教員紹介

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森村 敏己 (もりむら・としみ)

教授 、1960年生
総合社会科学専攻:社会文化研究分野(社会思想)
総合社会科学専攻:歴史社会研究分野(社会史ヨーロッパ)

研究室:第1研究館1階1102
オフィスアワー:火曜13:30~14:30 (事前にメールで予約してください。)


主要研究領域

18 世紀フランス思想史、とくに奢侈論、商業と貴族

現在の研究テーマと今後の抱負

現在のテーマは18 世紀フランスの奢侈論争および「商業と貴族」。前者は奢侈をめぐって生じた論争を中心に、宗教道徳、貴族的価値観、倫理規範としての古代共和制といった諸要素が揺らぎ、再検討と批判の対象となっていく様相を探ることを目的としている。また、後者のテーマの狙いは、貴族が商業に従事することにの是非を問う議論を取り上げることで、革命前のフランス社会が直面していた課題を身分秩序との関連で理解することである。いずれもアンシャン・レジーム末期におけるフランスの社会的変化に思想史の方向からアプローチすることを目指している。

担当科目

大学院:

専攻 分野/科目群 番号 科目名 学期 曜日 時限
総合社会科学専攻社会文化研究分野4209社会思想史原典講読A春・夏4
総合社会科学専攻社会文化研究分野4220リサーチワークショップ通年集中 
研究科共通科目研究基礎科目4702社会科学研究の基礎 I秋・冬2
大学院ゼミナール

学部:

科目区分 番号 科目名 学期 曜日 時限
社会学科導入科目40119社会研究入門ゼミナール(森村 敏己)秋・冬4
社会文化研究分野42204社会思想A3
社会文化研究分野42309社会思想史原典講読A春・夏4
学部後期ゼミナール

学歴

1983年 3月 一橋大学商学部卒業
1983年 4月 一橋大学社会学研究科修士課程入学
1984年10月 ナント大学人文学部留学(85年 6月まで)
1986年 3月 一橋大学社会学研究科修士課程修了
1986年 4月 一橋大学社会学研究科博士課程進学
1988年10月 オート・ノルマンディ大学人文学部留学(89年 9月まで)
1990年 3月 一橋大学社会学研究科博士課程単位取得退学

学位

修士号(1986年 社会学修士、一橋大学)
D.E.A.(1989年 オート・ノルマンディ大学)

職歴

1990年 4月 一橋大学社会学部助手(91年 3月まで)
1991年10月 日本学術振興会特別研究員(93年 3月まで)
1994年10月 一橋大学社会学部専任講師
1996年 4月 一橋大学社会学部助教授
2000年 4月 一橋大学大学院社会学研究科助教授に配置替え
2006年4月 一橋大学大学院社会学研究科教授

主要業績
A.著書・共著等

・森村敏己編『視覚表象と集合的記憶』(編著), 旬報社, 2006.11.15
・森村敏己・山根徹也編『集いのかたちー歴史における人間関係』(共編著), 柏書房, 2004.5.30
・『アンシャン・レジームにおける貴族と商業−商人貴族論争(1756−1759)をめぐって−』, 一橋大学社会科学古典資料センター, 2004.3
・『記憶のかたち――コメモレイションの文化史』(共編著), 柏書房,, 1999
・『名誉と快楽――エルヴェシウスの功利主義』, 法政大学出版局, 1993

B.論文(94年以降)

・「知られざる文人たちの奢侈批判−1782年ブザンソン・アカデミー懸賞論文」『一橋社会科学』 2015年7月号, p.53-74, 2015.7
・「歴史の語り−史料が表象する過去−」見市雅俊編『近代イギリスを読む−文学の語りと歴史の語り−』, p.255-279, 法政大学出版局, 2011.4
・「戦争プロパガンダとナショナリズムの限界ー一八世紀フランスにおけるイギリス像ー」足羽與志子・濱谷正晴・吉田裕編『平和と和解の思想をたずねて』, p.148-171, 大月書店, 2010.6
・「商人貴族論の射程—貴族は有用な市民かー」『一橋社会科学』 2009年11月号, p.1-20, 2009.11
・「世論の社会史—十八世紀フランスの場合−」一橋大学社会学部編『市民の社会史—戦争からソフトウエアまで−』, p.77-110, 彩流社, 2008.11
・「教訓としての古代−商業的繁栄は亡国への道か?−」南川高志・小山哲編『近代ヨーロッパにおける人文主義の継承と変容−政治文化・古典研究・大学−』, p.119-132, 京都大学大学院文学研究科「ヨーロッパにおける人文学的知形成の歴史的構図」研究会, 2005.3
・「ふたつのユートピア――フェヌロンの『テレマックの冒険』」宮崎揚弘編『続・ヨーロッパ世界と旅』, p.2-33, 法政大学出版局, 2001.6
・「記憶とコメモレイション――その表象機能をめぐって」『歴史学研究』 通巻742号, p.184-191, 2000.10
・「挫折した王政改革の試み――フェヌロンの『統治計画案』」『一橋論叢』 第120巻第2号, p.83-99, 1998.8
・「フェヌロンの奢侈批判――キリスト教道徳と貴族イデオロギー」『社会学研究』 通巻36号, p.105-154, 1997.11
・「素人外交とその末――エルヴェシウスのプロイセン旅行」宮崎揚弘編『ヨーロッパ世界と旅』, p.226-257, 法政大学出版局, 1997.4
・「思想史研究という仕事」『一橋論叢』 第117巻第4号, p.71-87, 1997.4

C.翻訳

・「当世習俗論」(原著:シャルル・デュクロ), 中川久定・村上陽一郎編『十八世紀叢書 II 習俗・生き方の探求』, 国書刊行会, 2001

D.その他(94年以降)

〔口頭発表〕

・「制度の政治思想史—安藤裕介『商業・専制・世論—フランス啓蒙の「政治経済学」と統治原理の転換』(2014)を読む—」, 社会思想史学会, 2014.10, 明治大学
・「ヴァンデー風化を拒む過去ー」, 歴史と人間研究会, 2013.12, 一橋大学
・「アンシャン・レジームにおける「商人貴族論」の射程」, 日仏歴史学会, 2009.3, お茶の水大学
・「18世紀フランスにおける商業への眼差し」, 第76回公共哲学京都フォーラム「商人がひらく公共世界」, 2007.9, 京都フォーラム
・「教訓としての古代ー商業的繁栄は亡国への道か?ー」, 近代ヨーロッパにおける人文主義の継承と発展, 2005.3, 京都大学大学院文学研究科

〔書評・新刊紹介〕

・(書評) 安藤裕介著『商業・専制・世論ーフランス啓蒙の「政治経済学」と統治原理の転換ー』 (創文社, 2014.2.28), 『社会思想史研究』 通巻39号, 2015.9.30
・(書評) 安藤隆穂著『フランス自由主義の成立』 (名古屋大学出版会, 2007.2.28), 『西洋史学』 通巻229号, 2008.6
・(書評) 二宮宏之著『フランス アンシアン・レジーム論』 (岩波書店, 2007.3.23), 『史学雑誌』 第117巻第4号, 2008.4
・(書評) Jay M. Smith著『Nobility Reimagined: The Patriotic Nation in Eighteenth-Century France』 (Cornell University Press, 2005), 『日本18世紀学会年報』 通巻22号, 2007.6
・(書評) Michel Figeac著 L’automne des gentilshommes; noblesse d’Aquitaine, noblesse française au Siècle des Lumières (Honoré Champion, 2002), 『日本18世紀学会年報』 通巻21号, 2006.6.8
・(書評) Maxine Berg and Elizabeth Eger (ed.)著 Luxury in the Eighteenth-Century; Debates, Desires and Delectable Goods (Palgrave Macmillan, 2003) 通巻19号, 2004.6
・(書評) Jean Paul de Lagrave (ed)著 Madame Helvétius et la Société d’Auteuil (Voltaire Foundation, 1999), 『日本18世紀学会年報』 通巻17号, 2002.6
・(書評) 石井三記著『フランスの法と正義』 (名古屋大学出版会, 1999.2.20), 『日本18世紀学会年報』 通巻15号, 2000.7
・(書評) Ulrich Im Hoff著 The Enlightenment (Blackwell, 1993), 『日本18世紀学会年報』 通巻13号, 1998.7
・(書評) 川出良枝著『貴族の徳、商業の精神』 (東京大学出版会, 1996.7.5), 『歴史学研究』 通巻700号, 1997.8
・(書評) 啓蒙の世紀の光のもとでーディドロと『百科全書』ー著『中川久定』 (岩波書店, 1994.8.30), 『日本18世紀学会年報』 通巻11号, 1996.7

〔辞書・辞典等の項目執筆〕

・山本博文編『歴史学事典 9巻 法と秩序』, 弘文堂, 2002.2.15 (執筆項目:モンテスキュー, 627-628頁)
・小林道夫他編『フランス哲学・思想事典』, 弘文堂, 1999.1.30 (執筆項目:エルヴェシウス, 122-125頁)

〔一般雑誌等への論文・記事等の掲載〕

・「記憶をめぐる問題」『日本18世紀学会年報 15』, 2000
・「フェヌロンの奇妙な人気」『一橋大学社会科学古典資料センター年報 16』, 1996

研究プロジェクト等(94年以降)

受賞等

・渋沢・クローデル賞藤田亀太郎特別賞(『名誉と快楽――エルヴェシウスの功利主義』(法政大学出版局, 1993)に対して), 1994

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