一橋大学社会調査士委員会
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Q&A/お問い合わせ

Q&A(2024年3月26日現在)

社会調査士資格申請についてこれまでに寄せられた質問と回答を「Q&A」にまとめました。

●履修・単位

Q1:社会調査士指定科目は卒業要件単位(修了要件単位)となりますか。
学部生には全科目が卒業要件単位となります。大学院生には科目によって修了要件になるものとならないものがあります[→Q2参照]。
Q2:大学院生が学部科目を履修することは可能ですか。
可能です。ただし、G科目(ゼミナール)履修については社会調査士委員会に相談してください。なお、大学院生が学部科目を履修する場合、共修科目であるE・F科目は修士修了要件単位となりますが、A~D・G科目は修士修了の要件単位とはなりません(注:2024年度開講科目についての回答)。
Q3:長期留学を予定していますが、単位修得科目に有効期限はありますか。
本学で修得された単位に有効期限はありません。ただし、社会調査士資格を申請するにあたって、社会調査協会の規定では、社会調査士(キャンディデイト)資格取得から正規資格への変更手続きは4年以内、専門社会調査士(キャンディデイト)資格の場合は3年以内と、有効期間が設定されています。
Q4:履修登録の際に社会調査士指定科目の科目認定番号を登録するのですか。
科目認定番号は社会調査協会により付与されたものであり、学内書類への記入や登録は不要です。

●開講予定

Q5: 社会調査士資格科目には隔年開講の科目もあるとのことですが、次年度以降の開講科目は決定していますか。
現時点では毎年、全科目開講できるよう努めていますが、今後、担当者の都合等で隔年となる科目もありえますので、必要科目は修得できるときに履修するようにしましょう。また、授業科目数の増減が生じる可能性もあります。
Q6: 新年度のG科目となるゼミナールについてはいつ頃情報公開されるのでしょうか。
社会調査士科目として認定申請を行っている科目(G科目を含む)の認定結果は、毎年3月20日に社会調査協会より通知されますので、それを受けて社会調査士サイトトップページでお知らせをします。

●他機関・研究生等での単位修得

Q7:出身大学で学部時代に修得した科目と、本学の大学院で履修する科目を併せて申請することは可能ですか。また、他大学の修士課程での修得科目と本学博士課程での科目を併せることは可能でしょうか。
社会調査士資格参加校における認定科目であれば、複数機関(大学等)および各課程(学士・修士・博士)での修得科目を併せて資格申請することができます。申請時に各機関において、当該科目の単位修得証明書を発行してもらい申請時に添付していただきます。
Q8:他大学研究生時代の修得科目も資格申請に有効でしょうか。
本学、他大学を問わず、研究生や聴講生として単位修得した科目について当該大学で「指定科目証明書」に類する書類を発行してもらえるのであれば、有効です。
Q9:本学以外で単位修得する方法を教えてください。
社会調査士資格制度参加の他大学 ―― 科目等履修生制度を利用します。
社会調査協会 S科目講習会で単位を修得する方法もあります。 ――専門社会調査士資格(同時申請)を目指す大学院生向けにA~E科目の講習会を開催しています。開催スケジュールは社会調査協会サイトでご確認ください。

在学状況、既卒等

Q10:博士後期課程を休学中であっても専門社会調査士(正規)資格を申請することは可能ですか。
資格申請要件を満たしていましたら、博士後期課程の在学・休学を問わず、専門社会調査士資格(正規)を申請可能です。
Q11:卒業/修了後、年数が経過していますが、本学から申請することができますか。
本学で指定科目を履修した卒業/修了生であれば、在学生同様の手続きで申請可能です。なお、他機関での修得科目がある場合や、卒業/修了後に他大学(院)に進学した場合は、社会調査士担当にお問い合わせください。

G科目

Q12:G科目を副ゼミナールとして履修する場合でも認定科目としてカウントされるのでしょうか。
社会調査士資格申請においては主/副ゼミいずれによる単位修得かは不問です。
Q13:4年次の社会調査士のG科目に該当するゼミの申請は、どの時期にどのような方法で行えばよいのでしょうか。
4年生がG科目を履修する場合には、G科目に該当する3年ゼミを副ゼミとして履修することになります。申請の手続きは、副ゼミを履修するための通常の手続きに準じます。ただ、ご自身で適当なゼミが見つけられない場合は、社会調査士担当にご相談ください。担当の先生方と相談し、調整いたします。

社会調査士(キャンディデイト)

Q14:社会調査士資格を申請するためには社会調査士(キャンディデイト)を取得しておく必要があるのでしょうか。
社会調査士(キャンディデイト)取得は必須ではありません。卒業時に社会調査士資格を申請してください。
Q15:M1生で社会調査士(キャンディデイト)申請を希望しています。申請要件に「在籍期間が1年以上」とありますがM1生は申請不可なのでしょうか。なお、最終的には専門社会調査士(同時申請)をめざしています。
在籍1年未満であっても大学院生であれば申請可能ですが、同時申請をめざすのでしたら、社会調査士(キャンディデイト)の取得は特に必要ありません。

専門社会調査士(キャンディデイト)

Q16:専門社会調査士資格(同時申請)を目指して準備中ですが、専門社会調査士(キャンディデイト)を取得しておく必要があるのでしょうか。
専門社会調査士資格(正規)を申請するために、専門社会調査士(キャンディデイト)は必須ではありません。また、専門社会調査士(キャンディデイト)の申請要件として「社会調査士資格を取得していること」がありますので、同時申請を準備中ということでしたらキャンディデイト申請の要件を満たしていないことになります。

同時申請

Q17:同時申請をめざす大学院生が学部基礎科目を履修する場合の履修登録方法を教えてください。
社会学研究科事務室教務担当が履修登録を代行します。履修登録期間内に希望科目名、担当教員名、科目コード等を記してメールにてご依頼ください。
Q18:同時申請をめざして学部基礎科目を履修していた学生が、仮に途中で資格申請を取り止めた場合、なにか問題がありますでしょうか。
特にチェックは行いません。
Q19:大学院修士課程修了時に専門社会調査士と社会調査士資格を同時申請する場合、全科目を2年間で履修することになるのですか。また、それは可能ですか。
最短では修士課程の2年間で全科目を履修することになります。修士課程のみで全科目を修得した学生は過去、複数名います。また授業の時間割では社会調査士資格科目が重ならないよう配置していますので、単位修得は可能です。なお、修士論文では社会調査データを用いた論文を執筆することが必要です。
※同時申請の場合、G科目の取得は不要です。

専門社会調査士(論文等)

Q20:専門社会調査士に申請するための論文に必要な調査とは、自分で実施した社会調査を指すのでしょうか。また、調査を用いた論文の作成とは、調査を軸にした論文を指すのでしょうか。あるいは調査を論文の一部として引用しただけのものも含まれるのでしょうか。
資格認定の判断は社会調査協会の資格認定委員会でおこなうため、実際にどのように判断されているのかを私たちが正確に知ることはできません。ただ過去の例から、以下のことが判明しています。
*基本的には、自分で実施した調査を意味します。データアーカイブ等を介して入手した調査データをもちいる場合も、データの分析は自身で行い、オリジナルな知見を提示することが求められます。
*調査結果だけで書かれた論文を意味するわけではありません。実際に、修士論文には取り上げたテーマに関する理論や先行研究の検討が含まれることの方が普通です。なので、専門社会調査士を申請するときは、論文のどの部分に調査が用いられているかを明記した文書の提出が求められます。
Q21:(1) 査読のない紀要論文、あるいは査読のない研究ノートで申請した場合、資格認定されますか。(2) 共著論文で申請した場合、資格認定されますか。
専門社会調査士資格申請用の論文の形態は(1)(2)いずれも大丈夫です。
Q22:修士論文を英語で執筆予定ですが、専門社会調査士資格申請上は問題ないでしょうか。
英語論文で問題ありません。社会調査協会WEBサイトにも「研究論文は、日本語もしくは英語で書かれたものとします。」と記載されています。
Q23:修士論文に誤字・脱字があった場合は、それを訂正して提出してもよいでしょうか。
修士論文は、研究科提出済みのものに手を加えることはできません。誤字・脱字がどうしても気になる場合は、別途正誤表を付けてください。本体には手を加えないでください。
Q24:修士論文提出時に、専門社会調査士資格申請を予定していることを研究科に伝える必要はあるでしょうか。
研究科に伝える必要はありません。
Q25:修士論文の提出は二重投稿などの倫理的な問題に抵触しないという認識でよろしいでしょうか。
修士論文提出で問題ありません。また、二重投稿にはあたりません。
Q26:専門社会調査士資格申請用の論文について、著作権の関係等で電子媒体での提出が困難な場合は社会調査協会に相談することとされていますが、それはどのような場合でしょうか。
結論からいえば、修士論文を提出する場合には何か特別な心配をされる必要はありません。この条文で念頭におかれているのは、学会誌あるいは学術誌で刊行された論文を提出する場合です。学会誌あるいは学術誌の論文の著作権は、著作権が学会もしくは出版社に譲渡されているので、著者であっても(制約なくコピーできる)電子媒体での配布を禁じていることが普通です。 その代わりに著者は、学会誌もしくは出版社が有料で用意する抜き刷り(紙媒体)を利用することが普通です。
Q27:社会学研究科以外に所属する大学院生ですが、資格取得要件として、規定の必修科目の単位取得や、「社会調査データを用いて独自に執筆した実証研究論文」などとあることから、私がこの資格を取得することは現実的に不可能でしょうか。
社会学研究科の院生よりはハードルが高くなると思いますが、不可能というわけではありません。修士課程だけで必要な単位を取得するのではなく、博士課程も視野にいれて長期的に対応すれば、問題ないと思います。また、学部のA~E/Fについては、社会調査協会が設けているS科目講習会を利用する方法もあります(相対的に短期間で必要な科目を取得できます)。論文は、社会調査データにもとづいたものであれば、社会学の論文である必要はありません。 例えば言語社会研究科でしたら、社会言語学の分野であっても、社会調査データをもちいた論文であれば、認定される可能性は高いと思います。また提出する論文は修士論文である必要はなく、専門社会調査士のために別途用意することもできます(ただしその場合は、学術雑誌に掲載されている必要があります)。

資格申請・認定結果発表の時期・方法

Q28:資格申請の手続き時期、および周知方法を教えてください。
資格申請手続きは大学を通して行います。社会調査協会受付期間に先立ち、本学では例年、およそ下記の時期に学内受付を行っています。

  • 社会調査士・専門社会調査士          3月初頃告知/3月20日頃学内〆切
  • 社会調査士(9月卒業生対象)         8月末頃告知/9月10日頃学内〆切
  • 社会調査士(キャンディデイト・第1回)    6月初頃告知/6月20日頃学内〆切
  • 社会調査士(キャンディデイト・第2回)    9月末頃告知/10月15日頃学内〆切
  • 専門社会調査士(キャンディデイト)      9月末頃告知/10月15日頃学内〆切
当社会調査士WEBサイトの他、CELSの掲示板やダウンロードセンター[008. 各種プログラム→社会調査士資格申請]、社会学研究科WEBサイトで周知します。
Q29:正規資格について、認定結果の発表時期や方法を教えてください。
3月卒業生の申請では6月1日付で、9月卒業生の申請では12月20日付で社会調査協会より、申請者が資格申請書に記入した住所宛に認定結果の通知が郵送されます。また同日、社会調査士資格取得者には、申請時に登録したメールアドレス宛にPDFファイルで「社会調査士資格取得証明書」が発行されます。

八条申請

Q30:八条申請の方法について教えてください。
八条申請は大学を通さずに個人で申請を行います。申請方法は社会調査協会WEBサイトをご確認ください。


お問い合わせ

社会調査士資格制度に関する質問等は、社会学研究科社会調査士担当へお問い合わせください。
なお、質問の前に当サイトおよび社会調査協会WEBサイトを十分に確認してください。

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