社会学部・社会学研究科のなかで、社会調査は、社会学、国際社会学とともに社会動態研究分野を構成しています。社会動態研究分野は、社会の構造と文化をその動態(ダイナミクス)に着目して社会学理論の研究と社会調査の実践に総合的に取り組み、その成果を社会学研究科・社会学部の教育へ有機的に結びつけていくための研究・教育ユニットです。
社会調査室は現在、小林多寿子特任教授によって、社会学的な調査研究に取り組み、社会学部・社会学研究科の社会調査にかかわる専門教育に携わっています。
一橋大学社会調査室のあゆみは古く1960年に遡ります。当初、一橋講堂(現・千代田キャンパス)の学長研究室に看板をかかげてスタートしました。64年、竣工なった国立の磯野研究館に移りました。当時の社会調査室は機材も資料も文献もわずかなものでした。制度化(実験講座化など)の努力と、所属教員が企画遂行する社会調査活動、講義やゼミ学生の調査実習、そうした活動を日常的に支える助手(4代にわたる)のバックアップが積み重なって、現在のすがたに成ってきました。
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