生を掲げながらも、長く公的な移民政策をとらないという姿勢を打ち出してきました。このような構造的な制度矛盾によって、人権侵害ともいえる様々な問題が山積しているのが現状です。このような私たちが生きる日本社会の状況や世界の様々な地域における人の国際移動をめぐる越境的な社会プロセスとそれをめぐる政策について、「国際社会学」という視座から、学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。こうした問題に関心のある、知的好奇心旺盛な学生の皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

2021年3月23日(火)
 2021年4月に飯尾真貴子講師が赴任されます!
詳しくはこちら
2019年11月16日6(土)
 国際シンポジウム「21世紀の移民受入れ政策をめぐるスペインの経験と日本のこれから」を開催します。

アクセス

お問い合わせ先

政治学・国際社会学共同研究室
〒186-8601 東京都国立市中2-1一橋大学磯野研究館4階
℡:042-580-8803
e-mail: trans_soci AT soc.hit-u.ac.jp

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