在学生の皆さんへ

社会学部生向け特別セミナー“English Skills for Social Sciences” 開設

2011/08/04

社会学部


社会学部生向け英語科目 "English Skills for Social Sciences" 参加志願書 ダウンロード


 社会学部は、平成22年冬学期に、英語を使って社会科学を学習するための能力強化をするための特別セミナー“English Study Skills for Social Sciences”を独自に開設しました。
 23年度は、名称を若干変更し“English Skills for Social Sciences”単位認定科目として、新設科目として設置することになりました。このプログラムは、英語教育・国際交流で実績のあるBritish Councilと社会学部が提携し、単なる英語力・英会話力の増進ではなく、英語で社会科学的研究を理解し自らから表現しうる総合的な英語学力の強化を図るものです。この特別セミナーは、一橋大学海外派遣留学制度等よる留学経験者や今年度選抜された留学内定者が、留学中に培った英語力の維持や今後の留学中に社会科学科目を学習するのに必要な英語力の強化を目的とします。(大学での他の民間財団などによる長期留学経験者も排除しません) また、社会学部に在籍する外国人留学生(学部生)にも、英語で日本人学部学生と共に学習し、議論をしてもらいながら交流する機会としたいと思います。さらに、コミュニケーション・スキル科目の浸透を踏まえ、留学を予定していない一般学生も一定の学力がある場合、履修できることとしました。
 一橋大学海外派遣留学制度による留学は、多くの社会学部生に国際体験を通じて社会科学的な視野を広げるチャンスを与えてきました。しかし、折角の留学経験によって延ばすことができた英語で社会科学を理解し、それを使って自ら発信する能力を、帰国後十分に維持する効果的な場がありませんでした。また、留学が決定した学生にも、英語科目を多く履修する個人的努力以外は、留学先での社会科学的な講義・ゼミナールに対応するための特別な準備機会はありませんでした。今回のセミナーはこのような状況の改善への一つの試みです。
 この特別セミナーは、定員15人を目安とする少人数で、British Council の派遣する英語教育の専門資格をもった講師が、社会科学的テーマを取り上げながら、相当量の英文の効果的reading, 動画・音声資料も活用したlistening、教室でのdiscussion, presentation、課題によるwriting、という多様な方法を用いて英語力の総合的な向上を目指します。交換留学経験者の学力の維持・発展を大きな目標としますので、単に授業に出席するのではなく、かなりの予習・復習・課題の努力が必要となります。実際に社会科学を英語で学びうる力を維持・発展・強化したいという意志と熱意をもった学生を選抜して、編成していきたいと考えています。継続して出席したうえ課題を達成した学生には、通常の成績・単位認定とは別に、社会学部から修了証とBritish Councilからの成績評価証が授与されます。
 また、このセミナーの最後の段階では英語プレゼンテーションのスキルを向上されるセッションが用意されていますが、このトレーニングの上、優秀学生には公開の場での英語プレゼンテーションを行う機会を設ける予定です。このことを通じて留学の意義をより広く教員や留学に関心をもつ後輩諸君に示していければと考えています。

特別セミナーの基本的実施要領

クラス編成15名程度 ×1クラス
開講予定時間・場所金曜日第2時限・マーキュリータワー3406室 
参加対象者
(右記は全て社会学部生に限る)
①一橋大学海外留学制度による留学経験者
②同制度による今年度選抜された留学内定者
(上記の中で英語圏以外への留学のものはTOEFLの成績証明の提出必要)
③他の留学制度による大学留学経験者(最新のTOEFLスコアの提出と留学修学金を提供した財団からの承諾書などの選抜されたことを証明する書類が必要。ただし、留学期間が短期のものや語学研修に限定されるものは含まれない。基本的にone academic yearを海外で在学していること)
④2年生以上の外国人留学生及び交換留学生・日研生も歓迎
(非英語圏よりの留学生も歓迎する。その場合は2年以内のTOEFLスコアのコピーを添付すること)
⑤留学経験・予定のない社会学部生で、意欲と一定の英語コミュニケーション力のあるもの (TOEFL iBTで73点以上を目安とする)
テキストBritish Council が独自に作成したテキスト・音声・動画資料
選抜方法志願書のほかにA4一枚に志望動機書を英語で作成し、それを判断基準とする。志望動機書のフォームは、8月3日以降にダウンロード可能にする。

予定

実施日  
7月20日 一橋大学留学制度奨学生 選抜面接
7月27日 実施済み English Skills for Social Sciences説明会
12:20よりマーキュリータワー5階3508室

British Council 担当者、小井土教授、昨年度試行科目参加学生の説明
8月3日
(一橋大学留学制度・内定者発表後)
志願書・志望動機説明書ダウンロード開始(社会学部website) 十分準備して記入してください。
9月12日〜9月22日 志願書提出期間
フォームをダウンロードして、MS Word等で記入印刷の上、
9月22日正午までに政治学国際社会学共同研究室に志願書・志望動機書を提出のこと (受け取り担当は吉年助手)。
ただし、①②の一橋大学派遣留学生制度の帰国学生・留学予定者はフォームを記入の上でe-mailに添付して提出をすること。m.yoshitoshi@r.hit-u.ac.jp
件名欄にEnglish Skill for Social Sciencesを明記する。
それ以外のものは下記の書類を添付して、午前9時から午後5時までに同研究室に持参すること。ただし、12時から1時過ぎまでは昼食のために除く。一時不在 の場合は、
申し込み用紙提出の袋か箱に入れて提出でよい。
*ただし、8月の早い時期から提出期間まで海外に滞在し、かつインターネットでの接続が不確実なものは、事前に助手までその旨を連絡し、できるだけ十分余裕を見て郵送によって送付すること。それ自体問題のある場合も事前に助手まで連絡のこと。
同様の事態が生じた場合は、事後的でも構わないので小井土まで事情説明の連絡のこと。

追加書類
追加書類として各カテゴリーの応募者は以下のものを提出のこと
③その他の留学制度での留学経験者
TOEFL・TOEICの成績証明のコピー。および留学の承認を受けた奨学基金の授与の証明となる書類のコピー。
④外国人留学生
英語圏以外の出身者は、最新のTOEFL・TOEICの成績証明のコピー。英語圏出身者は
⑤意欲ある一般社会学部生
最新のTOEFL・TOEIC等の成績証明のコピー。コミュニケーション・スキル科目の受講歴を示してください。

③から⑤の選抜の目安としてTOEFLのスコアiBTで73 、Paper Basedの場合 540, TOEICのスコア700程度を大まかな基準とする。
9月27日火曜 第一次選抜後 面接対象者発表(学部ホームページに掲載)
面接時間・場所等もその際発表。
9月30日金曜
冬学期第1日目
10:35分〜13:30頃 志望者面接(第一次選抜で適正の人数となった場合でもレベルチェックと興味関心を把握するために実施。応募者多数の場合は第二次選 抜を兼ねて実施) 時間は各自10分程度で午前中心に実施し、順番・時間帯は日に発表する。
10月7日 授業開始
講義日は、10/7, 10/14, 10/21, 10/28 (11/4は一橋祭で休講) 11/11, 11/18, 11/25, 12/2. 12/9, 12/16. 12/23, (冬休み) 1/13 (センター入試前 だがマーキュリーでは開講可能), 1/20. 1/27、公開プレゼンテーション 2月8〜10日ごろ(仮予定)
以上合計15回
2月3 日 授業終了
2月8日-10日 公開英語プレゼンテーション実施(選抜された3名程度)
大学院生のなかで発信英語力(このEnglish Skillと類似したBCによる科目)受講生も合わせて参加を検討。
また、留学一般への関心を高めるために、一橋大学留学制度説明会と同じ日に実施することを検討している。

事前に基本的な疑問があるものは小井土あてにメールで(aki.koido@r.hit-u.ac.jp)質問すること。

社会学部生向け英語科目 "English Skills for Social Sciences" 参加志願書
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