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大学院社会学研究科・社会学部3,4年生対象英語研修プログラムAcademic English for Advanced Graduate Study 社会学研究科・社会学部「発信英語力A~F」

2023/02/21

2023年度
大学院社会学研究科・社会学部3,4年生対象英語研修プログラム
Academic English for Advanced Graduate Study
社会学研究科・社会学部「発信英語力A~F」


担当教員:橋本直子・猪飼 周平
e-mail:


1:プログラムの基本目的と特徴

 本プログラムは、ブリティッシュ・カウンシルの協力を得て、学術的なコミュニケーション能力の飛躍的向上をめざすプログラムです。
 これまで、日本の大学院教育においては読解を中心とし、基礎的な英語能力を大学院生がすでにもっていることを自明の前提とする傾向がありました。一方で、学術的な内容を英語で伝えあい、発信する能力を大学院レベルで訓練する努力は欠けていたと思われます。本プログラムは、学問的に汎用性の高い英語教育を供給することで、英語による学問的議論・口頭発表・論文執筆に不可欠なコミュニケーションおよび文章表現能力を段階的に養成することを目的とします。
 授業は原則8~12名の学生で編成し、ブリティッシュ・カウンシルの方法と講師(ネイティブの専門資格所持者)によって進めます。学外で受講した場合には受講料が大きな負担となりますが、少人数の授業環境で、しかも全員社会科学・人文科学を専攻する院生および大学院進学を目指す学部3,4年生(一部科目)で構成されたクラスで学習できることは、極めて恵まれた環境であるといえます。

*ブリティッシュ・カウンシルは、英国の公的な国際交流機関であり、世界的な英語教育の権威ある専門組織です。活動内容は http://www.britishcouncil.org/jp/japan-about-us.htm を参照してください。

2:プログラム運営の概要

 本プログラムは、①Discussion & Presentation(国際学会や留学先等で必要となる研究発表・応答・討議の技能を磨く。以下DPと略記)、②Academic Writing(留学の申請書類や学術論文などの文章表現能力を養成する。以下AWと略記)、という2種類の科目で構成され、それぞれ3段階(DP1、DP2、DP3、AW1、AW2、AW3)に分かれています。
 受講にあたっては申込・選考のプロセスがあります。
 中級(DP1、AW1)は、主に初めて発信英語力を受講する方のためのコースです。社会学研究科の院生だけでなく、大学院進学をめざす社会学部3,4年生も履修を申し込むことができます。
 中上級(DP2、AW2)は、DP1を修了した方がDP2を受講、AW1を修了した方がA W2を受講することが想定されています。なお、DP2はクラスレベルに達していればDP1を受講していなくても参加できますが、AW2の方は、すでにアカデミック・ライティングの基礎を学んでいることが前提とされていますのでご注意ください。
 上級コース(DP3、AW3)は、少人数での個人指導に重きを置いています。DP1~2、AW1~2を修了した人、またはレベルが合致している方を対象とします。(AW3はすでにアカデミック・ライティングの経験があることが前提とされています。)海外のジャーナルへの投稿や学会発表など具体的なニーズがある受講者が、1学期を通じて1つの論文やエッセイ、プレゼンテーションを完成させることを目指します。なお、受講者の状況によって適宜変更することがあります。

【コース構成】

履修科目名コース名英語力の目安
発信英語力ADP1中級(Intermediate)
発信英語力BDP2中上級(Upper Intermediate)
発信英語力CDP3上級(Advanced)
発信英語力DAW1中級(Intermediate)
発信英語力EAW2中上級(Upper Intermediate)
発信英語力FAW3上級(Advanced)

【時間割】

 春・夏学期 秋・冬学期
金曜2限発信英語力F(AW3)発信英語力C(DP3)
金曜3限発信英語力D(AW1)院・学部発信英語力A(DP1)院・学部
金曜4限発信英語力B(DP2)発信英語力E(AW2)
*各科目の詳細はCELSを参照のこと。

3:履修の手続き

【注意事項】

  1. 本プログラムは、社会学研究科の修士課程・博士後期課程院生(全科目)および社会学部3,4年生(発信英語力A(DP1)とD(AW1)のみ)を対象とします。他研究科・他学部の学生は受講できません。
  2. 本プログラムは社会学研究科(高度職業人養成科目)、社会学部(科目群外講義)の科目として開講します。
  3. 履修は原則的に各学期1科目ですが、意欲のある院生は2科目を挙げても構いません。その場合、それぞれの科目に優先順位をつけ(希望科目の欄に第一希望、第二希望と書いてください)、申込書は2部必要になります。
  4. 募集・申込は学期ごとに行います。秋冬学期については別途申し込みスケジュールがアップされます。
  5. 1)申込―2)教員による書類選考―3)講師によるレベルチェックの3段階を経て、最終的に受講者が決まります。
  6. 履修登録は、レベルチェックを経た後に原則的に事務の方でまとめて行いますので、ご自身では登録しないてください。
  7. このプログラムは社会学研究科・社会学部の特別予算で運営されていますので、履修登録せずに本コースの全体もしくは一部に出席すること、履修放棄すること等は原則として認められません(事情により受講を放棄する場合には、担当教員(橋本・猪飼)の許可を得ること)。

【申込から受講までの流れ】 ※学部生・大学院生共通
(1)申込み:4月4日(火)~4月10日(月)午後5:00厳守
 ブリティッシュ・カウンシルで適用している「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)https://www.britishcouncil.jp/sites/default/files/ees-cefr-jp.pdf」による「何ができるか」熟達度一覧を参照し、ご自分のスコア等の運用能力を考慮して申し込みください。
(C1=上級、B2=中上級、B1=中級、A2=準中級、A1=初級)
 申込書は、社会学研究科・社会学部ウェブサイトからダウンロードし、必要事項を記入して「発信英語力」アドレス宛てにEメールで提出してください。送信の際には、形式を次のようにしてください。

・送信先:
・件名:「発信英語力」申込書送付
・申込書ファイル名:学籍番号_科目記号(例:sm160000_A、4114000a_D)等
・氏名のローマ字表記:ファミリーネーム(すべて大文字)+ファーストネーム(最初のみ大文字) 例:HITOTSUBASHI Taro

(2)書類選考結果:12日(水)午後通知
 このプログラムへの参加者は、少人数授業としての質を維持するために1クラス最大12名を原則とし、申込書の内容をもとに担当教員が選考を行います。選考は、申込書に記された志望動機と活用目的の整合性、目的の切実度、英語の基礎的表現力で判定します。学部3,4年生の場合は、大学院進学に向けての学修計画も加味します。
 選考結果はメールにて通知します。

(3)講師によるレベルチェック:14日(金)初回授業内
 書類選考通過者は全員、初回授業でブリティッシュ・カウンシルの講師によるレベルチェックに参加します。これによって英語運用能力を判定します。場合によっては受講クラスの変更または辞退を検討してもらうこともあります。
 最終的な受講者が決定した後、受講者には教員より連絡が行きますが、履修登録は原則的に事務で代行します。

4月4日(火)~4月10日(月)PM 5:00申込期間
4月12日(水)午後書類選考結果の連絡(Eメールにて)
4月14日(金)2限 F(AW3)
    3限 D(AW1)
    4限 B(DP2)
授業開始:ブリティッシュ・カウンシル講師によるレベルチェック(科目毎)


大学院社会学研究科・社会学部3,4年生対象英語研修プログラム
Academic English for Advanced Graduate Study
社会学研究科・社会学部「発信英語力A~F」
 2023年度 受講申込書(春夏学期)

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