専任教員  Faculty

吉田裕

特任教授

東京教育大学文学部(史学科日本史専攻)卒業後、一橋大学大学院社会学研究科修士課程、同博士課程で日本近現代政治史を専攻。近代日本における政―軍関係の研究(特に軍部の研究)、南京事件に代表される戦争犯罪の研究、天皇制及び昭和天皇の戦争責任問題、戦争史・軍隊史研究、東京裁判研究、日本の戦後処理問題、日本人の戦争観と歴史認識の問題等々、関心のおもむくまま、気のむくまま、かなり雑多な研究をしています。しいて主な研究分野をあげれば、近代日本における軍隊史、戦争史研究ということになるでしょうか。現在一冊本をまとめあげたところなので、次ぎの研究テーマを何にするか、迷いつつ考えていますが、アジア・太平洋戦争期の軍人宰相、東条英機について少しずつ調べ始めています。

主な研究領域
日本近現代政治史、日本近現代軍事史(ただし、戦後は再軍備の時期くらいまでしかカヴァーできません)

代表的な著作
『日本人の戦争観』岩波現代文庫、2005年
(原著は1995年刊)
『アジア・太平洋戦争』岩波新書、2007年
『兵士たちの戦後史』岩波書店、2011年

学部の主要担当科目
政治史、ゼミナール

大学院の主要担当科目
政治史Ⅰ、ゼミナール

中北浩爾

教授

東京大学大学院法学政治学研究科にて政治学・日本政治外交史を専攻。戦後日本の経済復興をめぐる政党政治の歴史的展開を分析する論文で1997年に博士の学位を取得した後、自民党の結成と社会党の統一に至る1955年体制の成立過程を、国際関係や労使関係など幅広い視野から捉え直す著書をまとめました。2003年から05年にかけてLondon School of Economics and Political Science(LSE)とHarvard Universityに客員研究員として滞在しながら、日本の労働政治を国際関係史の視角から研究しました。現在は、1955年体制の成立以降、今日までの日本の政党政治の変容を構造的に解明することに関心を持っています。大阪市立大学法学部、立教大学法学部などを経て、2011年に本学に赴任しました。

主な研究領域
政治学および日本現代史、特に日本政治史・現代日本政治論

代表的な著作
『経済復興と戦後政治』東京大学出版会、1998年
『一九五五年体制の成立』東京大学出版会、2002年
『日本労働政治の国際関係史』岩波書店、2008年
『現代日本の政党デモクラシー』岩波書店、2012年

学部の主要担当科目
社会研究入門ゼミ、政治過程論、政治学、ゼミナール

大学院の主要担当科目
政治学Ⅰ、政治過程論、ゼミナール

田中拓道

教授

フランス社会科学高等研究院政治学科でDEA課程(修士に相当)を修了後、北海道大学大学院法学研究科で博士(法学)取得。北海道大学法学部講師、新潟大学法学部准教授を経て、2010年に一橋大学に赴任しました。もともとフランス福祉国家の形成と変容を研究していましたが、現在は日本を含めた先進国の福祉国家再編の比較研究、グローバル化のもとでの社会民主主義のゆくえ、福祉国家の一般理論の構築などに取り組んでいます。おもな指導なテーマは、(1)比較政治、特に現代福祉国家の再編、福祉国家の形成史、ヨーロッパ政治と社会政策、(2)現代政治理論(平等論、連帯論、正義論、社会民主主義、シティズンシップ論)、(3)資本主義・国家・市民社会の理論的考察などです。

主な研究領域
ヨーロッパ比較政治、福祉国家論、政治理論

代表的な著作
(単著)『貧困と共和国―社会的連帯の誕生』人文書院、2006年
(単著)『よい社会の探求―労働・自己・相互性』風行社、2014年
(編著)『承認―社会哲学と社会政策の対話』法政大学出版局、2016年
(単著)『福祉政治史―格差に抗するデモクラシー』勁草書房、2017年

学部の主要担当科目
政治思想、比較政治、ゼミナール

大学院の主要担当科目
政治学Ⅱ、比較政治、ゼミナール

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連携教員

  • 福富満久

    早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業後、同大学大学院政治学研究科で政治学の博士号とパリ政治学院(Sciences-Po/シアンスポ)で国際関係学のPh.D.を取得しました。主要研究領域は、国際政治学・国際関係論・安全保障で、なかでもグローバリゼーションに伴う地球社会の諸問題に関する研究(帝国と従属の非対称性構造、エネルギー資源獲得の攻防、アメリカの外交政策、安全保障問題、中東和平問題、民族紛争、軍事介入、内戦、難民等)に力を入れています。近年では、特に「Gゼロ」における国際政治学、政治経済学等の理論、地政学的手法を応用した国際平和の模索と研究に関心を抱いています。

     m.fukutomir.hit-u.ac.jp
     研究科ウェブサイト

  • ジュニアフェロー

    • 松田英里

      これまでは、主に日露戦争期の「癈兵」を対象に研究を行ってきました。今後は、時期をアジア太平洋戦争にまで広げて、戦争で障害を負った兵士や民間人の戦後史を内在的に研究したいと考えています。

過去の専任教員

岡義達 1954年6月~1964年3月
政治学  1921年生まれ、1999年死去

藤原彰 1967年11月~1986年3月
政治史  1922年生まれ、2003年死去

田中浩 1983年4月~1990年3月
政治思想史  1926年生まれ

加藤哲郎 1980年1月~2010年3月
比較政治  1947年生まれ

渡辺治 1990年4月~2010年3月
日本政治史  1947年生まれ