若手研究者紹介

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フリガナ ウエノ タカヒコ
名前 上野 貴彦
専攻分野 国際社会学、国際移民研究、多文化共生論
研究概要 移民をめぐる根拠のない噂ステレオタイプに対して行政と市民が連携して反論する試みが、2010年代以降、新たな多文化共存戦略として欧州諸都市で導入されている。スペイン・バルセロナ市が先駆的に開始したこの「反うわさ戦略」は、(1)移民人口だけを対象とする法的な承認や経済的な再分配の議論に終始せず、地域住民全体の日常における交流という社会的な相互作用に注目し、(2)地域(州)や都市など国家以外のアクターが積極的に関与するマルチスケール状況の中で推進され、(3)その中で、先進移民諸国の経験から学び、多文化主義を刷新しようとする後発移民国の行政や市民社会の諸団体による水平的な多文化ガバナンスが形成・発展したという特徴を有する。
そこで本研究は、多文化主義を刷新した新理念といわれる「インターカルチュラリズム(間文化主義)」と、同理念を具体化したものとされる「反うわさ戦略」の生成・定着と他都市への伝播を可能とした社会構造、ならびにそこに介在する諸アクターの社会的相互作用のありかたを分析することで、ローカルで社会的な側面から多文化共存をめぐる分析枠組みを再構築し、移民政策論の今日的な動態をとらえ直すものである。
現在の研究テーマ 移民のインターカルチュラルな社会統合と地域――「反うわさ戦略」の生成、定着、そして伝播
キーワード インターカルチュラリズム(間文化主義)、噂とステレオタイプ、多文化ガバナンス、スケール
研究業績 *
  修士論文 『移民のインターカルチュラルな統合と地域――バルセロナ「反うわさ戦略」の生成過程から』
The Intercultural Turn in Local Immigrant Integration:
Grassroots Innovations and Multiple Origins of The ANTI-RUMORES STRATEGY in Barcelona
博士論文  
 
業績詳細 ◆学会報告
・関東社会学会「移民をめぐる「うわさ」への対抗実践にみる多文化主義の刷新──「バルセロナ反うわさ戦略」 生成過程から」審査あり・口頭発表、2017年6月4日(於:日本大学文理学部)
・日本社会学会「後発移民国における地域からの多文化主義の刷新──スペインにおける 「インターカルチュラリズム」政策の分権的形成」審査あり・口頭発表、2017年11月4日(於:東京大学本郷キャンパス)

◆研究助成採択
・EU Studies Institute in Tokyo 「EUSIスカラーシップ2014」 ”Incorporating “New Minorities” in Barcelona: Interplay among Territorial Autonomy, Associative Sector and Immigrants” 、2014年
所属学会 日本社会学会、関東社会学会、移民政策学会
担当可能領域 国際社会学、国際労働力移動、多文化共生論、エスニシティ論、
読解可能言語 スペイン語、イタリア語、フランス語、ポルトガル語、カタルーニャ語、ルーマニア語、英語
職歴 ・2017年10月~2018年1月:フランス語圏地域文化研究(森千香子):TA
・2017年4月~2017年7月:国際社会の課題B(久保山亮):TA
特記事項 ・日本学術振興会特別研究員(DC1)【2017年4月~2020年3月】

*「修士論文」、「博士論文」の上段・下段はそれぞれ日本語タイトル、英文タイトルを示す。

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