大学院講義「政治学B」



[授業科目の概要]

題目「現代政治と政治経済学」

政治経済学の代表的な著作を読解し、内容について討議するとともに、教員のレクチャーと討議をつうじて、政治学および政治経済学の基礎概念について体系的な理解を得ることを目指します。これらをつうじて新たな理論構築の実験を行うことが、本講義の最終的な目的です。

[他の授業との関連]

共修科目の「比較政治」、大学院の「政治学A」などと関連があります。

[授業の内容]

講義を「政治学と政治経済学」「資本主義」「国家」「社会運動と規範」「まとめ」という5つのパートに分けます。それぞれについて、教員がレクチャーを行い、その後古典的著作や現代を代表する著作の抜粋を輪読します。

1 オリエンテーション
2 現代政治経済学の展開(1)
3 現代政治経済学の展開(2)、輪読
4 輪読
5 資本主義論(1)
6 資本主義論(2)、輪読
7 輪読
8 国家と社会(1)
9 国家と社会(2)、輪読
10 輪読
11 社会運動と規範(1)
12 社会運動と規範(2)、輪読
13 授業のまとめ+総括討論

[テキスト]

テクストは授業までに決定し、manabaでPDFを配布します。

[授業時間外の学習]

輪読文献を前もって読んでくること。報告準備を行うこと。

[成績評価の方法と基準]

(1)毎回の予習1/3、(2)文献報告1/3、(3)討議への積極的参加1/3、の合計による絶対評価。

[受講生に対するメッセージ]

教員のレクチャーでは、今日までの学問的な論争点を踏まえた新しい理論の提起を行います。概念を学ぶだけでなく、「理論の創造」にもともにチャレンジしていただきたいと思います。