卒論優秀作品(一橋大学社会学部田中拓道ゼミ)



※公共的・学術的価値を有すると思われる卒論とゼミ論を、著者の了解を得て公開しています。著作権は各執筆者に帰属しますので、あらゆる転載・二次利用はご遠慮くださるようお願いいたします。

2023年度卒論秀作

青田莉子「なぜ働き方改革がジェンダー経済格差是正に寄与しなかったのか―2010年代の政策決定過程分析を通して」

片岡卓也「日本における未婚化・晩婚化の経済的要因の分析」

小山太一「先進民主主義諸国におけるシルバー民主主義の克服―OECD各国と日本の都道府県分析を通じて」

田中翔梧「望ましい高齢者就業制度に関する研究―就業構造基本調査の分析を中心に」

ド・クオック・タイ「東南アジアにおける反汚職・腐敗の取り組み―市民社会運動による反汚職の効果と成功の条件」

2022年度卒論秀作

坂倉真惟「ロールズ正義論とケアの倫理の理論的統合―基礎づけ及びメタ倫理学的立場における対立の解消」

関口航平「「自由で開かれたインド太平洋」構想がヨーロッパに与えた影響―イギリスの外交・安全保障政策を例に」

2021年度卒論秀作

諏訪敦史「貿易自由化が支持される条件とは―貿易調整援助プログラムを事例として」

谷口文萌「移民による民族的多様性は福祉国家の連帯を衰退させるか―オランダとスウェーデンを事例として」

M中凪「現代における非本質主義的連帯の可能性―社会運動理論の統合と日米における事例研究」

望月凜之介「日本のコーポレートガバナンス政策はいかにしてCMEs政策からLMEs政策へ転換したか―コーポレートガバナンス改革の政治的要因」

2020年度卒論秀作

上原理緒「なぜ日本において労働市場の二分化が進んだのか―日本、デンマーク、スウェーデンにおける政労使関係の比較事例分析」

2019年度卒論秀作

木村将太「民主化の成否を分ける要因―中国と台湾の事例における「統治の正統性」の変動及びエリートと民衆の連携」

紺野佐保「なぜフランスのフレキシキュリティ政策は失敗したか―政労使関係に着目したデンマーク・オランダとの比較事例分析」

白石あずさ「なぜ日本において官民ファンドは機能不全に陥っているのか―官民ファンドにおける「成功」の条件と課題」

畑知弘「日本の二大政党制はなぜ瓦解したのか―選挙制度と政党組織の観点から」

藤田裕樹「政策過程における住民投票の受容要因―2010年代日本における課題とその乗り越え方」

2018年度卒論秀作

木村萌「ポピュリズムが現代デモクラシーに与える影響―ドイツ・デモクラシーの不安定化とドイツのための選択肢(AfD)台頭を事例に」

羽衣杉雄「〈保守主義レジーム〉における男性の家事・育児参加促進―〈普遍的ケア提供者モデル〉実現の政治的条件」

森健太郎「日本・韓国・ドイツの企業統治システムの比較政治経済学―コーポレート・ガバナンスの「国際的波及」による部分的収斂説と各国のガバナンス・モデルの再編・多様性維持に関する比較事例分析」

「租税抵抗を乗り越える政治的条件は何か―日本とスウェーデンの議会制度比較」

「日本の外国人労働者政策はなぜ不十分なままなのか―日韓比較と 1990 年代~2010 年代の政策決定過程分析」

2017年度卒論秀作

佐藤秀亮「仏独における極右ポピュリズム政党躍進の差異―戦略転換と既成政党の雇用改革が与えた影響」

白井成彦「フランスにおける選択的移民政策への移行の要因―EUの影響力拡大による「共和主義の変容」と「フランス社会の右傾化」」

長谷川皓己「2000年代の農政改革はなぜ不十分であったのか―農協の支持政党と農業コーポラティズムに焦点を当てた農業政策決定過程の研究」

守屋智大「首相によるリーダーシップの成否の分岐点―2000年代前半の日英独三内閣の比較を通じて」

「日本はなぜTPP11へと向かったか―コンストラクティビズム的アプローチの射程」

2016年度卒論秀作

鈴木まな実「社会的企業の法人格化を可能にする条件―日伊英の政治過程の比較」

「「改革派」首長の「改革」はなぜ頓挫したのか?―地域政党の分裂原因の検証」

2015年度卒論秀作

川口真「人間存在の平等―ポスト世俗化時代の規範の正当性根拠」

小泉莉紗子「日本の保育サービスはなぜ多様化しないのか―家庭的保育事業と保育所をめぐる政策過程分析」

原澤大地「現代における地政学理論の考察―中東・東欧の事例検証」

深江亮「医療政策決定過程における二極化構造の影響―日本医師会と厚生省の分析を通じて」

山口かおり「政治的タブーの克服と調整力―消費税制改正の成功要因とは」

山本直人「日本におけるNPOと政府の協働関係を築く要因」

「なぜ日本の教育格差是正策は定着しないのか―英米との政策過程比較」

2014年度卒論秀作

奥野大地「政治主導の条件――議院内閣制を機能させるために」

清原有希「生活保護制度における扶養義務維持・強化の要因――家族に関わる制度・規範・現実の相互関係」

酒井亮「自立支援政策の形成から見える生活保護行政の変化――ワークフェア化を規定しているアクターの存在」

中島寛和「マスメディアの政治的影響力の決定要因――いじめ問題に関する報道を事例として」

「世代間格差是正への政策転換の可能性――日英の党組織統一の比較から」

2013年度卒論秀作

石間英雄「政党組織と政党システム――1990年代以降の日本の政党システム」

上杉美紗子「日本における子育ての経済的支援の展開――児童手当・子ども手当の政策過程分析」

鴻巣圭一「ゆとり教育政策導入期の政治過程分析――教育政治の三極モデルを用いたアクターの動向の整理」

佐藤良輔「政治と社会の架橋――社会関係資本の日本的特徴による考察」

中田翔大「エンプロイアビリティの向上から見る日本の若者支援政策の現状と今後の展望」

松川文平「1980年代〜2000年代の労働政策過程の変容――トップダウン型の政策過程を左右するのは誰か」

2012年度卒論秀作

明石和之「地方分権改革を規定する政治過程要因の国際比較分析――1980年代以降の日本・欧州における改革過程の検証」

伊藤愛子「現代の日本における母子家庭の貧困――職業能力訓練による改善の可能性」

栗田朋美「社会的排除の視点から見るハルツ改革後のドイツ社会――労働市場と教育制度の関連性」

手嶌真吾「現代日本における代議制デモクラシーの機能低下要因――政治システム論と近代社会論を用いた政治過程分析」

●(サブゼミ)「政府主導の経済成長という幻想――産業政策から競争促進へ」

2012年度ゼミ論秀作(3年生)

石間英雄「政党組織からみる民主党政権の失敗」

佐藤良輔「日本の政治制度と社会関係資本――自民党一党優位の時代と現在との関連性を探る」

2011年度卒論秀作

「規制緩和の進展に関する政治過程分析――電気通信事業と電気事業を事例に」

「政官関係の比較政治学的分析――日本の政官関係が政権交代に対応するために」

伊藤智弘「政党の機能低下とその回復の試み――熟議民主主義と政党は統合できるのか」

尾野貴紀「ユルゲン・ハーバーマスの討議倫理学――道徳的普遍主義と道徳的相対主義の止揚の成否」

小島雄嵩「混迷する日本政治――経済的対立軸形成の阻害要因は何か」

山崎光「幻の保革逆転――日本における連合政権成立を阻害した要因」 (PDF)

2010年度ゼミ論文秀作(3年生)

今井裕基「日本の財政赤字――90年代以降、日本の財政赤字が縮小し得なかった要因の分析」

山崎光「日本社会党はなぜ社会民主主義化できなかったか――60年、70年代における社会民主主義化の可能性を探る」

井口知久「首相がリーダーシップを発揮しうる条件とは何か――小泉政権の考察を通して」


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