若手研究者紹介

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若手研究者一覧

フリガナ アラサワ チカコ
名前 荒沢 千賀子
専攻分野 ライフストーリー研究、歴史教育実践論
研究概要 戦争や独裁などトラウマとなるような歴史経験を経て、人はどのようにその後を生きぬいてきたのか。これをテーマに、現在スペインの二つのフィールドで調査を進めている。スペイン・アストゥリアスではスペイン内戦・フランコ独裁の経験をめぐって激戦地グラドの人びとに、そして、バルセロナではアジア太平洋戦争末期フィリピン・マニラ戦での日本兵によるスペイン総領事館襲撃事件のただひとりの生存者に聞き取り・調査している。人びとの語りを歴史的文脈に位置づけてライフストーリーを描き、具体的で個別の生の側から歴史を照らし出して現在のわたしたちにとって歴史とは何か再考するきっかけとしたい。
現在の研究テーマ トラウマ的歴史経験のその後:マニラ戦スペイン総領事館襲撃、スペイン内戦・独裁から
キーワード ライフストーリー、1945年マニラ戦、スペイン内戦とフランコ独裁、トラウマ、
研究業績 *
  修士論文 「スペインで革命・内戦・独裁期弾圧の過去と向きあう―あるアストゥリアス女性の生活史のこころみ―」
A life history of an Asturian woman confronting past political violence during the revolution, the civil war and the dictatorship in Spain
博士論文  
 
業績詳細 ◆著書
(共著) 足羽與志子、中野聡、吉田裕 編『平和と和解―思想・経験・方法』一橋大学大学院社会学研究科先端課題研究叢書6、旬報社、
 2015年3月30日、第10章 「記憶を失った「たったひとりの生きのこり」六歳スペイン少女のその後ーマニラ戦スペイン総領事館襲撃事件
 (一九四五)」、[294-324頁]
(共著)加藤公明、和田悠 編『新しい歴史教育のパラダイムを拓く-徹底分析 加藤公明「考える日本史」授業-』地歴社、2012年7月
 20日、第15章「わくわく探訪「加藤実践の生まれる現場」―「頑固な問い」から訪ねる教育実践:授業ノートとインタビュー
 を手がかりに―」、[214-237頁]
(共著)高垣忠一郎、横湯園子、藤本文朗 編『不登校・登校拒否(3) 高校生―霧の中から自分探し』労働旬報社、1995年1月、第1章
 「「ここで悩めてよかった」明日に続く日々へ向かって―カウンセラーのいる学校で不登校生徒とかかわって」、[15-40頁]
◆論文
「「頑固な問い」から「対話」へ:「元気」を読み解く-教育実践の現場と研究実践の現場のはざまで-」、日本オーラルヒストリー学会『日
 本オーラルヒストリー研究』第8号(「特集2 オーラル・ヒストリー・フォーラム「学知と現実のはざま」」)、2012年9月、[85-91頁]
「スペインで革命・内戦・独裁期弾圧の過去と向きあう―あるアストゥリアス女性の生活史のこころみ―」(修士論文一橋大学社会学研究科)
 2011年3月、1-218頁
「「ここで悩めてよかった」明日に続く日々に向かって」、教育科学研究会『教育』559号(国土社)、1993年3月1日、[30-38頁]
◆その他の著述
「第145回定例会報告要旨 革命・内戦・投獄の経験を語るアストゥリアス女性のライフストーリー聞きとり調査から」、『スペイン史学会会
 報』、2012年1月、[6-9頁]
「新藤通弘著『革命のベネズエラ紀行』」(書評)、PARC太平洋資料センター編『月刊オルタ』8-9月号、2006年8月、[37頁]
「沖縄“研修”旅行」、『月刊 高校生』第152号巻頭「特別企画」(プランズ・ユー)、1995年10月1日、[3-19頁]
◆翻訳
野々山真輝帆 編『ラテンアメリカ傑作短編集 ―中南米スペイン語圏文学史を辿る』彩流社、2014年1月31日、オラシオ・キロガ著 「ア
 ナコンダ還る(Horacio Quiroga, El regreso de Anaconda)」、[125-153頁]
アマンダ・カストロ監督『ヒールに託して―フランコと闘った女たち―』ポル・タンタス・コサス・オーディオビジュアル・プロダクション制作
 短編ドキュメンタリー映画、2007年、(Amanda Castro, A golpe de Tacón)
オラシオ・キロガ著 野々山真輝帆 編『愛と狂気と死の物語―ラテンアメリカのジャングルから(Horacio Quiroga:Cuentos de amor, de
locura y de muerte)』、「アナコンダ(Anaconda)」、[167 218頁]
◆学会報告
「「わたしは、領事館のたったひとりの生き残りです」―記憶を失って生きた6歳スペイン少女のその後」 一橋大学平和と和解の研究セン
 ター・シンポジウム『心の傷をめぐる歴史経験-語りと追悼-』、2013年7月20日
「母の生に寄りそう娘 研究者として母/娘として ―スペイン内戦・独裁期弾圧を受けた女性への聞き取りから」 日本オーラル・ヒスト
 リー学会オーラル・ヒストリー・フォーラム「学知と現実のはざま」 第2回セッション「女性の生に向きあう」(東京麻布台セミナーハウス(大
 阪経済法科大学アジア太平洋研究センター))、2011年11月27日
「革命・内戦・投獄の経験を語るアストゥリアス女性のライフストーリー聞きとり調査から」 スペイン史学会145 回定例研究会(慶応大学三
 田校舎)、2011年10月1日
「共和国派亡命スペイン人一家の苦闘:遍去の政治的暴力に対峙して」 日本オーラル・ヒストリー学会第8回大会2日目第二分科会(立
 教大学袋キャンパス)、2010年9月12日
◆教育実践例報告
「「ここで悩めてよかった」明日に続く日々に向かって」 第32回教育科学研究会全国大会不登校分科会(群馬県水上温泉)、1992年7
 月
「「ここで悩めてよかった」明日に続く日々へ向かって」 第42回教育研究全国集会不登校分科会(私学代表として発表)(和歌山市民会
 館)、1992年1月
「「ここで悩めてよかった」明日に続く日々に向かって」 第22回全国私学夏期研究集会登校拒否・不登校分科会(岐阜県下呂温泉)、
 1991年7月
◆スペインの大学・公立中等教育学校における講義・発表
「アジア太平洋戦争と日本史」、スペイン・アストゥリアス・ヒホンの公立中等教育エル・ピレス校(Bachillerato, Instituto El Piles)進学コー
 ス、2008年5月10日
「わたしはたった一人の生き残りです(マニラ戦生存者に関する研究)」、スペイン・アストゥリアスのオビエド大学人文学科歴史学部(2012
 年10月24日)、大学院史研究科修士課程「歴史の社会文化的分析」専攻コース(2012年10月26日)
◆研究資金獲得とフィールドワーク
平成25年度一橋大学社会学研究科博士後期課程研究活動助成事業(フィールドワーク)による助成(平成25年度卓越した大学院拠点形
 成支援補助金による助成金)、2014年1月29日~2014年3月16日、スペイン・アストゥリアスのオビエド、ヒホン、グラドおよび鉱山地帯、
 スペイン・バルセロナにてフィールドワークおよび文書館等での調査実施。
平成24年度一橋大学社会学研究科若手研究者研究活動助成(フィールドワーク)による助成、2013年3 月1 日-2013年3 月19日、
 「スペインと日本の過去へのまなざしの出会いと交流の経験の質的考察―大規模暴力をめぐる日本とアストゥリアス国際交流プログラムへ
 の企画と参加を通して―」をテーマに、オビエド大学、ヒホン労働者文芸協会 (Ateneo Obrero de Gijón)、ゲルニカ平和資料館(Museo
de la Paz de Gernika)、行政総文書館(Archivo General de la Administración)にて研究調査。
平成25年度科研費基盤B「アジア・太平洋戦争および現代世界における大規模暴力をめぐる総合的比較研究」研究協力者公募(2名)に
 よる助成、2011年4月1日-2014年3月31日、研究課題/領域番号23310177 (研究代表者:中野聡一橋大学大学院社会学研究科教
 授、連携研究者:吉田裕、宮地尚子、林博史、永井均、笠原十九司、栗田禎子、研究協力者:荒沢千賀子、高誠晩、ホセ・リカルド・T 、ホ
 セ・リディア・N・ユ、楊大慶、中原聖乃)
◆国際交流研究プログラムの企画・運営
日西の国際交流プログラム『過去をみつめなおす:日本とスペインの大規模暴力と記憶』企画・運営、科研費B「アジア・太平洋戦争および
 現代世界における大規模暴力をめぐる総合的比較研究」による国際交流プログラム、2013年3月5日-7日、科研費B「アジア・太平洋戦
 争および現代世界における大規模暴力をめぐる総合的比較研究」による国際交流プログラムとしてスペインのオビエド大学・ヒホン労働
 者文芸協会(Ateneo Obrero de Gijón)との協力により企画・運営。

所属学会 日本オーラルヒストリー学会、ライフストーリー研究会
担当可能領域 教科教育論
読解可能言語 英語、スペイン語、
職歴 2016年4月-現在 神奈川大学外国語学部非常勤講師(スペイン語)
2014年6月-現在 獨協大学国際教養学部言語文化学科非常勤講師(スペイン語)
2013年4月-2016年3月 立教大学兼任講師(スペイン語)
2012年10月-2013年3月 一橋大学社会学研究科 リサーチ・アシスタント
2009年7月9日-16日 一橋大学 大学教育研究開発センター初年次教育プロジェクト ティーチング・アシスタント
1979年4月-2006年12月 潤徳女子高等学校専任教諭(社会科)
 (うち1998年4月-2001年3月 潤徳女子中学校専任教諭及び学年主任、1995年4月-1998年3月 同中・高 生徒生活指導部主任)
特記事項 ◆留学
2014年2月3日-7月31日 (スペイン)オビエド大学大学院修士課程「ジェンダーと多様性」専攻 科目履修生
2012年7月2日-7月20日 (スペイン)バルセロナ大学国際夏期講座 聴講生
2012年2月1日-2013年7月31日 (スペイン)オビエド大学大学院修士課程「歴史の社会文化的分析」専攻 科目履修生
2008年7月1日-11日 (スペイン)オビエド大学人文学部夏期集中講座「女性の記憶」 聴講生
2007年2月1日-5月20日 (ドイツ)ジェイコブ・ブレーメン大学人文社会科学学部国際政治史学科 科目履修生
◆資格(英語・教育職員免許状)
2006年10月22日 TOEICテスト875点
1980年5月15日教育職員免許状中学一級・高校二級(外国語・英語)取得
1979年3月31日教育職員免許状中学一級・高校二級(社会)取得

*「修士論文」、「博士論文」の上段・下段はそれぞれ日本語タイトル、英文タイトルを示す。

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