【第三回】一橋哲学・社会思想セミナー


招待講演者 :吉田敬氏 特任講師(東京大学)

講演者情報 :履歴書・業績一覧

講演タイトル:「文化解釈主義の何がそんなに問題なのか」

講演概要  :本講演の目的は社会科学の哲学における合理性論争を題材にして、文化解釈主義の問題点を示すことである。異文化の非合理的に思われる行為を社会科学者はどのように研究すれば良いのかということが合理性論争においては問われていたが、文化解釈主義の回答は自然と規約の二分法を前提しており、その結果として人間行為の意図せざる帰結を適切に説明できない。こうした観点から、本講演では文化解釈主義と異なる立場の提示を試みる。

開催日時  :2014年12月19日(金)14時40分〜

開催場所  :一橋大学本館28番教室 アクセスマップ キャンパスマップ

備考    : 今回は社会科学の哲学/脳神経科学の哲学をご専門とする科学哲学者である吉田敬氏を招待しご講演をお願いします。吉田氏は2014年8月に専門学術書である、Rationality and Cultural Interpretivism: A Critical Assessment of Failed Solutionsをご出版されましたが、本講演は、そこで論じられた「社会科学の哲学におけるinterpretivism」に焦点を当てた内容になる予定です。 質疑の時間も十分に確保しておりますし、特に専門的知識のない方でも十分に理解できるお話をして下さるとのことですので、皆様ふるってご参加下さい。

(事前申し込み不要・参加費無料)