下村 育世 (しもむら・いくよ)

特任講師

ジュニア・フェロー 

https://researchmap.jp/shimmon
研究室:第1研究棟1118
オフィスアワー:メールにてご連絡ください。

業績や職歴などの詳細は、上記サイトへ。


主要研究領域

近代日本宗教史、宗教学、宗教と文化

現在の研究テーマと今後の抱負

 近代日本の暦をテーマに研究をしています。
 通念的に、日本は明治改暦(明治6年)でグレゴリオ暦を東アジアで最初に採用し、近世から記載し続けた日の吉凶などの「暦注」を廃し、時の近代化をいちはやく成し遂げたと考えられてきました。しかし改暦以降の日本の暦も、宗教的世界観や政治的権威と密接に結びついて発展した他の文明圏の暦と同様、宗教や政治と強い関わりを持ち続けました。あまり知られていませんが、近代日本の暦は、先の敗戦まで一貫して政府から統制を受け自由な流通を許されず、官許を受けた「官暦」以外の暦は、編纂・製造・頒布を著しく制限され、見つかり次第、発禁・没収処分を受けています。私はこの暦の通行にかかわる制度について、伊勢神宮からの公的な頒暦などに見られる近代神社神道との制度的関わり、そして暦を国家的に統一することで結果する近代日本特有の<時の支配>に関心を持って研究を続けています。神社神道という日本の代表的な宗教伝統と暦の歴史的な関係を詳細に辿りながら、近代日本の国家と宗教の関係性について従来とは異なる視座から考察し、暦の研究を通じて日本宗教史の再構築を試みたいと考えています。

担当科目

社会学研究科・社会学部の講義情報・ゼミ情報詳細は本学学務情報システム(CELS)を参照してください。

学部:

科目区分 科目名 学期
社会学科導入科目導入ゼミナールⅠ
社会学科導入科目導入ゼミナールⅡ
社会動態研究分野宗教社会学 I

学歴

 

学位

 

職歴

 

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研究室所属の大学院生

博士後期課程:0 名
修士課程:0名




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