若手研究者紹介

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若手研究者一覧

フリガナ ヤマダ ヒロシ
名前 山田 宏
専攻分野 職業教育、工業教育、地域産業政策
研究概要  職業教育を担う学校の機能は、その卒業者の職業や生活の経歴(ライフヒスリー)をどのように規定したのかによって評価すべきものと考える。このため高度経済成長期半ば頃を境として社会的評価が急速に低下したにも関わらず、近年、その職業的レリバンス等が再評価されつつある工業高校を例として、①学習指導要領において意図された教育課程と実際に適用された教育課程の変遷及び両者の異同、そこに働いている教育行政、企業社会、学校社会等の論理と相互の力学、専門教科と普通教科の構成と内容を規定する原則的な考え方とその役割等について具体的に整理するとともに、②こうした教育の成果・効果について、卒業者や企業関係者による教育内容についての評価に止まらず、卒業者の辿った職業や生活の経歴を具体的に追跡することを通じて、工業高校で学んだことの意味を明らかにすべく分析を進めている。
 また、後期中等教育と高等教育に跨る高専について、卒業者の意識に主たる焦点を当てて、学校生活と職業生活の実態、専攻学科によるその差異、科目への興味とその有用性との関係等について分析を進めており、工業高校研究とリンクさせていくこととしている。
 さらに、これまで実施してきた臨海型大規模地域開発、中小企業、商店街等に焦点を当てた地域産業政策の評に関する研究のフォローアップを行うこととしている。
現在の研究テーマ 工業高校の教育課程と卒業者の職業経歴、高専卒業者の意識、地域産業政策の評価
キーワード
研究業績 *
  修士論文 卒業者のライフヒストリーから見た高度経済成長期の工業高校―工業高校卒であることの意味―
Technical High School in the Era of High Economic Growth from the Viewpoint of its Graduates’ Life Histories : the Meanings Attached to Being a Technical High School Graduate
博士論文  
 
業績詳細 ◆ 著書
矢野眞和・濱中義隆・浅野敬一編 『高専教育の発見-学歴社会から学習歴社会へ』 岩波書店、2018年4月、第6章「高専卒業生の自負と無念さ-卒業生の自由記述より」、120-145頁

◆ 論文
「工業高校をめぐる境界線とその意味-教育課程の変遷とその有用性に着目して」、研究代表者 木村元 『日本における学校化社会成立の諸相 -学校システム「周辺」部に着目して-』 日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究成果報告書、2018年3月、196-224頁
「1970年代以降の高校職業教育政策の形成と実施 -「基礎・基本」の重視をめぐる議論とその実態-」『<教育と社会>研究』、第27号、2017年9月、73-84頁
「工業高校の制度的展開と卒業者の職業生活」、研究代表者 木村元 『日本における学校化社会の成立過程 ―その基礎的研究―』 日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究成果報告書、2015年3月、62-94頁
「卒業者のライフヒストリーから見た高度経済成長期の工業高校 ―工業高校卒であることの意味―」(修士論文 一橋大学社会学研究科)、2015年1月、1-420頁
「中小企業政策は何を目的とするのか ~中小企業政策とその思想の変遷~」、『経済のプリズム』 参議院事務局企画調整室(調査情報担当)、第109号、2013年2月、1-26頁
「臨海三セクの債務処理と再生 ―6年後の再検証―」、『立法と調査』 参議院常任委員会調査室・特別調査室、No.333、2012年10月、112-130頁
「商店街は活性化できるのか 統計からみた商店街の四半世紀 」、『経済のプリズム』 参議院事務局企画調整室(調査情報担当)、第100号、2012年5月、1-52頁
「臨海三セクの債務処理と再生 臨海新都市開発と臨海型大規模工業基地開発 」、『立法と調査』 参議院常任委員会調査室・特別調査室、No.258、2006年7月、49-53頁、等

◆ その他の著述
「会員フォーラム 37年を経て再び工業教育研究へ」『産業教育学研究』第47巻第2号、2017年7月
「書評:片山悠樹著『「ものづくり」と職業教育 -工業高校と仕事のつながり方』」『<教育と社会>研究』第26号、2016年9月

◆ 学会報告
「高専教育の何が役に立ち、何が足りなかったのか -教育内容への興味と有用性との関係-」日本教育社会学会第69回大会研究発表(於一橋大学)、2017年10月21日
「工業高校生の学力の推移とその特徴」日本産業教育学会第57回大会自由研究発表(於工学院大学)、2016年10月23日
「1960年代後半の職業高校における小学科の多様化 -政策をめぐる言説と多様化の実態-」教育史学会第60回大会研究発表(於横浜国立大学)、2016年10月2日
「工業教育機関卒業者の生活と意識 -その共通性と学校種別による差異-」日本教育社会学会第68回大会発表(於名古屋大学)、2016年9月17日
「1980・90年代の工業高校卒業者のライフヒストリー ―1950 70年代の卒業者と比較して―」日本産業教育学会第56回大会自由研究発表(於和歌山大学)、2015年10月18日
「工業高校卒業者のライフヒストリー ―同窓会名簿による把握と分析―」日本産業教育学会第55回大会自由研究発表(於大東文化大学)、2014年10月19日


所属学会 日本産業教育学会、教育史学会、日本教育社会学会、日本教育政策学会、日本公共政策学会
担当可能領域 職業教育・技術教育論、職業教育・技術教育史、公共政策論、地域産業開発論
読解可能言語 英語
職歴
特記事項 1976年から2012年まで、経済企画庁、通商産業省、国土庁、内閣府、臨時教育審議会事務局、参議院事務局、海外経済協力基金及び総合研究開発機構において、経済政策、産業政策、地域開発政策、消費者政策、経済協力等に関する企画・立案、計画、調整、実施、調査研究等に従事

*「修士論文」、「博士論文」の上段・下段はそれぞれ日本語タイトル、英文タイトルを示す。

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