社会科学のための映像情報処理
この授業では、ゲスト講師の濱野隆満氏が映像情報処理の実際を実践的に指導します。
【講義題目】
社会科学のための映像情報処理 ?ICTなどの技術をいかに使っていくか?
【授業概要】
「高度職業人養成」科目。ビデオカメラや動画の編集機能を持ったPCの普及化、ICTの高度化などに伴い、映像情報が身近になってきました。本講義では、社会科学研究に利用できる映像情報技術の基礎を修得するとともに、そのスキルアップを図ります。
夏学期の授業ではパソコン初心者でも自分のパソコンの最低限の面倒をみられるようになり、研究活動等での基本的なパソコンと周辺機器の運用スキルを身に付けることを目標とします。
冬学期は夏学期に身に付けた基本スキルをもとに、より実践的なアウトプットの製作を通し経験値と応用力・実践力の獲得を目指します。
具体的な進度・内容は履修者の修得具合に応じて調整していきますが、過去の「進行予定表と事前事後の学習等について」を参考用としてキャリアデザイン推進室(マーキュリータワー5階3509室)にて閲覧できるようにしておく予定です。またアップルジャパン主催の学生デジタル作品コンテストにも過去の履修者がこの授業の成果を応募し選考に残った作品が一般公開されております。興味がある人は以下のURLからアクセスできますので参考にしてみてください。
http://www.apple.com/jp/students/gallery/hed/06.html
http://www.apple.com/jp/students/gallery/nominee05/06.html
【授業形態】
- 本授業では、計画の準備・作成・実施等といった実際のフローを体験してもらうとともに、それぞれの場面において必要とされるノウハウの説明を行います。講義だけでなくできるだけ多く演習中心の講義形式をとり、実際に受講者に企画を実践してもらいます。講義+実習であることから、受講者実数を最大で8名程度と想定しています。希望者多数の場合は選考を行います。
- 周辺機器など必要とされる環境に関する講義も行います。本授業では実際に撮影したものをパソコン(Mac)に取り込んで作業を進めます。授業用パソコンを用意しますが、自分でノートパソコンを新規に購入し授業に備えようという受講希望者や既に購入済みパソコンで受講したい者は、研究科事務室を通じて必ず担当講師である濱野隆満氏まで事前に相談してください。機種の構成によっては、本授業の用途に耐えない場合もありうるからです。貸し出し機材の数的制約から、班に分けて作業に入ってもらう可能性もあります。
- 屋外に撮影に出かけるなど、授業の性格上実施日時は適宜変更する予定ですが、最大限受講者の都合にあわせますし、やむを得ない事由で屋外実習等に参加できない場合の措置も可能な限り図る予定です。
- 冬学期開講授業は夏学期開講授業を踏まえての内容となるため、夏学期開講授業のみの受講は認めますが、冬学期開講授業のみの受講は認めません。但し例外として平成19年度もしくは平成20年度にこの授業を履修した者は平成21年度の夏・冬学期開講授業いずれか若しくは両方を履修しても構いません。平成19年度もしくは平成20年度に履修した者も履修を希望する場合は受講申込書を期限内に提出してください。なお、夏学期開講授業では基本的な部分が当然多くなりますが、過去の授業ではこの基本的な部分が初心者以上に経験者に大変好評だったことを付記しておきます。
【申請有資格者】
社会学研究科博士後期課程・修士課程に在籍する院生(休学者を除く)。ただし、上記の(4)を参照。
【提出書類】
必要事項を記入した申請用紙。
【申請用紙の入手】
ソフトコピーを本プログラムウェブサイト(http://miryoku.soc.hit-u.ac.jp/CareerDesign/programopen/4.1.ITResearch/4.1.3.eizo/eizo2009_shinsei.doc)からダウンロードするか、社会学研究科事務室にてハードコピーを入手してください。本冊子にある「社会科学のための映像情報処理」受講申込書をコピーして使っても結構です。
【申請書提出先】
社会学研究科事務室。
【申請書提出期間】
平成21年4月8日(水)〜平成21年4月14日(火) 午後4時(厳守)。
【選考方法】
書類審査。やる気に満ちた院生を求めます。申請者のパソコン技量やパソコン歴の長短だけが目安なのではなく、採否は総合的に判断します。
【選考結果通知】
平成21年4月16日(木)午前11時までに各申請者に対し採否等を通知します。
【重要注意事項】
- 受講を許可された申請者は、平成21年度夏学期については「IT技法の実践II」の履修登録を、冬学期については「IT技法の実践III」の履修登録を行ってください。履修登録せずに本講義に参加することはできません。
- 平成21年4月6日(月)の「第1回キャリアデザイン説明会」ではこの授業のガイダンスは行いません。第1回目の授業(平成21年4月8日(水)3限マーキュリータワー5階の3508教室を予定)にてガイダンスを行います。この日は履修に際しての相談会も兼ねますので受講を考えているひとはできるかぎり参加してください。選考の都合上申請用紙の提出は平成21年4月14日(火)午後4時(厳守)までとしますが平成21年4月15日(水)「第2回キャリアデザイン説明会」にてこの授業の予備相談会の時間をとっておきます。どうしても平成21年4月8日(水)のガイダンス兼説明会に参加できないひとはこの予備相談会に参加してください。このためこの授業の第2回目の授業は平成21年4月21日(水)となります。
- 受講を許可された者の内、受講に際し個別に補足の指導をした方が良いと判断した場合は第2回目の授業の前後に電子メールで入れますので、必ず確認し指導を受けてください。
- 授業の詳細に関しては濱野隆満氏が対応します。質問があれば、研究科事務室を通じ、いつでも相談してください。
- 授業終了後、受講者には本講義に関するアンケートを行います。
- 本講義は、通常の授業科目とは異なり、文部科学省平成21年度研究拠点形成費等補助金(若手研究者養成費)等によって運営されるものです。したがって、申請が受理され受講許可が出たが履修放棄にいたる事態などが起こってはなりません。この点を十分自覚したうえで受講申請してください。