雑誌『<教育と社会>研究』

第1号(1991)  第2号(1992)  第3号(1993)  第4号(1994)  第5号(1995)
第6号(1996)  第7号(1997)  第8号(1998)  第9号(1999)  第10号(2000)
第11号(2001)  第12号(2002)  第13号(2003)  第14号(2004)  第15号(2005)
第16号(2006)  第17号(2007)  第18号(2008)  第19号(2009)  第20号(2010)
第21号(2011)  第22号(2012)  第23号(2013) 第24号(2014)  第25号(2015)
第26号(2016)  第27号(2017)  第28号(2018)  第29号(2019)  第30号(2020)
第31号(2021)  第32号(2022) 第33号(2023)

雑誌『〈教育と社会〉研究』掲載論文の倫理的問題にかんするガイドライン

第33号 2023年

【特集】〈私〉の戦後教育学/戦後教育史の読みかた

  • 田中昌弥 戦後教育学における相対化の契機とその展開−堀尾輝久の教育学を中心として−
  • 桑嶋晋平 国民教育研究所における国民教育論の系譜−森田俊男は上原専禄の国民教育論をいかに展開したのか−
  • 永田和寛 方法としての生活綴方−中内敏夫の戦後教育学批判−
  • 香川七海 科学史学者・板倉聖宣による科学教育としての「楽しい授業」論−戦後教育史研究と教科教育史研究を交叉させて−

【論文】

  • 松田洋介 教育機会拡大期における中学校技術教育の課題の変容ー1960−70年代の技術教育研究会に焦点をあててー
  • 佐川佳之 ネットワークを通じたオルタナティブスクールの<教育>言説の構成ーバーンスティン理論による事例分析ー
  • 田野倉和子 「普通」の学校生活を求めた不登校生徒の不登校経験に対する意味づけー不登校特例校卒業生に注目してー

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第32号 2022年

【特集】戦後教育学の批判的継承の行方

  • 神代健彦、谷川由佳、菊池愛美、原田玄機、三谷高史、南出吉祥、河合隆平、渡邉綾 座談会『民主主義の育てかた』の意図と到達点
  • 後藤篤 戦後教育学をめぐる「落ち着きのなさ」ー理論と実践の緊張関係、あるいは隔たりー

【研究ノート】

  • シャオランカ 青海省チベット族地域における民族教育ー教育の担い手がもつ可能性ー

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第31号 2021年

【特集】「境界線の学校史」の射程

  • 木村元、江口怜、濱沖敢太郎、呉永鎬、神代健彦、松田洋介、山田宏、前田晶子 座談会『境界線の学校史―戦後日本の学校化社会の周縁と周辺』の意図と 到達点
  • 大門正克 書評:木村元編『境界線の学校史―戦後日本の学校化社会の周縁と周辺―』
  • 木村元、神代健彦、江口怜、呉永鎬 「教育の経験」を問いなおすために―大門正克氏の『境界線の学校史』書評への応答―
  • 倉石一郎 アガンベンから読み解く公教育における〈包摂と排除〉問題
  • 農中至 「境界線の学校史」という視角は社会教育研究になにを問いかけるのか―北部九州産炭地社会教育史研究の視点から―

【論文】

  • 檀上祐子 ブラジル「コロニア版日本語教科書」と佐野保太郎
  • 宮盛邦友 戦後教育学における「政治」概念の二重性 ―「『政治』から『子ども』へ」(堀尾輝久)の前提的意味―
  • 渡辺由美子 1924年の「副教科書問題」と信濃教育会―小池直太郎の副読本論に着目して―

【研究ノート】

  • 秋元波 ラオス・アカ族の人々と学校の関わり―少数民族の教育問題を問い直す―

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    第30号 2020年

    【特集】〈教育と社会〉研究会の30年––––思い出とこれからの展望

    • 久冨善之 『〈教育と社会〉研究』の創刊とそれから
    • 長谷川裕 『〈教育と社会〉研究』創刊の頃と「創刊の辞」
    • 仲嶺政光 家族と教育の社会史研究に用いる史資料の検討―比嘉春潮の日記と自叙伝を事例に考える
    • 前田晶子 「〈教育と社会〉の学」における「形成」問題
    • 福島裕敏 「アドバイス制」というオルタナティブ
    • 荒木和華子 教育と社会の間を問う試み―個人史的振り返りと展望
    • 木下江美 〈教育と社会〉研究会30周年に寄せて―研究方法論・方法の議論から
    • 中澤篤史 『〈教育と社会〉研究』への寄稿経験を振り返って
    • 樋口くみ子 〈教育と社会〉研究』の思い出と今後の研究会に向けて
    • 木村元 人口・ペダゴジー・境界線―教育制度の社会史の構想と展開
    • 山田哲也 研究会をめぐる思い出―2000年前後の活動を回顧する
    • 『〈教育と社会〉研究』 創刊の辞 再掲
    • 『〈教育と社会〉研究』 創刊号~第29号 総目録

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    第29号 2019年

    【特集】教えと学びのカテゴリー―「教科」再考

    • 本田伊克 教科の構築と再編―その社会学的考察と展望―
    • 山田宏 教科としての「職業」―高等学校普通科における職業教科の系譜―
    • 小林陽子 家庭科教育と新しい能力

    【論文】

    • 栗原和樹 「子どもの貧困」をめぐる教師と福祉関連機関との連携―教師によるゲートキーピングと教員文化に着目して―
    • 仲嶺政光 戦後日本における前期中等教育の初期段階秩序―沖縄県金武中学校の場合―
    • 原田玄樹 養護学校義務化以後における軽度知的障害児の現象―特殊教育はどのような知的障害児を対象としてきたか―
    • 吉原大貴 教師の教育観と反省の研究―通常学級における特別な支援を要する子どもへの実践事例から

    【研究ノート】

    • 太田昌志 家庭内の経済的資源分配からみる子どもの教育格差―消費生活に関するパネル調査を用いた小学生から高校生の学校外教育費の分析―
    • 水野進 B・バーンスティンの<教育>言説の再構成―その構造的・構築的特性と変容の契機に焦点化して―

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    第28号 2018

    【論文】

    • 太田昌志 子どもの投票意欲と内的政治的有効性感覚―小学生から高校生の親子データの分析―
    • 松浦加奈子 新聞報道における「発達障害」の概念分析―教師・保護者・発達障害児の振る舞いに関する概念の使用の変化に着目して―
    • 渡邉綾 学校教育としての農業体験はいかにつくられるのか―公立小学校における農業体験学習の分析を通じて―
    • 渡辺由美子 1920年代前半における茨城県教育会と大正新教育

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    第27号 2017

    【特集】〈公共社会と教育〉再考―中内敏夫の研究を踏まえて

    • 木村元 〈公共社会と教育〉を再考するために
    • 前田晶子 教育の社会史が教育原論をどう豊かにしたのか―中内教育学が拓いた地平から「発達」概念を再考する―
    • 菊池愛美 生活綴方と到達度評価をつなぐもの―中内敏夫の学力保障論に着目して―
    • 青木利夫 「公共空間」としてのメキシコの農村学校―国家と教師と共同体の関係史―
    • 斉藤里美 教育とエンハンスメントの社会学―「よりよくなる」ことが公教育の目的か―

    【論文】

    • 呉永鎬 名古屋市立朝鮮学校の設置・存続・廃止―日本の公教育像を再考する―
    • 後藤篤 生活指導の思想史序説―1920‐1930sにおける生命主義の問題―
    • 山田宏 1970年代以降の高校職業教育政策の形成と実施―「基礎・基本」の重視をめぐる議論とその実態―

    【書評】

    • 小玉重夫・福島賢二・山本宏樹・原田玄機・横山陸 書評:田中拓道[編]、法政大学出版局、2016年刊 『承認――社会哲学と社会政策の対話』を読む

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    第26号 2016

    【追悼文】

    • 木村元 追悼中内敏夫先生—その学問を振り返る

    【特集】 争点:多様な学び保障

    • 山本宏樹 教育機会確保法案の政治社会学─情勢分析と権利保障実質化のための試論─
    • 樋口くみ子 教育支援センター(適応指導教室)の「整備」政策をめぐる課題と展望
    • 江口怜 夜間中学政策の転換点において問われていることは何か—その歴史から未来を展望する—
    • 山野上麻衣 学びたい場で学ぶ自由をいかに支えるか—外国人の子どもの公立学校・外国人学校の選択をめぐって—
    • 丸山英樹、太田美幸、二井紀美子、見原礼子、大橋知穂 公的に保障されるべき教育とは何か—ノンフォーマル教育の国際比較から—
    • 南出吉祥 フリースクールの位置づけをめぐる教育実践運動の課題

    【論文】

    • 大西 公恵 1950年代初期における職業・家庭科のカリキュラム編成−長野県飯田市立飯田東中学校の事例を通して−

    【書評】

    • 藤浪海 書評:三浦綾希子著『ニューカマーの子どもと移民コミュニティー—第二世代のエスニックアイデンティティ』
    • 山田宏 書評:片山悠樹著『「ものづくり」と職業教育—工業高校と仕事のつながり方』

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    第25号 2015

    【特集1】 比較発達社会史の射程

    • 【座談会】『 生活世界に織り込まれた発達文化―人間形成の全体史への道』の意図と到達点 青木利夫、関啓子、柿内真紀、三浦綾希子、呉永鎬、太田美幸、金子晃之、神谷純子、木村元(コメンテータ )
    • 太田美幸 住環境の文化史から〈近代の人づくり〉を読み解く
    • 山野上麻衣 不就学からの再出発─ブラジル人の子どもたちの経験から─

    【論文】

    • 池田雅則 判任文官たりえる資格─1913年改正「文官任用令」までの官吏任用制度─
    • 大西公恵 新制中学校設立初期における学校経営と生徒指導─飯田東中学校の教科教室制を通して─
    • 仲島愛子 「産婆看護婦学校」の研究─『昭和産婆看護婦学校』の名簿・学籍簿の分析から─

    【書評】

    • 菊地愛美 書評:小林千枝子著『戦後日本の地域と教育―京都府奥丹後における教育実践の社会史―』
    • 高山智樹 書評:杉田真衣著『高卒女性の12年―不安定な労働、ゆるやかなつながり』
    • 福島裕敏 書評:木村元著『学校の戦後史』
    • 三好 文 書評:倉石一郎著『アメリカ教育福祉社会史序説―ビジティング・ティーチャーとその時代』

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    第24号 2014

    【特集1】 格差と包摂のダイナミクス

    • 倉石一郎 公教育における包摂の多次元性─高知県の福祉教員の事例を手がかりに─
    • 蓑輪明子 書評:長谷川裕編『格差社会における家族の生活・子育て・教育と新たな困難―低所得者集住地域の実態調査から―』

    【論文】

    • 牛木純江 戦後の地域における人間形成と学校化―盛岡生活学校の成立と展開から―
    • 飯島裕子 ・ 濱沖敢太郎 高校中退経験者が抱える困難と不安―家族や公的な支援機関との関係に着目して―

    【書評】

    • 井上直子 書評:加藤公明・和田悠編『新しい歴史教育のパラダイムを拓く―徹底分析!加藤公明の「考える日本史」授業―』
    • 中村清二 書評:中澤篤史『運動部活動の戦後と現在―なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか―』
    • 山田哲也 書評:倉石一郎 『包摂と排除の教育学―戦後日本社会とマイノリティへの視座―』

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    第23号 2013

    【特集1】 いじめ論はいかに深化しうるのか

    • 山口直也 いじめ問題に対する少年司法の課題 ―いじめ防止対策推進法の成立に寄せて―
    • 山本宏樹 いじめに対する懲戒的学校教育実践の理念とその批判 ―ヘルバルト・伝統的教育・ゼロトレランス―
    • 戸田有一・青山郁子・金綱知征 ネットいじめ研究と対策の国際的動向と展望
    • 宮川正文・竹内和雄・青山郁子・戸田有一 ネット問題とネット相談掲示板実践

    【 特集2】 高校無償化制度と朝鮮学校

    • 田中宏 朝鮮学校の戦後史と高校無償化
    • 呉圭祥 書評:小沢有作『在日朝鮮人教育論歴史篇』
    • 呉永鎬 書評:金徳龍『朝鮮学校の戦後史[増補改訂版]1945-1972』
    • 中島智子 朝鮮学校の二つの仕組みと日本社会 ―〈自己完結統一システム〉と〈朝鮮学校コミュニティ〉に着目して―
    • 永山聡子 書評:宋基燦『「語られないもの」としての朝鮮学校 ―在日民族教育とアイデンティティ・ポリティクス―』
    • 児島明 教育機関としてのブラジル人学校
    • 坪田光平 書評:大西仁・吉原直樹監修、李善姫・中村文子・菱山宏輔編 『移動の時代を生きる―人・権力・コミュニティ―』

    【論文】

    • 井上直子 「女子公民科」再考 ―公民科教授要目改訂以降の教科書を分析対象として―
    • 加藤加奈子 教師ストラテジーの構成過程 ―理想の教育観と現実の子どもたちへのパースペクティブに着目して
    • 後藤篤 峰地光重の「文化的慣習」論と生活訓練 ―生活指導の訓練論的展開に関する考察――
    • 中澤篤史 学校運動部活動と戦後教育学/体育学 ―なぜスポーツは学校教育へ結びつけられるのか――

    【研究ノート】

    • 金子聡 堀尾輝久「教育における正義の原則」のオルタナティブの模索 ―黒崎勳と小玉重夫の研究に着目して――

    【書評】

    • 呉永鎬 書評:関啓子『コーカサスと中央アジアの人間形成 ―発達文化の比較教育研究―』
    • 樋口くみ子 書評:加藤美帆『不登校のポリティクス―社会統制と国家・学校・家族―』

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    第22号 2012

    【特集】比較教育研究の地平

    • ユルゲン・シュリーヴァー 儀式による教育―革命(後)社会における公共空間での演出と感性論的な意識形成―
    • 小谷 英生 カントの教育思想―学校教育に対する道徳化の役割について―

    【論文】

    • 呉 永鎬 朝鮮学校の教育の成立過程に関する教育学的研究―その理念、内容、場の検討から―
    • 木村 元 学校化社会への過渡的様態としての「村を育てる学力」―その土壌と葛藤―
    • 濱沖 敢太郎 教育困難校における生徒の個別性と集団性―定時制X校の登校指導における非ジレンマ的な関係に着目して―

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    第21号 2011

    【論文】

    • 木下 江美 東ドイツ地域における転換期と教育研究の課題
    • 中澤 篤史 運動部活動のあり方に対する日本教職員組合の見解に関する考察―教育研究全国集会(1951−1989)における各都道府県報告書を資料として―

    【書評】

    • 小山田和代 書評:「環境教育を学ぶ人のために」―「環境のための教育」を実践するためのテキスト―
    • 菊地 愛美 書評:橋本紀子・木村元・小林千枝子・中野新之祐編『青年の社会的自立と教育』
    • 中澤 篤史 書評:友添秀則著『体育の人間形成論』
    • 山田 哲也 書評:久冨善之・佐藤博編著『新採教師はなぜ追いつめられたのか』

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    第20号 2010

    【特集】<教育と社会>学を考えるために

    <論文>

    • 久冨 善之 学校教育の担い手としての教師と教員集団―「教員社会・教員文化」論・再考―
    • 木村  元 教育制度の社会史研究への覚え書き―<教育と社会の学>の課題とのかかわりで―
    • 中田 康彦 「開かれた学校づくり」にみる教育と社会の関係性

    <書評>

    • 加藤 久子 書評:関啓子・太田美幸編『ヨーロッパ近代教育の葛藤』
    • 中澤 篤史 書評:藤田和也著『養護教諭が担う「教育」とは何か』
    • 本田 伊克 「学力」はだれのためのものか―中内敏夫『学力の社会科学』を読んで―
    • 松田 洋介 <学校から職業社会へ>の黎明期にみるペダゴジーの地殻変動―木村元編著『人口と教育の動態史― 1930 年代の教育と社会』を読む
    • 三谷 高史 日本環境教育研究史の―里塚―書評:藤岡貞彦編『<環境と開発>の教育学』―
    • 山本 宏樹 教職倫理と教師研究の倫理―久冨善之編著『教師の専門性とアイデンティティ』を読む―

    【研究ノート】

    • 仲島 愛子 看護職の社会史叙述に向けて―ケアの視点についての考察―

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    第19号 2009

    【特別寄稿】

    • 久冨 善之 学校文化論への一つの接近―『<教育と社会>研究』と歩んだ18 年を踏まえつつ―
    • 木村  元 人間形成の評定尺度と教育論争史研究―国民学校論争の検討にむけて―
    • 本田 伊克 <学校知識の社会学>の展望―教育の社会性と実践性をとらえる―

    【論文】

    • 神代 健彦 私立青年学校の拡大―公立との差異を念頭に―
    • 佐川 佳之 フリースクール運動のフレーム分析―1980~1990年代に着目して―
    • 二宮  祐 コンピテンシー政策の政策移転―「社会人基礎力」を事例として―
    • 布川あゆみ 受け入れ社会のまなざしと移民のまなざしの交錯―ドイツにおける移民の子どもの「学力」を媒介に―

    【研究ノート】

    • 白松 大史 雑誌『奄美』の1920 年代―奄美研究への可能性と「社会評論」に注目して―

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    第18号 2008

    【 特別寄稿 】

    • 藤田 和也 実践から理論を生成する方法試論―養護教諭実践論の構築に向けて―
    • 山中 冴子 インクルーシブ教育からみる通常学校改革に関する一考察―教育実践の創造を要として―
    • 久冨 善之 「学級」という集団構造と「いじめ」問題―<同一年齢原理>再考―

    【論文】

    • 湯田 拓史 学校設置にみる「教育の公共性」―都市学区における教育秩序の形成過程―
    • 神代 健彦 青年訓練所の教育実践理論―青訓主事石田利作の言説における職業・生活・軍隊―
    • 岡田 泰平 アメリカ植民地期フィリピンの公立学校教育における中央集権的性格―アメリカ人教育官僚の理念と教育行政組織を中心に―
    • 松田 洋平 職業教育という<教育>言説―バーンスティン理論からみる職業教育の機能と様態(1)―
    • 福島 賢二 教育機会の平等研究の焦点―再配分と承認を巡る論争を手がかりに―
    • 三谷 高史・小山田和代・関 啓子 日本の環境教育研究の動向

    【研究ノート】

    • 大西 公恵 『学校と家庭』の展開―教師と「父兄」の関係性に着目して

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    第17号 2007

    【 論文 】

    • 山崎 鎮親 アイデンティティの<市場化>とセラピー的物語的アイデンティティの行方
    • 荒井 英治郎 戦後私学の条件整備法制の形成―「私立学校振興会法」の制定をめぐる政策過程に着目して―
    • 木村 元・本田 伊克 新制中学校における制度化されたペダゴジーをめぐる諸相―1950-60年代の数学教育言説に着目して―
    • 二宮  祐 産業医科大学設立の政策過程―専門医、卒前教育をめぐる対立に着目して―
    • 仲島 愛子 看護におけるケアリング実践の困難からの考察―中堅看護師研修レポートの分析から―
    • 太田 美幸 「新しい社会運動」のなかの成人学習―スウェーデン女性運動によるラディカル成人教育の実践―

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    第16号 2006

    【特集】地域と教育

    • 加藤 一五 (インタビュー)小さな町の大きな挑戦
    • 木村  元 漁村における草創期の新制中学校―茨城県磯浜中学校の場合
    • 篠田 一希 大洗町立第一中学校の歴史的展開と親・地域・PTA―進路問題と非行問題を中心に
    • 久冨 善之 「地域社会と学校」の文化論的課題

    【論文】

    • 遠藤 吉郎 「新学力観」と授業スタイルの転換?―苅谷剛彦氏ら教育社会学者グループへの一批判
    • 奥村 育栄 ある労働者夫妻の人生の軌跡と次世代の育み―マレーシアのインド人プランテーション労働者に着目して
    • 木村 元・本田 伊克 メタ・ペダゴジーをめぐる諸問題―人間形成論の新動向とペダゴジー
    • ぐんじ てるみ(郡司 英美)教育のエスノグラフィーにおけるねじれについて―オーバー・ラポールとしての教育をどう描くか
    • 杉田 真衣 性を語る授業実践の困難と可能性―大東学園高校「性と生」の授業の検討を通して
    • 福島 賢二 教育における機会の平等の一考察―「能力」概念に着目して
    • 星元 利夫 教師生徒関係の[問題化→再構築]過程に関する社会学的研究―問題化言説の変遷に関する理論的検討と若干の実証的考察
    • 眞原 里実 教師は「個人主義」か?―現代の教師と教師間関係変容要請

    【研究ノート】

    • 金子 聡 フェアな社会における教育の正義に関する一試論―アマルティア・センの平等論を手掛かりにして
    • 高橋 幸恵 実践記録の文学性

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    第15号 2005

    【特集】教育改革と教師(続)

    • ゲイビー・ワイナー 個別性のなかの類似性か、それとも、類似性のなかの個別性か?―ヨーロッパにおける教師教育と専門職能開発
    • デヴィッド・ハルピン ユートピア教育経営とリーダーシップ
    • 中田 康彦 1990年代以降の合衆国における教師奨励をめぐる議論動向

    【論文】

    • 遠藤 吉郎 有馬郎人は、大学生の学力低下を論証し得たか?―「多様化・個性化」政策下における「日本型高学力」の問題への一視角
    • 木下 江美 転換期のライフヒストリー研究の枠組みに関する一考察―フレルマンの社会化概念の検討から
    • 木村  元 1950年代の教育におけるプラクシスの論理の諸相―新制中学校における<学校―職業社会>問題に注目して
    • 高橋 幸恵 民間教育研究運動の多様性と自由―1950年代、兵庫県但馬地域の生活綴方サークルを中心に
    • 武石 典史 東京府における中学校受験競争問題と私立中学校―大正中後期~昭和初期の入学難実態とその解決策
    • 二宮  祐 教育政策研究における政策過程アプローチの検討―「政策の窓」モデルの可能性
    • 山崎 鎮親 物語と消費(2)―<私>と物語、あるいは<教育>アイデンティティを紡ぐ困難

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    第14号 2004

    【特集】教育改革と教師

    • リスベス・ランドール スウェーデン:分権、規制緩和、擬似市場 ― それから何が?
    • アンドリュー・ギットリン 教師による意思決定を脅かすもの ―過密化の脅威
    • 久冨 善之 評価、競争、教員文化 ― 「教育改革と教師」の課題論に寄せて
    • 特集「教育改革と教師」を企画するにあたって

    【論文】

    • 山崎 鎮親 物語と消費(1) ― 学校知識問題への物語論的、消費社会論的接近
    • 坪谷 美欧子・小林 宏美・五十嵐 素子 ニューカマー外国籍生徒に対する多文化教育の可能性と課題―神奈川県S中学校の選択教科「国際」における取り組みから 
    • 小林 純子 学校選択制度と教育の正統(正当)性 ―学校選択制度の比較研究に向けて

    【研究ノート】

    • 木村  元 教育人口動態史研究の射程―<教育と社会>研究への一アプローチ

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    第13号 2003

    【巻頭特集】中内教育学が提起するもの

    • 中内 敏夫 (インタビュー)<教育>の理論とは何か―フォーク・ペダゴジーとメタ・ペタゴジー―
    • 長谷川 裕 中内敏夫の<教育>の理論は、<教育>における競争とどのように対峙しているか
    • 木村 元・仲嶺 政光・前田 晶子 民衆心性の歴史的展開と<教育>―中内敏夫著『民衆宗教と教員文化』を読む―

    【論文】

    • 荒木 和華子 米国再建期における解放民教育再考―ウィリアム・ペン学校教師による黒人コミュニティ理解を中心に―
    • 太田 美幸 スウェーデンにおける学習サークルの形成と組織化―「生涯学習社会」の組織的・思想的基盤に関する一考察
    • 竇 心浩 中国における高等教育拡大の地域間格差について

    【研究ノート】

    • 大西 公恵 1920年代『伸びて行く』の展開―学習読物による「学習」の組織化―

    【書評】

    • 藤岡 貞彦 佐藤一子著『子どもが育つ地域社会』を研究しよう

    【特集】比較教育研究の新しい地平

    • ユルゲン・シュリーバー 社会間関係と準拠社会の構築/近代化プロセスと外在化―比較教育研究の批判的再定義のために―
    • 鈴木 慎一 ホームズ比較教育(論)の前哨―個人史的メモワール―
    • 沼田 裕之 教育的伝統の連続と断絶―比較文化・思想史研究の観点から―

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    第12号 2002

    【特集】『中内敏夫著作集』出版完結記念

    • 太田 素子 比較発達社会史研究の開拓した地平(覚え書き)―『中内敏夫著作集』全8巻の刊行によせて―
    • 小林 亜子 「未だ名付けられざる歴史学」の歴史―フィリップ・アリエスと「心性」・「集合的非意識」・「表象」の歴史

    【論文】

    • 山崎 鎮親 主体の個人化からアイデンティティと実践へ―イギリス<サブカルチャーと教育>理論史研究:1980年代以降(その1)―
    • 松田 洋介 1970年代高等学校政策の再検討―職業教育と普通教育の葛藤に着目して―
    • 本田 伊克 総合学習が提起するものは何か
    • 田仲 正江 関係性にもとづく人間形成の場作りと学ぶ主体への問い―S君の日本語教育実践から―
    • 高瀬 雅弘 兄弟順位による進路分化と再生産―1900-1920年代旧制中学校にみる社会集団の教育戦略―

    【研究ノート】

    • 木村 元・山田 哲也 教育史研究における生活変動論の可能性―中川清『日本都市の生活変動』をもとに―

    【 特別寄稿 】

    • G.ウィッティ(P.モーティモアと共著) 学校改善は社会的疎外の救済となるか?

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    第11号 2001

    【特別企画】トランジッション問題の現在

    • 乾 彰夫 高卒無業者・フリーターの発生要因と社会的性格―近年の諸調査の批判的検討を通して―
    • スティーブン.J.ボール 新しい若者、新しい経済、新しい不平

    【論文】

    • 荻原 克男 1990年代教育政策「変容」への一視角―行政コミュニケーション形式に焦点を当てて―
    • 曽   貧 教師の環境教育認識の形成過程―西岡昭夫の生活史に即して―
    • 眞原 里実 教師志望者が学校へ向かう理由と結果―教師志望者へのインタビュー調査から―
    • 木村  元 1920年代における教育目標・評価問題の諸相―『教育の世紀』誌上の論争に注目して―
    • 西川 澄子 1920-30年代 新中間層の「新学校」支持に関する考察―自由学園にみるもう一つの家族像―

    【研究ノート】

    • 山崎 鎮親 サブカルチャー・エスノグラフィーと<教育>実践の間―「イギリス・サブカルチャー理論史研究:1970年代(その2)」への補足―

    【 追悼 B.バーンスティン 】

    • 久冨 善之 追悼 バジル・バーンスティン <資料:バーンスティンの経歴と業績>

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    第10号 2000

    【寄稿論文】第10号記念 特別寄稿

    • 中内 敏夫 植民地における日本の民衆心性
    • バジル・バーンスティン オフィシャルな知識と<教育>的アイデンティティ
    • エディム・アブラエフ ソ連邦崩壊後のウズベキスタンと中央アジアにおける民族的自覚の形成
    • 藤岡 貞彦 教育的価値の社会的規定性(下)

    【論文】

    • 山崎 鎮親 <教育>実践としてのハマータウン調査―イギリス・サブカルチャー理論史研究:1970年代(その2)―
    • 久冨 善之 ペダゴジーの社会学と学校知識・学校秩序―「競争の教育」とそのゆくえ・再考―
    • 山田 哲也 不登校の子どもを持つ家族の物語にみられるアンビヴァレンス―家族-学校関係の深層における現代的変化を読む―
    • 富澤 知佳子・仲嶺 政光・前田 晶子 旧制中学における学業・操行評価と学校秩序―成績資料をもとにした基礎的な考察―
    • 木村 元・前田 晶子 桐原葆見労働心理学の戦時下における展開―<教育と社会>の学の胎動に関する諸動向―

    【研究ノート】

    • 逸見 彰彦 開発国インフォーマルセクタにおける基礎教育政策と労働力モデルの関係性の一議論―基礎教育政策唱道過程における可測性議論―

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    第9号 1999

    【特別寄稿】 特別企画 社会・国家・教育改革

    • ジェフ・ウイッティ 教育改革と市民的アイデンティティ―地球規模の動向・国家レベルの動向―
    • 三上 和夫 現代教育における「社会的なるもの」
    • 藤岡 貞彦 教育的価値の社会的規定性(中)

    【論文】

    • 木村  元・吉村 敏之 1930年代教育実践構造の変容に関する研究―奈良女子高等師範学校附属小学校における「学習法」実践の展開に注目して―
    • 久冨 善之 日本の学校の「行き詰まり」と再生―「競争の教育」の破局と学校制度の正統性の揺らぎの時代に寄せて―
    • 山崎 鎮親 スタイル・スペース・想像的な解決―イギリス・サブカルチャー理論史研究:1970年代(その1)―
    • 朱  浩東 中国語教育研究における課程編成論の展開と課題―「対外漢語教学」論に関する考察を中心に―

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    第8号 1998

    【特別企画】前進する<教育と社会>研究

    【特別寄稿】

    • 藤岡 貞彦 教育的価値の社会的規定(上)

    【論文】

    • 高橋 幸恵 「デカセギ」の中の子どもたち
    • ブ・ティ・ミン・チィ ベトナムにおける社会変動と教育―ドイモイ10年と教育の変化―
    • 呉  緑霜 清末中国の子育てに関する研究―官神・富商・農民を対象として―
    • マイリーサ 地域づくりからの環境教育への射程
    • 福島 裕敏 1950年代「長欠」論の再構成―〈家族―学校〉関係の視点から―
    • 朱  浩東 日暮里中学校農業実習に関する一考察―「地域と教育」をめぐる農業実習の展開と意義を中心にして―
    • 久冨 善之 英国におけるカール・マンハイム(下)―社会学的教育理論展開の社会史と個人史―

    【 書評への応答 】

    • 田中 耕治 拙著『学力評価入門』の書評を読んで

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    第7号 1997

    【特別寄稿】

    • ジェフ.ウィッティ 教育政策と教育社会学―教育の市場化を越えるアクティブな市民性を求めて― 

    【論文】

    • 久冨 善之  英国におけるカール・マンハイム(上)―社会学的教育理論展開の社会史と個人史―
    • 前田 晶子  バフチンによるルネッサンス期の人間像研究―新しい人間像の引き上げとその時空間認識の形成過程の問題―
    • ブ・ティ・ミン・チィ 近代化初期における知識人の教育観の日越比較  
    • マイリーサ  農民主体形成の新たな胎動―高畠の有機農業実践を通して―

    【 研究ノート 】

    • 金馬 国晴 学びを通じた「自己実現」―自主ゼミでの議論による学生の内面の変化をたどって―

    【 研究動向 】

    • 木村元・北林雅洋・平岡さつき 教育目標・評価論研究の検討課題をめぐって―田中耕治著『学力評価論入門』に即して―

    【 資料紹介 】

    • 小川 年史 戦後の「戸塚文庫」について(1)

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    第6号 1996

    【特別寄稿】

    • レン・バートン 教育をめぐる《政治》・市場化とインクルーシィブ・エデュケーションを求める闘い 

    【論文】

    • 柿内 真紀 イングランドのナショナル・カリキュラム制定過程における一考察 -政府の対応を焦点に-
    • 小川 年史 郷土教育実践に関する一考察―石橋勝治の郷土認識と教育実践―
    • 山本 由美 公選制教育委員会と社会教育―千葉県野田町教育委員会の事例から―
    • 張   勇 中国養生理論における健康観―個人差についての一考察―

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    第5号 1995

    【論文】

    • 仲嶺 政光 共同体構造における家族と青年のアイデンティティ―比嘉春潮の知識人としての確立と伝統的世界をめぐってー
    • 柿内 真紀 イングランドの学校カリキュラムの課題―ナショナル・カリキュラム再検討及び改訂動向と関わって―
    • 中田 康彦 1980年代アメリカ教師奨励制度改革の理論動向

    【研究ノート】

    • 鮮 干 香 蘭 日本における生涯学習の源流―土田杏村のプロレットカルト論を素材にして―

    【資料紹介】

    • 久冨 善之 イギリスのK・マンハイム(下)

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    第4号 1994

    【特別企画】<教育と社会>研究の新しいデザイン

    <Ⅰ>

    • 教育的なものの概念について―中内敏夫先生最終講義―
    • 連続講演会 教育の社会史・教育評価論研究のフロンティア

    <Ⅱ>

    • バジル・バーンスティン 教育、再生産とブルデュー:いくつかの考察

    【論文】

    • 藤岡 貞彦 生涯学習の社会史(上)

    【研究ノート】

    • 太田 孝子 アーミシュ共同体の人間形成思想―「よりよく」の概念を中心に(下)―
    • 柿内 真紀 ナショナル・カリキュラム(英国)研究ノート―Dearing Reportに至る再検討の動向―

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    第3号 1993

    【論文】

    • 中内 敏夫 日本の商人と商人家族のおこなう教化と教育の歴史(下)
    • 平岡さつき <綴方教師>師井恒男の誕生と転生―到達度評価成立史研究序説(下)―
    • 佐藤 幸也 宮城における『ふるさと教育』の研究

    【研究ノート】

    • 関  啓子 民族の自立と教育―旧ソ連の場合―
    • 太田 孝子 アーミシュ共同体の人間形成思想―「よりよく」の概念を中心に(上)―
    • 青木 利夫 メキシコ公教育大臣ホセ・バスコンセロスの「混血化の思想」とその苦悩

    【資料紹介】

    • 久冨 善之 イギリスのK・マンハイム(上)

    【書評】

    • 小澤 浩明 ブルデュー社会学理論の系譜-『再生産 La reproduction』再読-

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    第2号 1992

    【論文】

    • 中内 敏夫 日本の商人と商人家族のおこなう教化と教育の歴史(中)
    • 安藤 聡彦 パトリック・ゲディスの「自然学習」推進活動
    • 平岡さつき <綴方教師>師井恒男の誕生と転生―到達度評価成立史研究序説(中)―
    • 朱  浩東 戦後教育改革期の地域教育計画―中央教育研究所と「川口プラン」―

    【研究ノート】

    • 関  啓子 中国教育の素顔に接して―日本・中国・ロシアの比較教育研究のための準備ノート―

    【資料紹介】

    • 久冨 善之 キール大学の「マンハイム文書」

    【書評】

    • 長谷川 裕 佐々木賢『怠学の研究 新資格社会と若者たち』

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    第1号 1991

    創刊の辞

    【論文】

    • 中内 敏夫 日本の商人と商人家族のおこなう教化と教育の歴史(上)
    • 長谷川 裕 「規律・訓練装置」としての学校-現代日本におけるその卓越と危機
    • 久冨 善之 K・マンハイムにおける「教育」概念くみ換えと、latentなるものの発見-「学校の制覇」への挑戦
    • 中内 敏夫・平岡さつき  <綴方教師>師井恒男の誕生と転生―到達度評価成立史研究序説(上)
    • 関  啓子 ソヴィエト教育学・教育史研究再考

    【研究ノート】

    • 内島 貞雄 近代日本における発達論検討の視点―子ども研究の思想と「科学」―
    • 朱  浩東 中国における日本教育の研究

    【書評】

    • 藤岡 貞彦 波多野完治著『生涯教育論』再読
    • 教育社会学共同研究室私史 その1(藤岡貞彦)

    雑誌『〈教育と社会〉研究』掲載論文の倫理的問題にかんするガイドライン


    2013年10月13日
    〈教育と社会〉研究会

    当研究会は、会誌を大学の機関リポジトリに公開するにあたって、掲載論文が倫理上問題となった場合を想定して、この問題対応にかんするガイドラインを策定する。

    言うまでもなく、研究倫理に反する論稿は公開検討会を経て適宜修正されることが求められる。しかし、論文をインターネット上に公開することによって、これまで想定してこなかった読者層が増えるであろうこと、また閲覧の範囲が拡大する中で論稿の社会的な意義も場合によっては異なるものとなりうるであろうことに鑑み、公開の取りやめを含む問題対応にかんする手続きをあらためて構想および提示する必要があると考えた。

    1.問題対応の最終的な意思決定について
    問題提起があった時点の編集委員会が最終的な意思決定を行う。ただし、問題提起を行った者、執筆者、第三者委員および機関への意見聴取を、問題の質に鑑みて行うこととする。また、問題提起を行う者の権利を担保するため、関係者への意見聴取および事後対応において問題提起者の匿名性は守り、また意見聴取や問題対処を行わない場合においても執筆者へ問題提起があったことを必ず通知する。

    2.編集委員が事案の関係者となった場合
    問題提起があった時点の編集委員が当該事案にかかわっていた場合、第1項に示した意思決定の任からは除外する。

    3.対応の手続きおよび基準の開示について
    事案や関係者への意見聴取の内容、および最終的な決定の手続きおよび基準などについては会員案内、機関リポジトリ、および該当期の雑誌にて公開する。

    4.掲載検討時に倫理的問題が懸念される論稿の扱いについて
    本研究会会誌は編集規定第5 項において、「原稿の掲載は、原則的に投稿者の判断に委ねる。」と明記している。これまでも編集規定や投稿要領に沿わなかったり、検討会でのアドバイスや協議内容に応答できていないと編集委員会が判断したものについては、論稿の修正や掲載の再考を求めてきた。しかし、個人に対する人権侵害を始めとする倫理的問題にかんしては、「例外」として扱うべきものであり、編集委員会の判断および決定によって掲載を見送ることができるものとする。当然ながら、倫理的違反を犯すことへの対処は編集規定に優先するものである。ただし、投稿者および会員に対して、ガイドライン第3 項までに示したのと同様に手続きおよび判断基準の説明責任を編集委員会が負うものとする。

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