水林 純 (みずばやし・じゅん)

特任講師 、1989年生
ジュニア・フェロー: 

https://researchmap.jp/jun-mizubaya
研究室:第1研究棟1318
オフィスアワー:必要に応じてメールでご連絡ください。


主要研究領域

歴史学、日本中世史

現在の研究テーマと今後の抱負

 日本における中世・近世移行期(16世紀~17世紀)の前半期と目される戦国時代(16世紀)の社会構造を研究している。日本列島における戦国時代は、地域的政治権力(地域権力)の分立状況から新たな統一国家体制の出現へと至る国家史的大変動の時代であり、また、近世・近代につながる民衆世界の原型(村・町)が形作られたという意味において、社会史的次元での大きな変革期でもあった。
 そうした変革の時代における「地域社会」のあり方がどのようなものであったのかという問題について、地域権力(戦国大名、国衆、一揆)・在地有力者(土豪層)・村落(惣荘、郷村)の三者への着目を通じ、これまで多少とも分析を行ってきた。やがては、戦国時代の地域社会の中で培われた秩序の内、何が近世に継承され、逆に何が否定されたのかという論点を深める作業を通じて、中世・近世移行史の全体像を自分なりにイメージしたいと思っている。さしあたっては、畿内近国(今の関西地方)をフィールドとして、在地領主層・土豪層の水平的連合組織(一揆)と在地民衆の関係についての研究を進めてゆく予定である。

担当科目

社会学研究科・社会学部の講義情報・ゼミ情報詳細は本学学務情報システム(CELS)を参照してください。

学部:

科目区分 科目名 学期
社会学科導入科目導入ゼミナールⅠ
社会学科導入科目導入ゼミナールⅡ
社会学科導入科目導入ゼミナールⅡ

学歴

2012年4月 一橋大学大学院社会学研究科修士課程入学
2014年3月 一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了
2014年4月 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程入学
2021年7月 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了

学位

博士(社会学)(2021年7月,一橋大学)
修士(社会学)(2014年3月,一橋大学)

職歴

2015年4月 - 2017年3月 独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC2)
2017年7月 - 2020年3月 町田市立自由民権資料館 臨時職員
2020年4月 - 2022年3月 町田市立自由民権資料館 会計年度任用職員
2022年4月 - 現在 一橋大学大学院社会学研究科 特任講師(ジュニアフェロー)

主要業績
A.著書・共著等

B.論文(94年以降)

・「日本(近世) 10 政治(織豊期)(2021年の歴史学界:回顧と展望)」『史学雑誌』 第131巻第5号, p.128-131, 史学会, 2022.6
・「戦国期における土豪と地域権力の関係に関する研究―一揆・戦国大名との関係を中心に―」, p.1-336, 一橋大学大学院社会学研究科博士学位請求論文, 2021.7
・「戦国期の在地社会階層と〈惣荘寺院〉―伊勢国一志郡小倭郷成願寺文書再論―」中村只吾・渡辺尚志編『生きるための地域史―東海地域の動態から―』, p.47-89, 勉誠出版, 2020.10
・「麻」阿部猛・落合功・谷本雅之・浅井良夫編『郷土史大系 生産・流通 (上)―農業・林業・水産業―』, p.150-153, 朝倉書店, 2020.10
・「室町、戦国期における木綿普及」阿部猛・落合功・谷本雅之・浅井良夫編『郷土史大系 生産・流通 (上)―農業・林業・水産業―』, p.153-156, 朝倉書店, 2020.10
・「木綿の産地と銘柄」阿部猛・落合功・谷本雅之・浅井良夫編『郷土史大系 生産・流通 (上)―農業・林業・水産業―』, p.156-160, 朝倉書店, 2020.10
・「紀州惣国下の土豪連合の地域権力的性格―紀伊国名草郡を事例に―」『年報中世史研究』 通巻44号, p.85-114, 中世史研究会, 2019.5
・「室町期の守護・国人から戦国期の領域権力へ」戦国史研究会編『戦国時代の大名と国衆―支配・従属・自立のメカニズムー』, p.6-33, 戎光祥出版, 2018.12
・「戦国時代の土豪と在地寺院・「徳政」―伊勢国一志郡小倭郷を事例に―」『人民の歴史学』 通巻214号, p.1-16, 東京歴史科学研究会, 2017.12
・「戦国期領域権力下における土豪層の変質と地域社会」渡辺尚志編『移行期の東海地域史―中世・近世・近代を架橋する―』, p.3-51, 勉誠出版, 2016.12

C.翻訳

D.その他(94年以降)

〔口頭発表〕

・「中世史部会 中世における地域の構造・運動と権力 主旨説明」, 歴史学研究会大会中世史部会, 2019.5, 立教大学池袋キャンパス
・「室町期守護・国人から戦国期権力への展望」, 戦国史研究会シンポジウム(協力・室町期研究会), 2017.7, 駒澤大学駒沢キャンパス
・「戦国時代の土豪と在地寺院・「徳政」」, 東京歴史科学研究会第51回大会個別報告, 2017.4, 早稲田大学早稲田キャンパス
・「戦国時代の土豪と在地寺院・「徳政」」, 東京歴史科学研究会第51回大会個別報告準備会, 2017.3, 歴史科学協議会事務所
・「川戸貴史氏の業績を検討する」, 歴史学研究会日本中世史部会来年度大会報告者業績勉強会, 2015.12, 明治大学駿河台キャンパス
・「惣国一揆下の土豪連合の地域権力的性格―紀伊国名草郡を事例として ―」, 歴史学研究会日本中世史部会11月例会, 2015.11, 早稲田大学戸山キャンパス
・「戦国期領域権力下における土豪層の変質と地域社会―駿河国口野五ヶ村を事例として―」, 東京大学中世史研究会例会, 2015.10, 東京大学本郷キャンパス
・「松園潤一朗氏の報告を聞いて―成果と課題―」, 歴史学研究会日本中世史部会大会報告批判会, 2015.6, 早稲田大学戸山キャンパス
・「戦国期在地領主の地域支配と在地動向」, 室町期研究会2014年11月例会, 2014.11, 学習院大学目白キャンパス
・「室町・戦国期の在地領主・土豪・村落―近江国朽木荘を中心に ―」, 歴史学研究会日本中世史部会卒業論文報告会, 2012.7, 明治大学駿河台キャンパス

〔書評・新刊紹介〕

・(書評) 小酒井大悟著『近世前期の土豪と地域社会』 (清文堂出版, 2020.7), 『新潟史学』 通巻80号, 2020.7

〔一般雑誌等への論文・記事等の掲載〕

・「特集に寄せて―中世・近世移行期を「土豪」から再び考える―(特集「中世・近世移行期を「土豪」 から再び考える―小酒井大悟氏・鈴木直樹氏の近著を手がかりに―」)」『人民の歴史学(224号)』, 東京歴史科学研究会, 2020.10
・「討論要旨(第53回大会報告特集/変貌する国家と地域・個人,第2日目テーマ 国家と個人・地域の歴史的諸相)」『歴史評論(842号)』, 歴史科学協議会, 2020.6
・「2019年度歴史学研究会大会報告主旨説明 中世史部会:中世における地域の構造・運動と権力」『歴史学研究(983号)』, 歴史学研究会, 2019.5
・「討論要旨(特集「「平和」の内実を問う:権力の「平和」と地域の「平和」」,東京歴史科学研究会第52回大会委員会企画)」『人民の歴史学(217号)』, 東京歴史科学研究会, 2018.9
・「第五一回大会参加記(第51回大会報告特集/歴史における危機と復興の諸相Ⅱ)」『歴史評論(818号)』, 歴史科学協議会, 2018.6
・「戦国時代の土豪・在地寺院と「徳政」」『人民の歴史学(211号)』, 東京歴史科学研究会, 2017.3
・「討論要旨(特集「転換の時代を生きる人びと:「土豪」・「名望家」たちの果たした役割から」,東京歴史科学研究会第50回大会委員会企画)」『人民の歴史学(209号)』, 東京歴史科学研究会, 2016.9
・「室町・戦国期の在地領主・土豪・村落―近江国朽木荘を中心に―」『歴史学研究月報(637号)』, 2013

研究プロジェクト等(94年以降)

〔外部資金〕

・科学研究費助成事業特別研究員奨励費, 「戦国期の畿内近国における地域社会の研究」(研究代表者), 日本学術振興会, 2015.4-2017.3

受賞等

研究室所属の大学院生

博士後期課程:0 名
修士課程:0名




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