若手研究者紹介

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若手研究者一覧

フリガナ フジナミ カイ
名前 藤浪 海
専攻分野 国際社会学、国際移民研究、多文化共生論
研究概要 東海地方などの集住地域では旅行会社や斡旋業者によりブラジル系移民の集住が進展したのに対し、横浜市鶴見区のブラジル系移民は沖縄系の人々のディアスポラ・ネットワークが発端となり、集住が進展していった。それゆえに東海地方などにおけるいわゆる「顔の見えない定住化」とは一線を画した特徴を持つコミュニティが形成されている。
そこで本研究では、従来着目されてこなかった沖縄系/本土系の間の差異に着目しつつ、沖縄系のマルチラテラルなディアスポラ・ネットワークを用いたブラジル系移民たちの移住について検討する。このことにより従来、送出/受入社会というバイラテラルな二項対立図式のもとに人の移動を一方向的に捉えていた移住システム論の理論枠組みを修正し、マルチラテラルで多方向的な人の移動を捉える移民理論の構築をはかる。
現在の研究テーマ 環流するオキナワン・ディアスポラ――横浜市鶴見区の沖縄系-ブラジル系移民の事例から
キーワード ブラジル系移民、沖縄系移民、ディアスポラ、移民ネットワーク、移民第二世代
研究業績 *
  修士論文 沖縄系南米人とトランスナショナルなコミュニティの生成――横浜市鶴見区の複層的なネットワークを事例に
Okinawan Latin Americans and the Formation of a Transnational Community:
The Case of Multi-tiered Networks in Tsurumi, Yokohama
博士論文  
 
業績詳細 ◆論文
【論文(査読付き)】
(1)「ブラジル系移民コミュニティと第二世代男性の進路選択――横浜市鶴見区の学習教室の事例から」移民政策学会編『移民政策研究』9号(査読つき)、2017年5月[58-73頁].
(2)「沖縄を旅するブラジル系移民の子どもたち――集落単位での帰還訪問がもたらす精神的エンパワメント」日本移民学会編『移民研究年報』23巻(査読つき)、2017年6月.
(3)「移民ネットワークとしてのオキナワン・ディアスポラ――横浜市鶴見区のブラジル系・ボリビア系・アルゼンチン系移民の事例から」関東社会学会編『年報社会学論集』28号(査読つき)、2015年8月[64-75頁]
【修士論文】
(4)「沖縄系南米人とトランスナショナルなコミュニティの生成――横浜市鶴見区の複層的なネットワークを事例に」(修士論文一橋大学大学院社会学研究科)2014年3月[1-110頁]

◆翻訳
(5)OECD編著、布川あゆみ・木下江美・斎藤里美監訳、大西公恵・三浦綾希子・藤浪海訳、『移民の子どもと学校』明石書店、2017年.(第6章、あとがき「『移民の子ども』のなかの多様性」担当)
(6)OECD教育研究革新センター編著、木下江美・布川あゆみ監訳、斎藤里美・本田伊克・大西公恵・三浦綾希子・藤浪海訳、『21世紀型学習のリーダーシップ』明石書店、2016年.(第6章、あとがき「社会変動のなかの『学習づくりのリーダーシップ』――移民の増加という文脈から」担当)
(7)OECD教育研究革新センター編著、斎藤里美監訳、本田伊克・木下江美・布川あゆみ・三浦綾希子・藤浪海訳、『多様性を拓く教師教育――多文化時代の各国の取り組み』明石書店、2014年8月.(第8章、第10章、あとがき「日本での経験の蓄積を活かした『多様性を拓く教師教育』へ」担当)

◆学会報告等
【口頭報告】
(8)「高等教育への進学を志向しない移民第二世代男性たち――横浜市鶴見区のブラジル系コミュニティのジェンダー化された構造に着目して」日本社会学会第89回大会(於九州大学伊都キャンパス)2016年10月.
(9)「還流するオキナワン・ディアスポラと『境界域のフェミニズム』――横浜市鶴見区のブラジル系移民の事例から」日本ラテンアメリカ学会第37回定期大会(於京都外国語大学本部キャンパス 京都府)2016年6月4日.
(10)「なぜ『母親のための』日本語教室なのか―横浜市鶴見区のブラジル系移民コミュニティのジェンダー化された構造に着目して」移民政策学会2016年度年次大会(於慶應義塾大学三田キャンパス 東京都)2016年5月29日
(11)「ブラジル系移民の帰還をめぐる移住システム――横浜市鶴見区の移民コミュニティにおけるジェンダー分業に着目して」移民政策学会2015年度冬季大会(於中京大学名古屋キャンパス 愛知県)2015年12月12日.
(12)「ブラジルへ帰還するのは誰か?――横浜市鶴見区の事例から」関東社会学会第63回大会(於千葉大学西千葉キャンパス 千葉県)2015年6月7日.
(13)「南米系移民2世の分化する進路選択――移民ネットワーク論からみる世代間階層移動とジェンダー」移民政策学会2014年度冬季大会(於大阪大学豊中キャンパス 大阪府)2014年12月13日.
(14)「沖縄系南米人とトランスナショナルなコミュニティの生成――横浜市鶴見区の複層的なネットワークを事例に」関東社会学会第62回大会(於日本女子大学目白キャンパス 東京都)2014年6月21日.
【研究会コメンテーター】
(15)「三浦綾希子『ニューカマーの子どもと移民コミュニティ――第二世代のエスニックアイデンティティ』」<教育と社会>研究会 11月例会(於一橋大学国立キャンパス 東京都)2015年11月29日.
(16)「三浦綾希子『「フィリピン系エスニック教会の教育的機能――世代内部の差異に注目して」』」<教育と社会>研究会 7月例会(於一橋大学国立キャンパス 東京都)2012年7月4日.

◆そのほかの著述
(17)(書評)「三浦綾希子著『ニューカマーの子どもと移民コミュニティ : 第二世代のエスニックアイデンティティ』」『<教育と社会>研究』26,pp.103-105、2016年.
(18)「多文化家族は何を『問題』とするのか」多文化共生ネットワークかながわ編『多文化家族支援事例集』多文化共生ネットワークかながわ、pp.7-18、2017年.
(19)「日本に暮らす『多文化』家族――「文化」に回収されない支援に向けて」多文化共生ネットワークかながわ編『多文化家族支援事例集』多文化共生ネットワークかながわ、p.1、2017年.
(20)「外国につながる高校生とその家族の支援に向けて」多文化共生ネットワークかながわ編『多文化家族支援ハンドブック』多文化共生ネットワークかながわ、pp.2-6、2016年.
(21)『外国につながる子どもと保護者のための大学進学ガイドブック』横浜市鶴見区役所、2016年.
(22)「なぜ今、子どもの貧困か――格差の拡大をめぐる現状と、移民たちの交差する諸問題」多文化共生ネットワークかながわ編『多様な子ども・若者の「貧困」「学び直し」「自立」を考える』多文化共生ネットワークかながわ、pp.3-8、2015年.

◆講演等
(23)「環流する『オキナワン・ディアスポラ』と鶴見――出移民/オールドタイマー/ニューカマーをつなぐ視点」JICAボランティア技術補完研修(於鶴見国際交流ラウンジ)2017年3月.
(24)「日本における国境を越えた人々の歴史――日系ブラジル人の事例から考える」川崎市ふれあい館2016年度人権尊重学級part2(於川崎市ふれあい館)2017年2月.
(25)「鶴見に暮らす南米系移民をめぐるエンパワメント」JICAボランティア技術補完研修(於NPO法人ABCジャパン)2016年11月.
(26)「外国につながる子どもの学習支援――NPO 法人ABCジャパンでの活動から」かながわボランティアフェスティバル2016(於神奈川県立地球市民かながわプラザ)2016年11月.
(27)「私から見える鶴見の外国につながる子どもたち」多文化共生ネットワークかながわ・ABCジャパン・青丘社三団体研修会(於NPO法人ABCジャパン 神奈川県)2015年7月10日
(28)「外国につながる子どもの大学進学」ABCジャパン大学進学ガイダンス(於NPO法人ABCジャパン 神奈川県)2015年11月28日
(29)「外国につながる子どもたち――支援教室・地域と学校との連携とは」なか国際交流ラウンジ/みなみ市民活動・多文化共生ラウンジ 外国人中学生・学習支援ボランティア講座(於横浜市国際交流協会 神奈川県)2016年3月5日 ※パネリストとして参加


所属学会 日本社会学会、関東社会学会、日本移民学会、移民政策学会
担当可能領域 国際社会学、国際労働力移動、多文化共生論、エスニシティ論
読解可能言語 英語
職歴 (1)2017年6月~7月 一橋大学社会学部ティーチング・アシスタント(国際社会学IA)
(2)2016年7月~2017年3月 科学研究費補助金・基盤研究A(一般)「移民・難民選別システムの重層的再編成――9ヶ国の国際比較と越境的構造分析」(研究代表者:小井土彰宏) リサーチアシスタント
(3)2016年4月~7月 一橋大学社会学部ティーチング・アシスタント(伊藤るりゼミナール3年)
(4)2015年10月~2016年3月 科学研究費補助金・基盤研究A(海外学術)「移住家事労働者とILO189号条約――組織化・権利保障・トランスナショナルな連帯」(研究代表者:伊藤るり) リサーチアシスタント
(5)2015年4月~7月 科学研究費補助金・基盤研究A(海外学術)「移住家事労働者とILO189号条約――組織化・権利保障・トランスナショナルな連帯」(研究代表者:伊藤るり) リサーチアシスタント
(6)2014年10月~2015年1月 一橋大学社会学部ティーチング・アシスタント(国際社会と文化)
(7)2014年4月~2017年3月 日本学術振興会特別研究員DC1
(8)2012年5月~7月 一橋大学社会学部ティーチング・アシスタント(国際社会学Ⅰ)
特記事項 (1)日本学生支援機構大学院第一種奨学金、特に優れた業績による返還免除、2014年3月.
(2)科学研究費特別研究員奨励費(DC1)「南米につながる若者のアイデンティティと社会的環境――横浜市鶴見区の事例から」(研究代表者:藤浪海)2014年4月~2017年3月.
(3)「社会調査士、専門社会調査士取得」、2016年6月

*「修士論文」、「博士論文」の上段・下段はそれぞれ日本語タイトル、英文タイトルを示す。

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