若手研究者紹介

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若手研究者一覧

フリガナ マツウラ カナコ
名前 松浦 加奈子
専攻分野 教育社会学
研究概要 本研究では発達障害というカテゴリーを付与される児童を検討することによって、学級における秩序と能力(「できる/できない」の内実とは何か)の問題を捉え直すことを目的とする。そして、発達障害に関する語りと学級内部の特別な配慮実践に着目することによって、(ⅰ)「特別な配慮を受ける存在」である発達障害児とは誰なのか、(ⅱ)そしてそれを規定するのは学校における実践であり、学校の規範によってその実践が可能になっているのではないかということを検討する。また、その実践に参加するのは学級の教師、児童生徒であるが、教師の行為に影響を与える保護者(母親)の働きかけも無視できない。そのため、人々が発達障害児との相互行為を通じて用いる能力の概念を記述することによって、学級において達成される秩序とは何かという問題に取り組んでいく。
上記の問題関心を明らかにするために、公立小学校でのフィールドワーク、通級指導教室に通う児童の親への聞き取り調査を行い、発達障害に関する語りと学級内部の教師と児童の相互行為に着目して分析している。
現在の研究テーマ 発達障害の社会学 -特別な配慮実践からみる学級内部の秩序と能力-
キーワード 発達障害、授業秩序、支援、教師生徒関係
研究業績 *
  修士論文 授業秩序維持のための教師ストラテジー -教師の「応答/非応答」行為に着目して-
Teacher Strategy For Keeping Classroom Order : Focusing On Teacher’s “Response/No response” Behavior
博士論文  
 
業績詳細 ◆論文
(1)「発達障害児への特別な配慮を育てる土壌 ―教師の期待認知・責任意識の形成に着目して―」『教師の責任と教職倫理に関する社会学的文化論的研究』2013-2015年度科研費研究成果報告書、[88-102頁]、2016年3月(査読無)
(2)「授業秩序はどのように組織されるのか ―児童間の発話管理に着目して―」『教育社会学研究』第96集、[219-239頁]、2015年5月(査読有)
(3)「教師ストラテジーの構成過程 ―理想の教育観と現実の子どもたちへのパースペクティブに着目して―」『〈教育と社会〉研究』第23号、一橋大学〈教育と社会〉研究会、[117-124頁]、2013年 8月(査読無)

◆翻訳
(1)マイケル・W・アップル、ウェイン・アウ、ルイ・アルマンド・ガンディン編、長尾彰夫、澤田稔監修『批判的教育学事典』明石書店、2017年1月10日、ヴァレリー・スキャタンブロ・ダンニバーレ、ピーター・マクラーレン著「第3部 再配分・承認・差異化権力 7章資本主義の君臨 -階級闘争におけるペダゴジーと実践」[135-154頁]

◆学会報告
(1)松浦加奈子、「発達障害児に対する「特別な配慮」実践 -授業場面の相互行為を中心に-」日本教育社会学会第67回大会、駒沢大学、2015年9月
(2)松浦加奈子、「発達障害児が在籍する学級における教師の役割 -学級の関係性づくりに向けて-」関東社会学会第63回大会、千葉大学、2015年6月
(3)松浦加奈子、「通常学級における「問題行動」はどのように対処されるのか -子どもの学校経験に関する教師と親の語りを中心に-」日本教育社会学会第66回大会、愛媛・松山大学、2014年9月
(4)加藤加奈子、「「発達障害」の診断をめぐる子育て支援の方向性 -通級児の親の会の語りから-」関東社会学会第62回大会、日本女子大学、2014年6月
(5)加藤加奈子、「授業秩序はどのように組織されるのか -教師の〈応答/非応答〉行為に着目して-」日本教育社会学会第65回大会、埼玉大学、2013年9月
(6)加藤加奈子、「授業秩序維持のための教師ストラテジー -教師の「応答/非応答」行為に着目して-」関東社会学会第8回修論フォーラム、一橋大学、2013年6月

所属学会 関東社会学会、日本教育社会学会、日本子ども社会学会
担当可能領域 教育社会学、社会調査
読解可能言語 英語
職歴 (1)2017年9月~3月 大妻女子大学非常勤講師(担当科目「子どもの世界」)
(2)2017年4月~8月 都留文科大学非常勤講師(担当科目 「教育社会学A」「教育社会学B」「現代社会と学校」)
(3)2016年10月~2017年2月 都留文科大学非常勤講師 (担当科目 「教育社会学A」「教育社会学B」「現代社会と学校」)
(4)2015年12月 東京女学館大学 ゲスト講師 「教育社会学」
(5)2015年5月~8月 一橋大学 ティーチング・アシスタント 「教育社会学」
(6)2014年10月~3月 一橋大学 ティーチング・アシスタント 「教育研究法」
(7)2013年10月~2016年3月 一橋大学 リサーチ・アシスタント 「教師の責任と教職倫理に関する社会学的・文化論的研究」
(8)2013年5月~2016年3月 一橋大学 ティーチング・アシスタント 「学部調査実習」
(9)2013年5月~8月 一橋大学 ティーチング・アシスタント 「教育と社会」、「教育社会学」
(10)2012年10月~2016年3月 一橋大学国際資料室チューター
特記事項

*「修士論文」、「博士論文」の上段・下段はそれぞれ日本語タイトル、英文タイトルを示す。

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