大学院

  全般

 

 大学院社会学研究科総合社会科学専攻の歴史社会分野・社会史ヨーロッパを担当しています(今年度の担当科目は下記参照)。社会史ヨーロッパは、森村敏己教授、阪西紀子教授と私の3人で担当しており、ゼミのかけもちなど院生間の相互交流も活発です。また、修士課程2年次の必修科目リサーチワークショップでは、日本史・アジア史・アメリカ史をふくむ歴史社会分野全体の教員・院生の前で研究発表を行います。
 私の大学院ゼミには、主ゼミとしてはおもに東ヨーロッパ史、中央ヨーロッパ史を専攻する学生が所属しますが、副ゼミとしてはヨーロッパ史全般を対象とする学生たちが参加し、対象とする時代は中世から現代まで及びます。
 ぜミは、院生による研究報告を中心に進め、それぞれの修士論文、投稿論文、博士論文の執筆に向けて切磋琢磨します。講読形式の授業では、院生の研究テーマに関する研究文献や史料を読みます。
 修士課程所属の院生には、歴史学研究の方法的基礎を習得しながら、各自の研究テーマにしたがって修士論文を執筆してもらいます。また、博士後期課程進学希望の有無にかかわらず、在籍中に、日本語・英語文献の読解能力を高めることはもちろんのこと、研究テーマに必須の外国語文献を読む能力と一次史料の分析方法を身につけることを目標とします。博士後期課程所属の院生には、研究者としての自覚をもって研究に取り組むこと、積極的に学会報告、論文投稿を行うことを求めます。

 

  ゼミ所属大学院生の研究テーマ(主ゼミ*および副ゼミ)   

  ハンガリー史(現代ハンガリーの食とナショナリズム)*  
  スコットランド近代史(19世紀末ハイランドのネイション意識形成)*  
  フランス近世史(17世紀フランス貴族の名誉心)*  
  アメリカ現代史(20世紀初頭ドイツ系移民)  
   
   
   

 博士論文タイトル(主ゼミのみ)

  18世紀後半プラハにおける〈福祉〉と慈善 ―啓蒙期の救貧論と実践―  2021年度
  9/11 以降のフェミニズムの連帯 : ジュディス・バトラーのプレカリティの倫理とトニ・モリスンの可能性  2023年度
   
   

  修士論文タイトル(主ゼミのみ)

   レオポルト・ゾンネマンの「出版の自由」論―1860・70年代はドイツ自由主義の斜陽期か― 2023年度 
   ナータン・ビルンバウムの20世紀初頭のウィーンにおけるイディッシュ文化活動―文化に関する課題意識との関連を中心に― 2023年度 
   創られる「食」の伝統―ハンガリーの「フンガリクム」認証制度を事例として― 2021年度
   世紀転換期ボヘミア諸邦における禁酒論―1901年ウィーン反アルコール中毒国際会議とT・G・マサリクの禁酒論を中心に―  2021年度
   19・20世紀転換期ウィーンにおけるオッタクリング民衆大学と民衆教育の実践―設立期の組織構造と会員分析を中心に―  2020年度
   クロアチア=スラヴォニア軍政国境地帯における国民統合論―1860年代の「歴史的根拠」と「住民の意向」を中心に―  2020年度
  ウィーン体制下グダニスク商業とプロイセン―広域権力と都市商業の関係に関する考察―」
2018年度
  「И. Я. ビリービンの浮遊する祖国愛―おとぎ話になった芸術家―」
2018年度
  「第二次世界大戦後のマケドニアにおける国民形成―アイデンティティの模索とイリンデン年金政策―」
2017年度
  「18世紀ハンガリーにおける周縁集団の受容と排除―君主の「ツィガーニ問題」とシクローシュ市場町の「ツィガーニ問題」― 」
2016年度
  「フェルディナンド一世の家領管理における宮廷戦略―1520-30年代の宮廷再編を手掛かりに」
2015年度
  「『歴史学研究』で議論された歴史教育―歴史学と歴史教育の関係性」
2015年度
  「1970、80年代チェコ社会の余暇―「正常化」期におけるクリスマスの祝祭―」
2014年度
  「カール5世の帝国における摂政とその統治上の機能―1539-1548年のスペインの摂政を中心に―」
2014年度
  「1910年から1920年代イタリアにおける「イタリア南部の利益のための国民協会」の民衆教育実践とアソシエーション」
2013年度
  「18世紀ボヘミア南部ビュクワ伯所領における社会事業―「貧民施策」を事例として―」
2012年度

  大学院進学を希望の方へ

    私を主指導教員として大学院への進学をお考えの方は、事前にメール等でコンタクトをとり、相談することが望ましいです(出願後不可)。また、研究科が開催する進学説明会に参加することもお勧めします。研究科全体や歴史社会分野の教育システムについては、研究科ウェブサイトの履修ガイドをご覧ください。  

  2026年度担当科目

  大学院ゼミ  
  ヨーロッパ史A(中近世)  
  リサーチワークショップ  
  EUリサーチワークショップ  
   

 


 

学部

2026年度担当科目 

  社会研究入門ゼミ  
  学部ゼミ(3年・4年)  
   
     

卒業論文タイトル

  「10世紀におけるペチェネグ人の社会とビザンツ帝国との関係性について」 2025年度
   「近世ドイツにおける魔女迫害と近代国家形成の相互関係」 2025年度 
   「大西洋奴隷貿易におけるアフリカ地域での交易の実態とヨーロッパとアフリカの関係」 2025年度 
   「チェコスロヴァキア独立の思想的背景―ナショナリズム形成の条件―」 2025年度 
   「中世西欧都市における仲間団体と政治権力の関係性―祝祭からのアプローチ―」 2025年度 
   「フランコ・バザーリアの実線と思想―イタリア精神医療改革の原動力を考える―」 2025年度 
   「大英帝国インド植民地における官僚制の特徴―アジア・アフリカ植民地との比較を通して―」 2024年度 
   「1707年合同法成立とスコットランド長老派教会の長期的変容」 2024年度 
   「西洋中世における死後世界と死者の肉体について」 2024年度 
   「第二次世界大戦期における北マケドニア地域の国家形成要因―各国から見たマケドニア地域を考察する―」 2024年度 
   「近世パリ、ロンドンにおける自治権の変遷と王権との関係性」 2023年度 
   「「再版農奴制」批判と近世東欧史研究の変容―15-16世紀ポーランドにおける領主農民関係を中心に―」 2023年度 
   「タバコと西洋社会との出会いがアメリカ合衆国に及ぼした影響について―植民地の成立から独立革命期を中心に―」 2023年度 
   「ポーランド演劇における世界演劇化の道程―ムロジェックとグロトフスキから―」 2023年度 
   「スカーフ論争についての考察―ライシテの類型化から―」 2023年度 
   「独立期のベルギー・ナショナリズムの成立とその起源に関する考察―ベネディクト・アンダーソン『創造の共同体』におけるナショナリズム類型論の射程として―」 2023年度 
   「ロスチャイルド家の発展及び、資本主義社会の課題に対する考察」 2023年度 
   「近世オランダ造船業の発展と木材輸入」 2023年度 
   「貴族的スポーツとしての「狩猟」と民衆文化としての「動物いじめ」」 2022年度 
   「アイルランド大飢饉の救済失敗についての研究」 2022年度 
   「中世シエナにおける都市景観の形成要因とその社会的影響に関する研究―アゾロとの比較から―」 2022年度 
   「ヴィクトリア期におけるガヴァネスの利用価値」 2022年度 
   「アメリカ現代史における禁酒法とアメリカ社会との相互的影響に関する検討」 2022年度 
   「楽師と社会 : 西欧中世の楽師が見出した社会への入り口」 2021年度 
  「 日本と韓国における戦後補償問題の解決に向けて : 日本とドイツの戦後補償史の比較を通じて」 2021年度 
   「19世紀フランスの画家とアート市場 : ドガの書簡を用いた考察」 2021年度 
   「イギリスと日本の競馬における性格の違いについての研究 : 競馬が発展していくための課題とは何か」 2021年度 
   「中世イタリア商人による貸付 : キリスト教徒による利付貸付が可能になった経緯」 2021年度 
   「14世紀フィレンツェ大商社の破産と預金者への影響 : なぜ預金者は信用を与えたか」 2021年度 
   「中近世ヨーロッパの人びとの衛生意識についての歴史的考察」 2021年度 
   「ナチス政権下のアントン・ブルックナー : プロパガンダ利用とその背景」 2021年度 
   「アフターコロナにおける都市像 : 感染症の歴史と拡大要因を踏まえた新たな都市像の考察 」 2021年度 
   「中世ヨーロッパの民衆と異端 : 異端受容とカタリ派とワルド派の差異について」 2021年度 
   「George Bryan Brummellの影響力に関する考察」 2020年度 
   「英国ファンタジー児童文学の発展におけるピューリタン主義の影響 : フランス児童文学との比較による研究」 2020年度 
   「ヴィクトリア朝後期における観光地の発達にみる観光の機能 : サウスエンドを事例として」 2019年度 
   「フィルム・ノワールという言葉から見るフランス国民の記憶」 2019年度 
   「アーツ・アンド・クラフツ運動がその後の技術運動にもたらした影響 : 英仏独の比較を通じて」 2019年度 
   「16世紀後半から17世紀ドイツにおける魔女狩り」 2019年度 
   「『兵士シュヴェイクの冒険』に見るハシェクの軍隊と戦争へのまなざし」  2018年度
  「19世紀ロンドンにおける労働者階級の住宅問題―衛生・過密に関する取り組みから―」
2018年度
  「ローレンス・アルマ=タデマの作品を通した19世紀の分析―」
2018年度
  「死刑廃止に関する諸要素―18-19世紀フランスの場合―」
2017年度
  「バレエ史におけるフランス=ロシア関係に関する一考察―マリウス・プティパの功績を中心に―」
2017年度
  「19世紀デンマーク・プロイセンにおけるナショナルな政治文化―国民自由主義と保守ナショナリズムに着目して―」
2017年度
  「19世紀の軍事的革新と第一次世界大戦までにおける「攻撃至上主義の残存」について―歩兵火力の発展と動員に着目して―」
2017年度
  「「帝権移転論」における教皇インノケンティウス4世のインノケンティウス3世との連続性―」
2016年度
  「戦後ドイツにおける「大戦の記憶」の変遷―Frankfurter Allgemeine Zeitungを追って―」
2016年度
  「ロシア民話絵本の社会的使命―И. Я. ビリービンの社会思想を中心に―」
2015年度
  「19世紀イングランド諸階級の社会文化―競馬史における動向を中心に―」
2014年度
  「宇宙ビジネス時代の宇宙法秩序―ソフトローを活用した国際法形成に関する考察―」
2014年度
  「「ピータールーの虐殺」という表象―19世紀初頭のイギリス政治社会と急進派の政治文化―」
2014年度
  「歴史を考える視点―ミステリー小説から見る19~20世紀のヨーロッパ社会―」
2013年度
  「“ヨーロピアン・シティズンシップとは何か”~ヨーロッパにおけるロマ問題を通して~」
2012年度

他大学

  2026年度担当非常勤授業

  なし