例会報告

アメリカ史研究会 例会案内
(1995 - 2004)


2004 年


第 208 回例会 (および 2004 年度総会)

この総会では、同封した「アメリカ史の全国学会組織の設立について」の文書にありますように、アメリカ史研究会を再編し、新たな学会組織を設立する重要な提案がなされました。

[例会] 論者および題目

南川 文里(東洋大学・非常勤)
「人種エスニック編成と日系アメリカ人 : エスニシティの歴史社会学的考察」

[総会] 16 時からの予定:

  1. 運営委員会の活動報告および会計報告
  2. アメリカ史研究会の学会化(日本アメリカ史学会)の提案
  3. 次期会計監査と選挙管理委員の提案
  4. 編集委員会からの報告
  5. その他

第 207 回例会

要約とレポート をお読みいただけます。


第 206 回例会

要約とレポート をお読みいただけます。


2003 年


第 205 回例会

要約とレポート をお読みいただけます。


第 204 回例会

要約とレポート をお読みいただけます。


第 203 回例会

論者および題目

1) 川島 浩平 (武蔵大学)
「都市コミュニティと階級・エスニシティ — ボストン・バックベイ地域の形成と変容、1850 〜 1940」 (お茶の水書房、2002 年)
コメンテーター: 佐々木 豊 (相愛大学)
2) 小塩 和人 (日本女子大学)
「水の環境史 — 南カリフォルニアの二〇世紀」 (玉川大学出版部、2003 年)
コメンテーター:米山 裕 (立命館大学)

2002 年


第 202 回例会・移民研究会共催

論者


第 201 回例会

論者


第 200 回例会

論者および題目

1) 吉澤 誠一郎
「梁啓超のアメリカ大陸紀行 — その『人種』観とナショナリズム宣揚 — 」
2) 貴堂 嘉之
「<国民>と<他者>表象の技法 — 19 世紀後半における中国人移民をめぐって — 」

第 199 回例会

論者および題目

1) 小谷 幸子 (カリフォルニア大学大学院)
「韓国系高齢者移民の生活史 — 場所の愛着と日本帝国主義」
2) 倉林 直子 (津田塾大学大学院)
「1960年安保闘争における日米相互のイメージ」
3) 鈴木 周太郎 (一橋大学大学院)
「アメリカ建国期における女性教育推進論研究」

2001 年


第 198 回例会

論者


第 197 回例会

パネリスト:


第 196 回例会 (および 2001 年度総会)

論者および題目

1) 山田 史郎
「<記憶のかたち>としての移民史研究
— イタリア系歴史家 R. J. Vecoli の 40 年 — 」
2) 山本 明代
「アメリカ合衆国におけるハンガリー王国移民の集団形成過程
— 労働の場をめぐって — 」

第 194 回例会

論者および題目

村川 庸子 (敬愛大学)
「境界線上の市民権 — 1944 年の国籍法改正と日系アメリカ人 — 」

第 193 回例会

論者および題目

1) 金井 光太郎
「和田光弘『紫煙と帝国』をめぐって」
2) 肥後本 芳男
「田中きく代『南北戦争期の政治文化と移民』をめぐって」

2000 年


第 192 回例会

論者および題目

大類 久恵 (城南国際大学)
「公的歴史としての M. L. キング — キング祝日制定への過程 —」

第 191 回例会 (および 2000 年度総会)

下記の要領で例会を開催致します。ふるってご参加ください。なお、例会終了後に定例の総会を開催致しますので、会員諸氏の参加をお待ちしております。

論者および題目

兼子 歩 (北海道大学・院)
「世紀転換期アメリカ合衆国における女性参政権支持派男性たち
  — 男性性の再定義をめぐって —」
平体 由美 (札幌学院大学)
「第一次世界大戦時アメリカ合衆国における戦争広報
  — アメリカ化運動との関わりにおいて — 」

第 190 回例会

下記の要領で例会を開催致します。今回は、お二人の報告者に修士論文の報告を行っていただきます。ふるってご参加ください。

論者および題目

土屋 和代
「1960 年代後半のロサンゼルスにおける『貧困との戦い』 — 人種と階層の検討を中心に — 」
荻堂 裕司
「W. E. B. デュボイスの人種思想 — 『人種』を語ることとその背景 — 」

第 189 回例会 (東京大学アメリカ研究資料センターとの共催)

会場が変更されました。ご注意ください !!

論者および題目

Prof. John Bodnar (History Dept. Indiana University)
"Representing the People in Postwar American Film"

第 188 回例会

論者

企画主旨

『多文化主義のアメリカ — 揺らぐナショナル・アイデンティティ』(東京大学出版会、1999年)や、『神奈川大学評論』の特集 — 「ラテン・アメリカの二〇世紀」( 33 号、1999 年 7 月) でも見られますように、多文化主義をめぐる議論は、近年において幅広い地域で多様な展開をみせているようです。そこで今回は、「多文化主義」をめぐって南北アメリカ研究者が討論できる場を設けました。例会においては、まず木村秀雄氏 (東京大学) と辻内鏡人氏 (一橋大学) に自由な形で問題提起をして頂きます。また、鈴木茂氏 (東京外国語大学) にコメントをお願いしました。学問分野や研究対象としての地域を超えて、活発な討論が行われることを期待しています。


1999 年


第 187 回例会

論者および題目

佐々木 孝弘 (東京外国語大学)
「アラマンフ・コトン・ミルとミル・ヴィレッジ — 労働者家族の世帯構成の特徴とその変化の意味するもの(1837 - 1926)」

アメリカ史研究会 6 月・7 月例会の御案内

連続企画 〜 アメリカ合衆国の「国民国家」論「国民化」論の射程 〜

ベネディクトアンダーソンの「想像の共同体」以後、近代国民国家に関わる歴史研究の方法は大きく変更されました。また、カルチュラルスタディーズやポストコロニアル批評の影響を受け、「国民国家」論やナショナリズム研究は、今日最も論争的な分野となっています。

「アメリカ合衆国に国民化論は可能か?」という問いを出発点に、二回連続企画で、国民国家論あるいは国民化の視点から、アメリカ合衆国の歴史を検証してみたいと思います。


第 185 回例会

論者および題目

連続企画主旨説明: 貴堂 嘉之(千葉大学)
「日本における「国民国家」論「国民化」論の研究動向 〜アメリカ合衆国と日本近代の場合〜」
報告 1) 小林 憲二 (立教大学)
「アメリカ文学を問い直す 〜国民文学としての問題点〜」
報告 2) 大島 正裕 (青山学院大学大学院文学研究化史学専攻博士後期課程)
「ボリビアにおける『国民革命』 〜ビリャロエル政権とインディヘナ国民会議 (1945) 〜」

第 186 回例会

論者および題目

報告 1) 松本 悠子 (中央大学)
「『アメリカ的生活様式』と『国民化』 〜 20 世紀前半のロスアンジェルスにおける住宅建設をめぐって」
報告 2) 松原 宏之 (カリフォルニア大学サンタクルーズ校大学院博士課程)
「1910 年代サンフランシスコの売春問題をめぐる文化的権威の成立過程〜『国民化』の主体を再考するために」

第 184 回例会

今回は、本年度修士号を取得した 4 名の院生に報告をお願いし、日本におけるアメリカ史研究の新たな動向をさぐります。会員諸氏の積極的な参加を期待します。

論者および題目

報告 1) 園田 節子 (東京大院)
「在外華人の保護と教化からみた出使アメリカ・スペイン・ペルー大臣の活動, 1879 - 1896」
報告 2) 柴田 由佳子 (東京大院)
「アイダ・B・ウェルズと『文明』」
報告 3) 宮田 伊知郎 (埼玉大院)
「20 世紀初頭における郊外化と中産階級の形成 — 都市計画の展開を主な視点として」
報告 4) 長尾 ゆり (一橋大院)
「ポスト公民権運動期の逆差別 — バッキ事件にみるカラーブラインド思想の史的考察」

1998 年


第 183 回例会

論者および題目

上杉 忍
「公民権運動への道 — アメリカ南部農村における黒人のたたかい」 (岩波書店、1998 年)

第 182 回例会 (東京大学アメリカ研究資料センターとの共催)

論者および題目

報告 1) Leon Fink (Univ. of North Carolina, Chapel Hill)
"From Autonomy to Abundance: Changing Beliefs about the Free Labor System in Nineteenth-Century America"
コメンテーター: 佐々木 孝弘 (東京外国語大学)
報告 2) Susan Levine (East Carolina University)
"Common Tastes: Working-Class Housewives and the Uses of Consumer Cultures"
コメンテーター: Lois Rita Helmbold(San Jose State University, Fulbright Senior Lecturer [津田塾大・日本女子大] )

※ 報告は英語「通訳なし」ですが、質疑応答の際には、必要に応じて通訳をいたします。


第 181 回例会 (および 1998 年度総会)

※ 例会終了後に総会を予定しております。

※ 総会の後、18:00 より同会場にて、「越境する文化と国民統合」を題材とした現代史研究会の定例研究会が開催されます。興味のある方は、引き続きご参加下さい。

論者および題目

報告 1) 丸山 悦子 (津田塾大学・院)
「転換期の二言語教育 — 分裂するヒスパニック系住民の対応と見解」
報告 2) 中川 正紀 (フェリス女学院大学)
「チカノのエスニック・アイデンティティ — 1960 年代の労働運動を中心に」

企画主旨

カリフォルニアでは、州内での二言語教育の禁止を求める「提案 227 号」が今月 2 日の住民投票で可決されました。今回の例会では、こうした動きもふまえて、二言語教育をめぐる論争とエスニック・アイデンティティについて考えます。

その際、二言語教育をめぐる対立を「主流社会対ヒスパニック」という単純な図式に還元するのではなく、ヒスパニック内部にもある様々な見解を整理し、さらには、特にチカノについて、エスニック・アイデンティティの多様性の歴史的源泉とその展開を検討します。また、コメンテーターには、ヒスパニックをめぐる状況の変化と反移民感情の高まりという観点、および多文化教育としての二言語教育という観点から、それぞれ問題提起をしてもらう予定です。たいへんタイムリーなテーマですので、多くの会員の積極的な参加を期待いたします。


第 180 回例会

論者および題目

報告 1) 上村 直樹 (広島市立大学)
「20 世紀のアメリカ外交とキューバ」
コメンテーター: 伊藤裕子 (日本学術振興会特別研究員)
報告 2) 山岡 加奈子 (アジア経済研究所)
「米国の対キューバ政策: 経済制裁を中心に」
コメンテーター: 岸川 毅 (上智大学)

第 179 回例会

論者および題目

高村 宏子
「『総力戦』におけるフェミニズム — ジェーン・アダムズと第一次世界大戦」
島田 法子
「第二次世界大戦期のハワイにおける軍隊と性」

1997 年


第 178 回例会

文献

報告


第 177 回例会

論者および題目

濱田 雅子
「18 世紀から 19 世紀前半におけるアメリカ黒人奴隷の衣服の社会史的考察」
岩村 健二
「19 世紀キューバにおける『黒人』表象について」

第 176 回例会

論者および題目

北村 暁夫
「ラグーナからブラジルへ — 19 世紀末、イタリア北東部ヴェーネスト州の移民 — 」
佐藤 唯行
「アメリカ南部史のなかのユダヤ人 — 奴隷制時代から公民権闘争期まで — 」

第 175 回例会

論者および題目

鈴木 早苗
「現代アメリカの環境運動における女性の位置 — エコロジカル・フェミニズムの問題と展望 —」
石山 徳子
「米国先住民と環境正義運動 — 部族政府、草の根団体、生活環境 —」

第 174 回例会

論者および題目

高田 馨里
「翼をもったトロイの木馬 — 1940 年、アメリカ国防体制の構築と越境する排除のメカニズム — 」
水野 剛也
「第一次大戦の記憶と第二次大戦における市民的自由 — アメリカのリベラル派と日系人の立ち退き・収容問題 — 」

1996 年


第173回例会

論者および題目

清水 透
「宗教とムラ — プロテスタント化から見えるもの — 」
森 孝一
「デノミネーショナリズムの再検討」

第172回例会

論者および題目

七戸 実弥
「リトル東京再開発にみる日系アメリカ人コミュニティの変容」
稲垣 誠
「ホーム・アイランド沖縄とハワイにおける沖縄人アイデンティティの存続」

第 171 回例会

論者および題目

中嶋 啓雄
「モンロー・ドクトリン再考 — アメリカ外交の理念と大西洋国際関係 1815 年〜1826 年 — 」
寺地 功次
「アメリカ外交と民主化に関する一考察」

第 170 回例会 (および 1996 年度総会)

論者および題目

内田 綾子
「ジェンダーとポストコロニアリズムの地平」
新藤 久美子
「ポストモダンのフェミニズム」

総会 15:30 より

懇親会


第 169 回例会

論者および題目

森茂 岳雄
「Diversity から Literacy へ — アメリカ州社会科カリキュラムにみる多文化主義の行方 —」
中村 雅子
「ヘンリー・ジルーの教育・文化論 — 批判的教育学から境界教育学へ —」
青木 利夫
「多文化教育における文化概念の再検討 — メキシコの事例を中心に —」

第 168 回例会

論者および題目

米山 裕
「日系移民史と社会史の接点」
太田 和子
「ケイジァンのアイデンティティと文化のダイナミズム」
那須 千鶴
「1920 年代のユダヤ系移民文学をめぐって」

1995 年


第 167 回例会

論者および題目

林 義勝
「アメリカ外交史研究とエスニシティ」
高村 宏子
「カナダのアイデンティティとしての多文化主義 — 対米関係の文脈にみられる動向 —」
中野 聡
「東南アジアと米国の『多文化主義』」
庄司 啓一
「国際労働力移動と多文化主義 — 経済的視点から」


例会報告