若手研究者紹介

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若手研究者一覧

フリガナ アキヤマ ミチヒロ
名前 秋山 道宏
専攻分野 社会学、社会理論、沖縄戦後史
研究概要  現在、沖縄では、辺野古への米軍基地建設を阻止するための運動が展開されており、「オール沖縄」や島ぐるみ」の運動と呼ばれている。この「島ぐるみ」運動で特徴的だったことは、沖縄の経済界のなかから「基地は経済発展の阻害要因」という認識が打ち出され、基地建設への反対運動に参加するグループや企業が現れたことである(建設業および観光業から)。いまだ経済界の一部ではあるものの、基地反対運動の前面にたつグループや企業が現れ、基地の弊害と基地依存からの脱却を語ったことは、「島ぐるみ」をめざす動きとして沖縄戦後史においても例をみない。現在の研究では、この「島ぐるみ」の運動に、グループや企業の一部が参加している建設業を対象として、戦後沖縄経済の構造的な変動と経済界における基地や沖縄経済に対する認識の変容とを関連づけて検討している。
現在の研究テーマ 戦後沖縄の「島ぐるみ」運動と経済界の変容に関する研究:建設業に着目して
キーワード 沖縄戦後史、「島ぐるみ」運動、米軍基地、経済界、建設業
研究業績 *
  修士論文 「社会の総体的把握の基礎視角:カール・マルクスの土台・上部構造論の再構成試論」
BASIC ASPECT OF MODERN SOCIAL THEORY: RETHINKING OF KARL MARX’S BASE-SUPERSTRUCTURE THEORY
博士論文 「日本復帰前の沖縄における島ぐるみの運動の模索と限界:B52撤去運動から尖閣列島の資源開発にいたる過程に着目して」
EXPLORING THE PROCESS OF MOVEMENTS INVOLVING ALL INHABITANTS OF OKINAWA AT THE TIME OF THE REVERSION: FOCUSING ON THE COUNTERMOVEMENTS TO U.S.MILITALY BASES AND THE ECONOMIC DEVELOPMENT
業績詳細 ◆著書
(共著)梶原渉・城秀孝・布施祐仁・真嶋麻子編著『18歳からわかる 平和と安全保障のえらび方』大月書店、2016年1月、PartⅠ4「辺野古の米軍基地建設で、沖縄と政府はどうして対立しているの?」[39 48頁]およびコラム3「沖縄新基地建設を止めるたたかい」[57 61頁] 
(共著)新井大輔・柴田努・森原康仁編著『図説経済の論点』旬報社、2015年1月、第3章12「公共事業と日本経済:アベノミクスとオリンピックを問う」[168 171頁]

◆論文・研究ノート
「日本復帰前の沖縄における米軍基地と生活をめぐる認識の展開:即時復帰反対論からイモ・ハダシ論への流れに着目して」、『琉球・沖縄研究』最終号、2017年発刊予定(査読有)
「日本復帰前の沖縄における島ぐるみの運動の模索と限界:B52撤去運動から尖閣列島の資源開発にいたる過程に着目して」(一橋大学大学院社会学研究科、博士論文)、2017年3月、1 130頁
「琉球独立論を考える:左右からの歴史修正主義に抗して」、『唯物論』90、2016年11月、70 88頁(依頼論文)
「グローバリゼーションのもとでの沖縄経済の変容:脱軍事・脱公共事業と日本国家」、『新しい歴史学のために』288、 2016年5月、34 47頁(依頼論文)
「1960年代前半における大山朝常の経済論:南島文化研究所所蔵資料の紹介もかねて」、『南島文化』38、2016年3月、101 111頁
「沖縄経済の現状と島ぐるみの運動:建設業界を対象に(特集「すべての生命の保障」を希求する沖縄県民の闘い)」、『日本の科学者』50(6)、2015年5月、12 17頁(依頼論文)
「日本復帰前後からの島ぐるみの論理と現実主義の諸相:即時復帰反対論と沖縄イニシアティブ論との対比的検討から」、『沖縄文化研究』41、2015年3月、241 296頁(査読有)
「地域課題の解決における大学の役割に関する一考察:地域社会・NPOとの関わりに着目して」、『一橋研究』38(3・4)、2014年1月、15 28頁
「日本復帰前後の沖縄における島ぐるみの運動の模索と限界:尖閣列島の資源開発をめぐる運動がめざしたもの」、『一橋社会科学』4、2012年12月、48 63頁(査読有)
「《カテゴリーの人格化》を観点とした土台・上部構造論の再検討:現代社会科学の展開におけるK.マルクスの社会理論の可能性をめぐって」、『一橋研究』37(1)、2012年4月、33 53頁
「政権交代、東日本大震災後に沖縄をどう見るか」、『一橋研究』36(4)、2012年1月、49 59頁
「レヴュー・エッセイ サンデル・ブームを読み解く:小林正弥『サンデルの政治哲学 <正義>とは何か』を手がかりに」、『唯物論研究年誌』16、2011年10月、268 276頁(編集委員会による校閲あり)
「K.マルクスの社会理論に関する予備的考察:史的唯物論および土台・上部構造論の通史的整理を通して」、『一橋研究』36(1)、2011年4月、49 59頁
「社会の総体的把握の基礎視角:カール・マルクスの土台・上部構造論の再構成試論」(首都大学東京大学院社会科学研究科、修士論文)、2008年3月、1 83頁

◆その他著述など 
「〈文献紹介〉櫻澤誠『沖縄現代史 米国統治、本土復帰から「オール沖縄」まで』」、『同時代史研究』9、2016年12月、105頁
『南風原町史第10巻 写真集南風原』、2016年3月(編集委員として編集に従事)
「八重山の沖縄戦の地を訪ねて」「座間味の沖縄戦、「集団自決」の地を訪れて」人と人がつなぐ「平和と人権」プロジェクトつなぐ旅・座談会報告書『いのちを紡ぐ』、南風原文化センター活性化支援実行委員会、2016年3月、26 28頁および33 34頁
「いまも平和学習は続いている」南風原町子ども平和学習交流事業20周年記念誌『啓蟄に咲く』、20周年記念誌編集委員会、2015年3月、3頁
「列車爆発現場跡」『南風原町史第9巻戦争編本編 戦世の南風原 語るのこすつなぐ』、2013年3月、54 57頁
「慰安所跡」『南風原町史第9巻戦争編本編 戦世の南風原 語るのこすつなぐ』、2013年3月、58 59頁
「マチグヮーの課題解決における大学の役割」、『マチグヮー楽』2、2011年3月、67 75頁
「大学院生の研究実態とその改善に向けて:若手研究者育成における高等教育予算拡充の意義」、『高等教育年報』13、国庫助成に関する全国私立大学教授会連合、2010年10月、53 57頁
「記憶の忘却と再生:<大学がつぶされる>という経験をめぐって」、2010年8月(未発表)
「地域の魅力発掘・継承部会 他地域(南風原・国頭)に学ぶ 地域の魅力発掘と継承」、マチグヮー楽会、『マチグヮー楽』1、2010年3月、24 29頁
「ゲストハウスを通した那覇のまちへの移住:移動とともに捉えるマチグヮー」、マチグヮー楽会、『マチグヮー楽』1、2010年3月、48 51頁
「院生問題:いま「学生に賃金を」を考える(特集大学の未来)」『現代思想』37(14)、2009年11月、148 157頁(栗原康『学生に賃金を』(新評論、2015年2月)に再掲載) 
「このままでは研究が続けられない!?:大学院生の研究・生活実態を告発し、奨学金のブラックリスト化に反対する」『福祉のひろば』111、2009年6月、38 41頁
「「移住ブーム」「観光ブーム」から見える地域・住まい方の変容」、多田治[編]『沖縄・八重山調査報告書 観光と環境、文化と自然の社会学 沖縄・八重山諸島のフィールドワークから』、2009年4月、32 70頁

◆学会報告など(2010年以降のもの)
「公設市場、40年前の選択」(共同報告)、第8回マチグヮー楽会(於沖縄県那覇市公設市場)、2016年2月
「現地訪問報告 パレスチナ、占領の今」、南風原平和ガイドの会学習会(於南風原文化センター)、2016年1月
「南風原文化センターの取り組み ブース展示協力」、平和教育プロジェクト委員会・日本平和学会2015年度秋季研究集会(於琉球大学)、2015年11月
「統治性と主体:現在の「島ぐるみ」の運動を手がかりに」、「「沖縄研究」理論/出来事の往還」(『言語社会』9)合評会(於沖縄大学)、2015年8月
「沖縄にとって「戦後」とはなにか」、沖縄未来スタディーズ・番外編(於那覇市)、2015年8月
「基地と経済からみる沖縄戦後史」、南風原平和ガイドの会学習会(於南風原文化センター)、2015年1月
「知識人の社会的実践の位相:1950年代を切り口として」(パネル・オーガナイザー)、カルチュラル・タイフーン2014/Cultural Typhoon 2014(於国際基督教大学)、2014年6月 
「方法としての伝統工芸品と「内発的発展」:地域文化とツーリズム」(グループワーク)、カルチュラル・タイフーン2013/Cultural Typhoon 2013(於東京経済大学)、2013年7月
「日本復帰前後の開発による沖縄社会の再編と求められる主体性の発揮:工業化をめぐる開発認識の基本スケールと「沖縄方式」という一類型」、関東社会学会第61回大会(於一橋大学)、第4部会:歴史と記憶の社会学、2013年6月
「本土復帰前後における開発路線の確立過程と沖縄住民の自主性・自立性の発露:尖閣列島の資源開発から沖縄開発庁の設置に至る歴史的過程に着目して」、関東社会学会第60回大会(於帝京大学)、第6部会:基地・環境、2012年6月
「政権交代、3.11後の沖縄と自治・自立運動の意義:戦後日本における開発主義国家の批判の試みとして」、復帰40年沖縄国際シンポジウム(於早稲田大学)、2012年3月
「個人史からみた「沖縄アイデンティティ」」、東京学芸大学・埼玉大学・千葉大学・横浜国立大学連合大学院院生連携研究プロジェクト「アイデンティティ変遷の歴史的・地域横断的研究」研究会(於両国KFCビル)、2011年10月
「沖縄の基地問題:その根底にあるもの」、落合・中井九条のつどい(於落合第二地域センター)、2011年10月
「オキナワから憲法を問う:基地・開発・自治の交差する視点から」、根津・千駄木憲法学習会例会(於文京区不忍通りふれあい館)、2011年4月
「マチグヮーの課題解決における大学の役割」、第3回マチグヮー楽会(於沖縄県那覇市公設市場)、2011年2月
「現代における社会科学の展開とカール・マルクスの社会理論:「カテゴリーの人格化」を観点とした土台・上部構造論の再検討」、経済理論学会第58回大会(於関西大学)、第20分科会「変革と社会理論」、2010年10月
「移動と居住の境界域としてゲストハウス―那覇市中心市街地を対象として」、カルチュラル・タイフーン2010(於駒沢大学)、セッション「グローバリゼーションのもとでのローカリティ:沖縄社会を事例として」、2010年7月
「ゲストハウスを通した那覇のまちへの移住 移動とともに捉えるマチグヮー」、第2回マチグヮー楽会(於沖縄県那覇市公設市場)、2010年2月

◆社会的な活動
2015年10月  沖縄県南風原町、南風原町史編集委員会、南風原町史の刊行に関わる事業、編集委員(継続中)
2015年6月 RBC(琉球放送)への取材協力。RBCザ・ニュースSP「未来へ語り継ぐ沖縄戦 戦後70年の地平から」(2015年6月23日放映)
2015年4月  沖縄県内外の大学ゼミ等(沖縄大学・岐阜大学・慶応大学・中央大学)の平和学習の受け入れ(継続中)。
2014年10月  沖縄県南風原町、南風原平和ガイドの会の会員として沖縄陸軍病院南風原壕群20号のガイド活動に従事、2015年度より役員を務める(継続中)
2014年4月 2015年3月 沖縄県南風原町、南風原町子ども平和学習交流事業20周年記念誌『啓蟄に咲く』(彩優出版)の編集・発行(文化庁「平成26年度地域と共働した美術館・博物館創造活動支援事業」の一環として、編集委員長)
2013年9月  沖縄県、大山朝常資料・研究協力者(継続中)
2013年7月  沖縄県ほか、琉球政府研究会(継続中)
2011年10月  沖縄県、阿波根昌鴻資料調査会・研究協力者及び事務局(継続中)
2011年4月 2013年3月 沖縄県南風原町、南風原町史執筆協力者
2010年4月 2011年3月 沖縄県南風原町、「みんなの手と手を!「南風原の宝づくり」:南風原文化センターの手足を磨く」、美術館・歴史博物館活動基盤整備支援事業協力者
2010年2月 第2回マチグヮー楽会「地域の魅力発掘・継承」部会にてコーディネーター(国土交通省・平成21年度「新たな公」によるコミュニティ創生支援モデル事業『なはまちつながるプロジェクト』の一環で開催)

所属学会 関東社会学会、経済理論学会、唯物論研究協会、マチグヮー楽会(運営委員2010年 )、カルチュラルスタディーズ学会(Association for Cultural Typhoon)
担当可能領域 社会学概論、社会学理論、社会科学の基礎、沖縄戦後史、沖縄経済史、沖縄政治経済論、平和学、国際平和学、平和運動史
読解可能言語 英語
職歴 2017年4月  沖縄国際大学 総合文化学部 非常勤講師(平和運動史)、沖縄国際大学 共通科目国際理解科目群 非常勤講師(国際平和学Ⅰ) (現在にいたる)
2016年9月 2017年3月 沖縄国際大学 総合文化学部 非常勤講師(平和運動史および社会学理論)、沖縄国際大学 共通科目国際理解科目群 非常勤講師(国際平和学Ⅱ)
2016年4月 2016年9月 沖縄国際大学 共通科目国際理解科目群 非常勤講師(国際平和学Ⅰ)
2015年9月  2016年3月 沖縄国際大学 共通科目国際理解科目群 非常勤講師(国際平和学Ⅱ)
2015年4月  2016年3月 沖縄国際大学 総合文化学部 非常勤講師(社会学理論および社会学理論Ⅱ)
2015年4月  沖縄国際大学 南島文化研究所・特別研究員 (現在にいたる)
2015年4月  沖縄大学 地域研究所・特別研究員 (現在にいたる)
2014年4月  2015年3月 沖縄国際大学 総合文化学部 非常勤講師(社会学理論Ⅰおよび社会学理論Ⅱ)
2008年4月  2009年3月 一橋大学社会学研究科 リサーチ・アシスタント
特記事項

*「修士論文」、「博士論文」の上段・下段はそれぞれ日本語タイトル、英文タイトルを示す。

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