2016年度大学院ゼミナール


【研究分野・領域等】

政治学、政治理論、比較政治経済学

【ゼミの概要・運営等】

1. 概要

 政治学、比較政治、政治理論に関する代表的な文献、最近の専門書を輪読し、討議を重ねることで、分析枠組みの設定、データの扱い方、論理の運び方などに関する研究の基礎を身につけることを目指します。

2. 目標と方法

(1)修士課程の学生は、2年間で修士論文を仕上げるための技法を順を追って習得できるようにします。基礎的な学術作法に関するオリエンテーションを行い、基本書・専門書の輪読(レジュメを用いた発表と討議)を行い、定期的な研究報告を行っていただきます。

(2)博士課程の学生は、専門書に関する批判的な討議、研究動向報告、博論の中間報告を通じて、段階的に博士論文の研究を進められるようにします。

(3)2016年度のテーマは未定。参加者の希望を聞いて決めます。2015年度夏学期は「リベラリズムの再検討」、冬学期は「近年の国家論」をテーマとしました。

【前年度の履修者構成】

修士課程4名、博士課程3名(サブゼミ、学外者含む)。フランス・ドイツの福祉国家論、社会政策、日本政治、社会運動論など様々な関心を持つ学生が混在しています。
最近の履修者の学位論文タイトル・研究テーマ等

・フランス福祉国家思想史
・ドイツの社会カトリシズムと福祉国家の形成
・戦後日本の障害者福祉
・脱原発の社会運動論
・現代日本のNPO
・現代日本の環境政治
・ドイツ家族政策
・フランス現代政治における右派の再編
など。