若手研究者紹介

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若手研究者一覧

フリガナ ヤマザキ アキコ
名前 山﨑 晶子
専攻分野 社会学、社会調査
研究概要 フランスにおいて官民問わず「エリート」として活躍するためには、医師、弁護士など一部の職業を除き、独自の高等教育機関である名門グランゼコール出身であることが必須である。その狭き門を突破するための厳しい選抜試験で最も重視されるのは、専攻・専門を問わず、母語であるフランス語の高度な言語運用能力と言われてきた。またその能力は文化資本の継承によってもたらされ、階層の固定化、「エリート再生産」の要因となると言われてきた。しかしフランスもまたグローバル化、移民の急激な増加、理数系重視などの社会的変化と無縁ではない。こうした社会的変化を経た21世紀のエリート選抜の場においても未だフランス語の重視は続いているだろうか。本研究は現代フランスのエリート形成における卓越した言語運用能力の獲得過程、主に言語資本を持たない「非再生産」型エリートの言語運用能力の獲得と資本への転換に着目し、次の二点の課題からエリート形成の実態を明らかにすることを目的とする。(1)卓越した言語運用能力はいかに獲得されるのか。(2)獲得された言語運用能力はエリート形成過程においていかに資本化されるのか。これら2つの問いに対し、エリートへのライフストーリー・インタビューなど複数の質的調査を実施し、個別具体的なエリート形成過程を明らかにする。
現在の研究テーマ 現代フランスにおけるエリート形成-言語資本の獲得と転換段階に注目して
キーワード エリート、再生産、階層、言語、文化資本、高等教育、フランスの教育制度
研究業績 *
  修士論文 フランスにおける言語運用能力の教育目標とリセの大衆化
―リセ第2級フランス語の学習指導要領と教科書を手がかりに―
EDUCATIONAL GOALS OF LANGUAGE PROFICIENCY IN FRANCE AND DEMOCRATIZATION OF “LYCÉE” (SENIOR HIGH SCHOOL): BASED ON CURRICULUM GUIDELINES AND TEXTBOOKS OF FRENCH FOR “LYCÉE SECONDE” (THE GRADE 10 STUDENTS)
博士論文  
 
業績詳細 ◆学術雑誌等に発表した論文
山﨑晶子、「現代フランスにおけるコンクール・ジェネラルとエリート主義」、フランス教育学会紀要第26号、pp.65-78、2014年 (査読あり)
◆その他の著述
1)山﨑晶子、「書評:岩崎久美子著『フランスの図書館上級司書-選抜・養成における文化的再生産メカニズム』 (明石書店、2014年)」、フランス教育学会紀要第28号、pp.171-176、2016年
2)山﨑晶子、「図書紹介:エドゥアール・ルイ(高橋啓訳)『エディに別れを告げて』(東京創元社、2015年)」、フランス教育学会紀要第28号、pp.181-184、2016年
3)山﨑晶子、「国際動向:現代フランスにおけるエリート形成に関わる在外研究」、社会科学系コンソーシアムニューズレター、No9.pp.11-12、2015年    
4)山﨑晶子、「図書紹介:ジャック・ランシエール(梶田裕/堀容子訳)『無知な教師―知性の解放について』(法政大学出版会、2011年)」、フランス教育学会紀要第26号、pp.135-136、2014年
5)山﨑晶子、「5 3 森岡清美先生調査資料群リスト(年代順)」『質的データ・アーカイヴ化とリサーチ・ヘリテージ―2011 2013年度科学研究費研究報告書―質的データとしてのライフストーリーのアーカイヴ化と〈調査遺産〉継承の経験的研究(課題番号:23530619)』、質的データ・アーカイヴ化研究会(小林多寿子、桜井厚、井出裕久、小倉康嗣、沢辺満智子、山﨑晶子)pp.90-98、2014年3月
◆国内学会における発表【以下全て口頭発表・査読有り】
1)山﨑晶子、「海外調査で得られたデータ分析の妥当性」、『日本オーラル・ヒストリー学会第14回大会』、一橋大学(東京)、2016年9月
2)山﨑晶子、「グランゼコール準備学級における現代フランスのエリート形成―教師へのインタビュー調査より―」、『関東社会学会第64回大会』、上智大学(東京)、2016年6月
3)山﨑晶子、「現代フランスにおけるエリート再生産に関する一考察―グランゼコール学生/卒業生調査から―」、『日仏社会学会2015年度大会』、横浜国立大学(横浜)、2015年10月
4)徳安慧一、○永山聡子、山﨑晶子、「現代日本社会における大学改革と進路選択 ―「哲学」を選択した学生の語りより―」、『関東社会学会第62回大会』、日本女子大学(東京)、2014年6月
5)山﨑晶子、「フランス社会におけるエリート主義 ―コンクール・ジェネラルに注目して―」、『日仏社会学会2013年度大会』、東洋大学(東京)、2013年10月
6)山﨑晶子、「現代フランスにおけるコンクール・ジェネラルとその役割に関する一考察」、『フランス教育学会第31回大会』、高松大学(高松)、2013年9月

所属学会 関東社会学会、日仏社会学会、フランス教育学会、日本オーラル・ヒストリー学会
担当可能領域 社会学、社会調査、教育社会学、フランス語(初級)
読解可能言語 フランス語、英語
職歴 (1) 2017年4月 日本学術振興会特別研究員(DC2)採用
(2) 2013年7月-2014年3月「質的データとしてのライフストーリーのアーカイヴ化と〈調査遺産〉継承の経験的研究(課題番号:23530619)」質的データ・アーカイヴ化研究会リサーチ・アシスタント
(3) 2011年5月-2011年9月/ 2012年5月-2012年9月 一橋大学ティーチング・アシスタント(社会調査論)
(4) 2010年4月-2011年3月 一橋大学外国人留学生チューター(言語社会研究科 中国出身者1名)
特記事項 1) 平成25年度卓越した大学院拠点形成支援補助金 「一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程研究活動助成事業」獲得(2014年2月1日~28日、フランス/パリ、ストラスブール研究滞在)
2) 平成26年度一橋大学基金による大学院生海外派遣奨学金獲得(2014年9月〜2015年8月ストラスブール大学/SAGE研究所にて博士論文共同指導プログラムにより研究滞在)
3) ストラスブール大学博士論文共同指導学生両国間移動費援助奨学金獲得(2016年2月渡仏、現地調査)
4) 高等学校一種教員免許(商業科)取得(1993年)

*「修士論文」、「博士論文」の上段・下段はそれぞれ日本語タイトル、英文タイトルを示す。

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