社会学研究科担当教員
佐藤 圭一准教授、吉沢文武准教授
これまで、博士後期課程の院生の最優先課題は博士論文の作成だとされてきました。院生は、レフェリー付きの雑誌に多数の論文を投稿するよう指導されてもいます。しかし、大学教育の理論・方法論を学び実習する機会は提供されてきませんでした。論文執筆が重要であることは言を待ちませんが、院生がTA(ティーチング・アシスタント)として教育経験を積むアメリカ等の諸外国の院生とは、教育力形成の点で大きく差がつきます。
しかし、「大学院教育の実質化」を文部科学省がかかげ、教育に熱意ある大学教員の養成が重視されるようになった今日、大学教育に関する知識や教育技能を強化しておくことで、研究・教育職への就職後も落ち着いて教育に励むことができることでしょう。平成20年12月の中央教育審議会答申では「学士課程教育の実質化」が政策課題として掲げられており、大学教員の教育力が今後はますます求められるようになります。
そこで、一橋大学大学院社会学研究科は、事前講習・授業観察・授業実習・事後講習の4段階からなる「TF(ティーチングフェロー)トレーニング・コース」を 2006(平成18)年度から設け、大学院生の教育能力の育成を図ってきました(2011年度からはキャリア支援室大学院部門と連携して運営しましたが、2016年度から社会学研究科のみでの運営に戻りました)。コース修了者には「TFディプロマ」を授与し、各自の教育ポートフォリオ(自分の教育経験に関する資料や評価をまとめたファイルで、教育力の判定と改善のための基礎資料になる)の充実に役立ててもらいます。2025年度までのディプロマ取得者は87名を数え、授業実習の機会をはじめ、コースの有益性はディプロマ取得者にも評価されています。
1.TFコースの概要についてはこちらをご覧ください。
2. 2026年度のスケジュール(予定)
| 登録申込み期間 | 4月15日(水)〜 4月22日 (水)17時 |
|---|---|
| オンラインガイダンス | 4月22日(水) 13:30〜14:30 |
| 講習会A | 5月27日(水) 13:30~17:00 マーキュリータワー3405室(予定) |
| 講習会B | 2027年1月19日(火)、1月20日(水) 10:00~17:00 マーキュリータワー3405室(予定) |