教員紹介
小西 正紘 (こにし・まさひろ)
専任講師
1992年生
総合社会科学専攻
歴史社会文化研究分野(ヨーロッパ史)
研究室:第1研究館1102
オフィスアワー:木曜3限(事前にメールで予約してください。)
主要研究領域
近代イギリス史・民衆史・政治文化論
現在の研究テーマと今後の抱負
【研究関心】
19世紀イギリスの民衆と彼らの政治文化(政治に対する認識や行動様式の諸相)について研究しています。当時は二大政党制や議会制民主主義が徐々に定着していったことが知られていますが、そうした時代にいまだ参政権を持たなかった(持つに値すると考えられていなかった)無名の人びとであっても、出版物を読んだり、請願に署名したり、集会や示威行進、暴動に参加したり、あるいは風刺画や儀礼的行為を通じてエリートを嘲笑してみたりといった、彼らなりの方法を通じて政治に関与しました。彼らにとっての「政治」は議会政治家や思想家が思い描くそれとは質が異なるかもしれませんが、そこに独自の営為が認められることは看過すべきではありません。事実、そうした民衆のエネルギーをいかに動員/統御/抑制するかという視点なくしては、統治における世論の力が無視できなくなりつつあった当時のイギリス社会を十分に理解することはできないはずです。
これまでは、改革団体に雇われた無名の弁士が全国を旅しながら開催した政治講演会という新興メディアの勃興、政治講演会を通じた穀物法撤廃運動への民衆の動員、そして民衆による自由貿易思想の受容について、主に研究してきました(詳細は下記researchmapを参照)。これからは、主に次の三つを順不同で研究していきたいと考えています。
(1)19世紀半ばのイギリスを中心に、ヨーロッパ諸国を巻き込んで活性化した平和運動
(2)英米を遊説した政治活動家のトランスナショナルなネットワーク
(3)政治・社会運動における音と音楽
【大学院進学を検討している方へ】
・学内外を問わず、ヨーロッパ史の研究者を志す学生を歓迎します。
・2026年度は6名の大学院演習参加者がいて、専門とする時代は中世から近現代、地域はドイツ、フランス、スコットランド、イタリア、アメリカと多様で、雰囲気も和やかです。
・演習は、主に参加者の個人報告と史料講読からなります。前者は、自身が進めているプロジェクトに対して教員と院生仲間からフィードバックを得られる貴重な機会です。後者は、英語で書かれた(骨のある)一次史料を参加者全員で訳読することで、歴史研究の基礎体力を鍛えることを目的としています。
・大学院への進学を検討していて、進学後に私の演習に参加する可能性があるという方は、上記のメールアドレスまで一度ご連絡ください。相談に乗ります。担当科目
社会学研究科・社会学部の講義情報・ゼミ情報詳細は本学学務情報システム(CELS)を参照してください。
大学院:
分野/科目群 科目名 学期 歴史社会文化研究分野 ヨーロッパ史 B(近現代) 秋・冬 大学院ゼミナール [ 2026年度版案内 ] 学部:
科目区分 科目名 学期 学部導入科目 導入ゼミナールⅠ 春 学部導入科目 導入ゼミナールⅡ 秋 歴史社会文化研究分野 ヨーロッパ史総論B 冬 学部後期ゼミナール [ 2026年度版案内(3年), 2026年度版案内(4年) ] 学歴
2011年3月:桐朋高等学校 卒業
2011年4月:一橋大学社会学部 入学(2015年3月 卒業)
2015年4月:東京大学大学院人文社会系研究科 修士課程 進学(2017年3月 修了)
2017年4月:同 博士課程 進学(2024年4月 修了)
2020年9月:Anglia Ruskin University, School of Humanities and Social Sciences, MPhil 留学(2022年8月 修了)学位
MPhil (History):Anglia Ruskin University
博士(文学):東京大学職歴
2023年4月-2025年3月:東京外国語大学 非常勤講師
2024年4月-2026年3月:東京大学大学院人文社会系研究科 助教
2025年4月-2026年3月:神奈川大学 非常勤講師業績一覧(researchmap のページへ移動します)
研究室所属の大学院生
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博士後期課程:5 名
修士課程:1 名 -
