若手研究者紹介

サイトトップへ戻る

若手研究者一覧

フリガナ コンドウ カナ
名前 金堂 奏
専攻分野 地域研究、アフリカ史、南アフリカ共和国近現代史
研究概要 本研究の目的は、ソウェト蜂起を扱った歴史記念館とソウェト住民の関係を検討することによって、アパルトヘイトに関する記憶共有が抱える課題を地域レベルで描き出すことにある。修士論文では、記念館がソウェトの人々の生活空間内に包摂されており、ゆえに人々が記念館前に訪れ、記念館来訪者に対し、自分たちの知るソウェト蜂起について主体的に語り伝える現状があることを示した。しかし一方では、ソウェト内でも記念館から離れた場所に住む人々にとっては、心理的に距離のある場所であることも聞き取り調査から分かった。その原因としては、聞き取り対象者の居住地が記念館から離れているという物理的な理由だけでなく、歴史記念館がある特定の人物、コミュニティ、民族のみの歴史を扱っているからだという声も聞かれた。この調査結果は、当該研究に対して重要な視座を提供してくれるものであった。ソウェト蜂起について、一般的な解釈では「白人」対「黒人」という二項対立の構図で説明されることが多いが、実際にはそのアクター、中でも「黒人」と解釈されるソウェトの人々は多様なバックグラウンドを持っているため、決して一括りにすることはできないのだ。そこで本研究では、ソウェト内で聞き取りを行い、ソウェト蜂起をまずソウェト地域史の中に位置づけることを試みる。その上で、歴史記念館や社会科の教科書が提示する公的なソウェト蜂起の物語と比較し、両者の違いはどこにあるのか、それぞれの媒体で何が描かれ何が描かれていないのか、そのような相違が生じているのはなぜなのかを検討する。
現在の研究テーマ 歴史記念館と周辺地域住民の関係からみる記憶共有の様相―ソウェト蜂起を事例に―
キーワード 南アフリカ共和国、アパルトヘイト、記憶、歴史実践、歴史記念館、オーラル・ヒストリー
研究業績 *
  修士論文 歴史記念館がかたちづくる空間の様相―ヘクター・ピーターソン記念館とソウェトの人々の関わりから―
SPATIAL ASPECTS SHAPED BY HISTORICAL MUSEUM: THE RELATIONS BETWEEN THE HECTOR PIETERSON MUSEUM AND LOCAL RESIDENTS IN SOWETO
博士論文  
 
業績詳細
所属学会 日本アフリカ学会、武蔵野アフリカ研究会
担当可能領域 アフリカ地域研究
読解可能言語 英語
職歴
特記事項

*「修士論文」、「博士論文」の上段・下段はそれぞれ日本語タイトル、英文タイトルを示す。

このページの一番上へ