ようこそ一橋の国際社会プログラムへ

一橋大学兼松講堂

Welcome to Transnational Sociology Program
at Hitotsubashi!

国際社会学transnational sociologyは、現代社会を揺るがす大きな要因である国境を越えたさまざま過程や構造を対象とし、社会学の分析ツールを用いて、その解明を目指す研究領域です。そのアプローチの特徴は、一方でこれまで社会学が自明視してきた国民国家という分析単位の乗り越えを試みながら、他方で国際関係論・国際政治学とは一線を画して、社会学の固有の強みである具体的な社会関係に根ざした実証を重視するところにあります。過去20年ほどの間に、このアプローチは日本の中で独自の領域として着実に確立してきました。この中で、一橋大学大学院社会学研究科にはいち早く国際社会学の講座が1993 年に設立され、さらに2001年以降は2名の専任教員を有するプログラムとなり、現在は大学院生総計20名余を数え、限られたスタッフでありながらも国際社会学の大学院教育において一つの拠点としての重要な機能を担っています。


刊行物紹介

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移民受入の国際社会学
選別メカニズムの比較分析 

小井土彰宏 編 

  • 名古屋大学出版会(2017年3月刊)
  • A5・380頁  5,400円(税抜)

誰を受け入れ、誰を排除するのか —— 移民受入をめぐる風景を一変させた政策と実態の変化を、古典的移民国、EU諸国、後発受入国の比較により鮮明に捉え、排除と包摂のメカニズムをトータルに示す。世界を震撼させる 「移民問題」 を冷静に考える確かな視点を得るために。


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「沖縄県民」の起源
: 戦後沖縄型ナショナル・アイデンティティの生成過程1945-1956

坂下雅一 著

  • 有信堂高文社(2017年2月刊)
  • A5・448頁  7,500円(税抜)

「日本人への帰属」と「琉球・沖縄人の自己決定」が絡み合う沖縄のナショナル・アイデンティティ。その生成過程を社会学的に考察する。



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「戦争体験」とジェンダー
アメリカ在郷軍人会の第一次世界大戦戦場巡礼を読み解く 

望戸愛果 著

  • 明石書店(2017年2月刊)
  • A5・272頁  4,000円(税抜)

アメリカ在郷軍人会の西部戦線巡礼事業を事例として、第一次世界大戦がいかにジェンダー化された平凡化という策略の過程を経ることになったのかを分析した労作。ジョージ・モッセの「戦争の平凡化」概念に、シンシア・エンローの〈策略〉概念を組み合わせ、さまざまな一次資料を用いて、「戦争体験」のジェンダー化された序列」の動態を解明する。

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女が先に移り住むとき
―在米インド人看護師のトランスナショナルな生活世界

ジョージ・シバ・マリヤム 著 伊藤るり 監訳

  • 有信堂高文社(2011年12月刊)
  • A5・336頁  3,000円(税抜)

移民女性看護師の生活世界に迫る境界侵犯的エスノグラフィー。著者が10歳のとき、彼女の母親は、彼女と幼少の弟二人を心優しい夫の手に託し、看護師としての技能をいかすためにアメリカにわたった。そして、その二年後、四人は新天地で母親と合流することになる。本書は、この旅路の社会学的意味を明らかにするものである。


  • *お問い合わせは、政治学・国際社会学共同研究室まで。
     共同研究室にも在庫がございます。

2016年12月10日(土)、11日(日)
国際シンポジウム「移住・家事労働者の権利保障とILO 189号条約――アジア、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本」を一橋大学にて開催予定です。 詳細はこちら

アクセス

お問い合わせ先

政治学・国際社会学共同研究室
〒186-8601 東京都国立市中2-1一橋大学磯野研究館4階
℡:042-580-8803
e-mail: trans_soci AT soc.hit-u.ac.jp

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