4 若手研究者研究活動助成金(サーベイ・リサーチ)募集要項
【助成の目的】
研究調査力の強化をめざす社会学研究科の博士後期課程・修士課程院生が、本プログラムの趣旨を踏まえ、調査票を用いた郵送法による統計的(量的)調査(サーベイ・リサーチ=SR)を自立的に進めるための資金的援助。
【調査実施期間】
平成21年12月1日(火)から平成22年1月31日(日)にいたる期間
【助成対象】
- 申請者の調査に必要な調査票(質問紙)の郵送費と調査票の印刷費を、申請1件あたり10万円上限を目安として助成します。
- 調査員の雇用費、交通費や、統計ソフトやパソコンの購入費は、助成の対象となりません。
【採択予定件数】
1,2件。
【申請有資格者】
平成21年度冬学期に社会学研究科博士後期課程・修士課程に在籍する院生(休学者を除く)。本助成は履修届と成績評価を必要とするため、本助成を受ける学期は休学することができません。
【申請に際しての注意点】
(1) 複数申請
平成21年度の社会学研究科「キャリアデザインの場としての大学院」プログラムによる若手研究者研究活動助成は、ワークショップ、インターンシップ、フィールドワーク、サーベイ・リサーチ、プレゼンテーション・アブロードの5分野に対し行われます。複数分野を申請することを妨げません。ただし、同一分野で複数の申請をすることはできません。その場合はすべての申請が無効になります。年に2回募集がある場合には、1回目の申請で採択されなかった者は、1回目に申請した分野と同一分野について、2回目に再度申請することができます。本サーベイ・リサーチ助成による計画採択は、同一申請者あたり年度1回までとします。
(2) 他の助成金との組み合わせ
本申請の活動に関連して、他の助成金に応募している場合、計画書の中に明記してください。例えば、郵送費・印刷費について本助成金を、統計ソフトの購入について他の助成金を利用することは構いませんが、当然のことながら、印刷費について両方の助成から支給を受けるような、いわゆる同一費目を二重取りすることは認められません。このような二重取りや虚偽の記述が明らかになった場合、仮に採択に至っていても助成を取り消し、本プログラムの助成への当該年度の申請を認めません。
【提出書類】
- 必要事項を記入した申請用紙
- 指導教員の推薦状(サーベイ・リサーチの目的は申請者の博士学位論文・修士学位論文に用いる資料獲得にありますので、推薦者は指導教員に限定します。)
以上を一括して社会学研究科事務室に提出
【申請用紙の入手】
受講申込書ソフトコピーを本プログラムウェブサイトからダウンロードしてください。
【申請書提出先・提出方法】
社会学研究科事務室。jimusoc7@ad.hit-u.ac.jpに電子ファイルで送信してください。推薦状については指導教員の印が必要ですので、直接事務室にお持ちください。
【申請書提出期間】
平成21年11月11日(水)〜平成21年11月24日(火)午後2時まで(時間厳守)
【選考方法】
企画実践審査委員会が書類審査で選考します。なお、選考過程において、必要に応じ申請者に対し面接を求めることがあります。
【選考結果通知】
平成21年11月27日(金)に、各申請者に対し採否等を通知します。
【履修登録】
採択された申請者は、冬学期(「企画と実践Ⅶ)に登録すること。履修登録せずに本サーベイ・リサーチに参加することはできません。
【計画の実施】
本助成は、通常の授業科目とは異なり、文部科学省平成21年度研究拠点形成費等補助金(若手研究者養成費)等によって運営されるものです。したがって、申請が採択され資金助成を得て計画を実行したが上記報告書を提出せず履修放棄にいたる事態、あるいは申請が採択され資金助成を得たが計画を実行しない事態などが起こってはなりません。この点を十分自覚したうえで計画を立て、申請してください。
【事務・経理手続き】
本助成は文部科学省の補助金で運営されるため、助成金の使い方等について一定のルールがあります。採用決定後早急に、事務・経理手続きについて事務室から説明を受けてください。
【計画変更】
採用決定後の計画変更は、原則としてこれを認めません。十分な計画性のもとに申請してください。採択決定後にやむを得ない事情により計画に変更の必要が生じた場合は、申請者は計画実施開始日の3週間前までに審査委員会に変更願を提出し、その承認を受けてください。申請者の過失・責任により採択計画実施に支障が生じた場合は採択を取り消し、当該年度の再申請を認めません。
【サーベイ・リサーチ報告書】
指定されたサーベイ・リサーチ報告書(指導教員による成果確認書を含む)を、調査終了から1ヶ月目ないし平成22年2月5日(金)の早い日付までに提出のこと。報告書に関する情報は、本プログラムのウェブサイトに掲載されています。フィールドワーク計画および報告書の一部は、研究科ウェブサイトに掲載される予定です。申請を採択された者には、計画終了後に本助成に関するアンケートを行います。
【助成を受けたことの注記と研究成果の寄贈】
本助成を受けた院生がその成果を含む修士学位論文、博士学位論文を提出し、学術論文、発表要旨等を公表する際には、下の例のような一文を註などに置き、公的支援を得た研究の成果であることを明記するとともに、その論文等を一部、社会学研究科にご寄贈ください。「本論文で分析する資料の一部は、平成21年度文部科学省大学院教育改革支援プログラムによる一橋大学大学院社会学研究科「キャリアデザインの場としての大学院」プログラムの助成を受け、●において実施した調査(●年●月〜●月)のなかで得られたものである」。なお、英文での表記を参考までに記述すると、本プログラムの英語名称は「Training Program for Advanced Graduate Students, Graduate School of Social Sciences, Hitotsubashi University」です。