2023年度学部導入科目「社会研究入門ゼミ」




【担当教員の専門分野】

政治学、比較政治、政治理論

【授業科目の概要】

「新書を読む」

現代政治および社会に関する幅広い新書を輪読し、レジュメの作成、報告、討議など学術的な技法の基礎を身につけることを目指します。

【到達目標】

(1)レジュメの作成、報告、討議など学術的な技法の基礎を身につけること。

(2)他の参加者との輪読を通じて、学術的な本の読解を経験すること。

(3)幅広い新書の読解を通じて、現代政治社会の幅広い論点について知見を得ること。

【他の授業科目との関連】

社会研究入門ゼミの目的は、導入科目と発展科目をつなぎ、3年次から始まる学部ゼミナールの準備をすることです。

【授業の内容】

テクストの輪読、質疑および討議。

1 オリエンテーション
2 新書@
3 新書@
4 新書A
5 新書A
6 新書B
7 新書B
8 新書C
9 新書C
10 新書D
11 新書D
12 予備日
13 総括討論

【文献】

できるだけ社会科学の幅広いジャンルを扱います。初回の授業で参加者の関心や希望を聞いたうえで、話し合いによって決定します。(話し合いの結果、2023年度は以下に決定。)

大竹文雄『行動経済学の使い方』岩波新書、2019年
稲増一憲『マスメディアとは何か』中公新書、2022年
平野千香子『人種主義の歴史』岩波新書、2022年
ナンシー・フレイザー『資本主義はなぜ私たちを幸せにしないのか』ちくま新書、2023年
三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』岩波新書、2017年
ウォーラーステイン『史的システムのとしての資本主義』岩波文庫、2022年

【授業時間外の学習】

(1)毎回決められた範囲の文献を読解する。
(2)発表者は簡単なレジュメを用意し、20分程度で内容を発表する。
(3)それ以外の参加者は疑問点、論点を考えてくる。

【成績評価の方法と基準】

毎回の予習、授業での報告と討論への参加により総合的に評価(絶対評価)。

A+: きわめて積極的な報告と討議への参加、卓越した論点や意見の提示
A: 積極的な報告と討議への参加、優れた論点や意見の提示
B: 積極的な報告と討議への参加
C: 2/3以上のゼミへの参加、1回以上の報告
F: 2/3未満のゼミへの参加、1回未満の報告