2008年度2学期
政治学基礎演習

(新潟大学法学部)



[概要]

新書レベルの入門書を輪読し、政治学の初歩的素養を身につける。  

[到達目標]

3年次の法政演習への参加に必要な基礎知識・基礎作業を習得すること。
具体的には以下の二点。

(1)以下にかんする基礎的技法を習得すること。
  ・文献の精読、レジュメの作成
  ・司会と発表
  ・ディスカッション

(2)政治学とは何か、政治的思考とは何かを知ること

[履修上の注意]

現代社会のあり方や仕組みに疑問を持っていることが望ましい。

[学習方法]

参加者全員は前もってテキストを読み、論点を準備してくること。

[授業計画]

以下のテキストを輪読する。
  長谷部恭男、杉田敦『これが憲法だ!』(朝日新書、2006年)
  久米・川出・古城・田中・真淵『政治学』(有斐閣、2003年)
計3回のグループ発表を組み合わせる。

[成績評価の方法と基準]

発表のレベル、討論への積極的参加による相対評価。
可(60点)の基準は、(1)無断欠席が二回以下、(2)レジュメ作成と発表が3年次のゼミに参加できるレベルに達している、(3)ディスカッションに参加しようと努力していた、という三点。

[参考文献]

 『政治学事典(縮刷版)』(弘文堂、2004年)
 『現代政治学小辞典』(有斐閣、1999年)
 川崎修、杉田敦編『現代政治理論』(有斐閣、2006年)
 阿部斉『概説現代政治の理論』(東京大学出版会、1991年)