【目的】
大学で講義を担当するための教育技能の習得。
【参加資格】
本学大学院社会学研究科博士後期課程在籍者で、原則としてTA経験のある者。
本学大学院社会学研究科博士後期課程の休学者で、原則としてTA経験のある者。
本学大学院社会学研究科博士後期課程修了者/退学者で、原則としてTA経験のある者。
本学大学院社会学研究科修士課程在籍者(講習会のみ限定的に参加可)。
※社会学研究科以外の院生でも参加できる場合がありますので、お問い合わせください。
【プログラムの構成】
(1)ガイダンス (4月17日)
(2)講習会A (5月22日:集中講義) ★事前課題・事後課題あり
講習会Aでは、指導案やシラバスの作成、個々の授業の設計といった技術的側面と、大学教員としての留意点といった総括的側面とを学びます。
(3)授業観察1
授業実習にあたっては、講義内容や情報の提示方法だけでなく、授業担当者としてどういう点に配慮すべきなのか、どういう工夫が可能なのか、これまでなされた様々な取り組みを知ることが大切です。そのために、第1回目の実習をする前に、実習予定科目以外の授業を1回見学し、レポートをまとめるなかで授業実習のイメージをつくりあげていきます。
★事前提出書類★ 観察日が決まり次第提出
・授業観察予定表 (ダウンロード)
★事後提出書類★ 実施後2週間以内に提出
・授業観察報告書 (ダウンロード)
(4)授業実習1
授業実習では実際に複数回教壇に立ち、(原則として)本学社会学部の学部生を対象に授業を行います。実習にあたっては、授業担当教員に事前に承諾を得て、助言を受けながら指導案を作成します。TFコース参加者同士で実習を観察しあい、ピアレビューをすることも推奨します。実習後は実習日誌をまとめ、授業担当教員の所見と照らしてふりかえる作業を行います。
★事前提出書類★ 実習日が決まり次第提出
・授業実習日申請書 (ダウンロード)
★事後提出書類★ 実習後2週間以内に提出
・担当授業全体のシラバス(WEBシラバスのコピーで可)
・担当時の指導案
・担当時の使用資料(配布資料、映写資料など)
・実習日誌A・B (ダウンロード)
(5)授業観察2 ★提出書類は授業観察1と同じです。
(6)授業実習2 ★提出書類は授業実習1と同じです。
(7)講習会B (1月21日、22日:2日間の集中講義) ★事前課題あり
講習会Bでは、授業観察・授業実習で蓄積してきた実践をふりかえり、改善課題を析出します。それとともに、単発の授業を組み立てる以外に求められる、連続した授業体系の設計(シラバスの作成)や成績評価・授業評価のあり方、授業の「場」そのものの作り方などについて学びます。
【授業観察・実習に関する推奨事項】
・授業観察1,2は、可能な限りそれぞれ異なる授業を選ぶことを推奨する。特に、授業観察の目的は、様々な手法を学ぶことであるため、異なる授業であることが望ましい。
・実習1,2も、可能な限りそれぞれ異なる授業を選ぶことを推奨する。事情があって同一授業で実習行う場合も、以下の観点から同一学期ではなく、年度をまたいだ実施が望ましい。
① 1回目の実習で得た課題を十分にふまえる必要があるため。
② 当該科目の担当教員の授業時間が減ってしまうため。(現在の4学期制では、105分×13回のため、担当教員の授業回数をきちんと担保する必要がある。)
・上記②の理由から、2名以上の同じ分野に属する履修者が、同一授業で実習を行うことを希望する場合は、担当教員およびTFコース担当教員に事前に相談すること。
【修了要件】
ディプロマ取得のためには、上記「講習会A」「授業観察」「授業実習」「講習会B」のすべてに参加する必要があります。ディプロマに加えて、授業科目「教育技法の実践」を履修登録する場合は、コースを最終的に修了する予定の学期に履修登録してください。
【修了認定】
コース修了者には、「TFトレーニング・コース修了証」(ディプロマ)を発行します。
【参加申込・書類提出先】
参加申込書に必要事項を記入したうえで、メールアドレス に、ファイルを添付して送信して下さい。
【注意事項】