大学院進学をめざす方へ

大学院入試

 大学院入試は、修士課程が年2回(秋期と春期)、博士課程が年1回(春期)行われます。詳細は、下記の社会学研究科のウェブサイトをご覧ください。

 入試に先立って社会学研究科の説明会が開催されます。教育学部門の専任教員も出席しますので、志望者はそこに参加することをお勧めします。また、それとは別に大学院への進学について相談したい場合、教員と個別に面談することも可能です。
右記までご連絡ください。mail

大学院での研究生活

 修士課程では、博士課程に進学して研究者となる者、専門性を持つ高度職業人として企業や公的機関で仕事をする者、これら両方の養成を行います。講義を受けるとともに、指導教員などのゼミナールに参加します。それと並行して、修士論文の準備を進め、2年目にはリサーチ・ワークショップで報告を行い、人間・社会形成研究分野の教員の集団指導を受けながら執筆します。
 博士課程では、研究者として、独創的で先端的な研究を行う能力を発展させていきます。ゼミナールなどの場で教員や他の院生の助言を得て、博士論文の準備を進める一方、学会誌などに論文を投稿することが推奨されます。また、TA(ティーチング・アシスタント)やRA(リサーチ・アシスタント)に採用されることで、教育者・研究者としての訓練を受けます。そして、学位論文計画書、次いで学位請求論文を提出し、審査を経て、博士の学位が授与されます。
 なお、博士の学位を取得した方、あるいは審査中で取得見込みの方は、社会学研究科が2年の任期で採用するジュニアフェロー(特任講師)に、一定の条件で応募することができます。この職は、常勤の大学教員になるための重要なステップとして位置づけられています。

大学院生への研究支援

 まず研究スペースについてですが、希望する院生に対して、東キャンパスのマーキュリータワーの低層棟にある院生研究室に、2名共同で利用する机(本棚付)が提供されます。24時間利用可能で、LANも完備されており、そこから図書館が契約しているデータベースが利用できます。
 一橋大学の附属図書館は、社会科学を中心に約182万冊の蔵書を擁する日本有数の大学図書館です。雑誌や電子ジャーナルも充実しています。院生は、30冊の本を2ヵ月間(学習用図書は2週間)借り出すことができます。書庫内にも自由に立ち入ることができ、文献調査に適した環境にあります。図書の購入リクエストは、1年間で20冊、30万円まで可能です。また、大学で発行されるアカウントを用いれば、電子ジャーナルやデータベースへのアクセスが可能です。また、学外の図書などから現物貸借を行う際、費用の公費負担サービス(1人5冊まで)を利用することができます。
 そのほか、コピーカードが毎年配布されます(2011年度は800枚分)。学会で報告する際には、旅費を支援する制度もあります。

キャリア支援と留学支援

 本学では2011年度、キャリア支援室のなかに大学院部門を設置し、院生に特化した進路支援を強化しました。これは全国で初めての試みです。大学院部門は、「進路支援エリア」と「高度職業人養成エリア」の二つから構成されています。このうち「進路支援エリア」では、研究活動の支援だけでなく、進路選択や就職に関する支援も行っています。修士課程修了後に就職する院生への個別支援や、競争的資金獲得のための講習会なども積極的に行っています。また、「高度職業人養成エリア」では、社会科学の専門職業人として必要なスキルを磨くための科目を提供しています。例えば、ブリティッシュ・カウンシルのメソッドと講師による英語研修プログラムや、大学教員を目指す博士後期課程の院生の教育技能を強化するためのティーチングフェロー・トレーニングなどが行われています。

 また、留学支援も充実しています。特に一橋大学海外派遣留学制度によって、大学間学生交流協定校へ留学することができます。詳しくは、下記のページを参照してください。

生活支援・その他

 大学院生に対する各種生活支援・その他の情報については、下記の一橋大学のページをご覧ください。

*上記の情報は、2012年1月現在のものであり、変更される場合があります。ご注意ください。