若手研究者紹介

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若手研究者一覧

フリガナ スズキ トシヒロ
名前 鈴木 俊弘
専攻分野 地域研究(北米:アメリカ合衆国、カナダ)、北米移民史、北米文化史
研究概要 本研究は、19世紀中葉から20世紀初頭におけるアメリカ合衆国の祝祭に付随する公的記憶形成のなかに同時代の人種主義言説、とくに米国社会で完全な市民性を付与された白人たるための人種的条件を付与する社会言説がどのように構築され、どのような影響力を及ぼし、その後の社会・知的領域にどのような痕跡を残したのかという問題群について、複合的な領域からの資料収集とテクスト分析によって明確化することを計画している。分析の対象集団として北欧地域(バルト海北岸地域)からの移民集団、とくにスウェーデン系移民とフィン系移民に注目する。
現在の研究テーマ アメリカ合衆国の「公的記憶」における人種言説と北欧系移民の自己形成
キーワード ホワイトネス研究、アメリカ合衆国、戦間期、人種主義、祝祭、北欧移民
研究業績 *
  修士論文 アメリカ合衆国の「記念言説」と北欧系移民の自己形成──ニュー・スウェーデン入植記念祭と人種主義──
COMMEMORATING THE PAST, COMMON-RATING THE PRESENT: THE NEW SWEDEN TERCENTENARY AND RACIAL SELF-FASHIONING OF FINNS AND SWEDES IN THE UNITED STATES.
博士論文  
 
業績詳細 (1)学術雑誌等に発表した論文
【論文・査読あり】 鈴木俊弘、「ユハン・エナンデルの歴史記述と『スウェーデン的アメリカニズム』──〈アメリカ人たること〉のためにスウェーデン語を使用した移民集団の企図について」、『言語社会』、一橋大学大学院言語社会研究科、第7号、pp. 258 276、2013年3月。
【論文・査読あり】 鈴木俊弘、「トリミングする手の意志──1938年デラウェア河流域入植三百周年記念切手群とその政治性をめぐる考察」、『言語社会』、一橋大学大学院言語社会研究科、第4号、pp. 350 373、2010年3月。
【論文・査読あり】 鈴木俊弘、「〈国民史〉を適切に〈他者〉へ登記すること──フィンランド共和国が『デラウェア河流域三百周年記念祭』へ招待される過程の意味について」、『言語社会』、一橋大学大学院言語社会研究科、第3号、pp. 279 302、2009年3月。
【論文・査読あり】 鈴木俊弘、「歴史書を埋める国民のメンタリティ──『デラウェア河流域三百周年記念祭』を読み解くための史的背景について」、『言語社会』、一橋大学大学院言語社会研究科、第2号、pp. 220 240、2008年3月。
【修士(学術)論文】 鈴木俊弘、「祝祭と国民の記憶、歴史の言説──アメリカ合衆国『デラウェア河流域三百周年記念祭』のフィンランド共和国参加をめぐる歴史認識問題」、一橋大学大学院言語社会研究科、修士論文、2000年3月。

(2)学術雑誌等又は商業誌における解説、総説
【研究発表要旨】 鈴木俊弘、「ホワイトネスは開墾されなけれは ならない──アメリカ合衆国の入植表象と人種言説との交差について」、『史苑』、立教大学史学会、第75巻 第2号 (2015 年 4 月)。
【社会思想解説】 鈴木俊弘、「『スロヴェニアの』ジジェク」、スラヴォイ・ジジェク著、鈴木俊弘、増田久美子訳、『厄介なる主体──政治的存在論の空虚な中心』、青土社、pp. 321 346、2007年。

(3)国内学会・シンポジウム等における発表
【口頭発表・審査あり】 鈴木俊弘、「米国における人種論の社会性──移民委員会報告書第5巻『人種民族辞典』(1911)における「アロフィリアン・ホワイト」の概念をめぐって」、アメリカ学会第50回年次大会、東京女子大学、2016年6月4日。
【ポスター発表・審査なし】 鈴木俊弘、「アメリカ合衆国における移民とコーポラティブ・アパートメント運動──フィン系移民とAlku / Alku Toinenの事例から──」、第66回日本西洋史学会大会(ポスター報告)、慶応大学、2016年5月21日・22日。
【口頭発表・審査あり】 鈴木俊弘、「更新される〈他者〉のイメージ──マースデン・ハートレーのFinnish Yankee Sauna(1938)から、アメリカにおけるフィン系移民表象の変異を読む」、日本アメリカ史学会 第12回(通算第40回)年次大会、北海道大学、2015年9月27日。
【受賞記念講演】 鈴木俊弘、「ホワイトネスは開墾されなけれは ならない──アメリカ合衆国の入植 表象と人種言説との交差について」、立教大学公開記念講演会・第64回日本西洋史学会大会ホ スター賞受賞記念講演、立教大学、2014年 11月22日。
【ポスター発表・審査あり】 鈴木俊弘、「記念のためにトリミングされる歴史──米国の祝祭活動に潜行する入植表象と人種論の言説的交差について」、第64回日本西洋史学会大会(ポスターセッション)、立教大学、2014年5月31日・6月1日。
【学会発表・審査あり】 鈴木俊弘、「アメリカ合衆国の『記念言説』と北欧系移民の自己形成―ニュー・スウェーデン入植記念祭と人種主義―」、日本アメリカ史学会第29回例会(修論報告会)、亜細亜大学、2014年4月12日。
【ポスター発表・審査あり】 鈴木俊弘、「《白人性》を切り抜く──記念切手の意匠と米国の『火』をめぐる人種言説」、京都大学人文科学研究所主催国際シンポジウム、「人種神話を解体する──Invisibility, Knowledge, and Hybridity」、ポスターセッション、国立京都国際会館、2012年12月15日・16日。

(4)その他 (学術書翻訳、国際シンポジウム発表原稿翻訳、研究助成採択
【学術書翻訳】 エイミー・カプラン著、増田久美子、鈴木俊弘訳、『帝国という無秩序──アメリカ文化の形成』、青土社、2009年(全6章のうち第1章、第4章、第6章を担当) 。
【学術書翻訳】 スラヴォイ・ジジェク著、鈴木俊弘、増田久美子訳、『厄介なる主体2──政治的存在論の空虚な中心』、青土社、2007年(全章の翻訳、訳者あとがき、思想史解説を担当) 。
【学術書翻訳】 スラヴォイ・ジジェク著、鈴木俊弘、増田久美子訳、『厄介なる主体1──政治的存在論の空虚な中心』、青土社、2005年(全4章中の第1章、第3章、訳者あとがきを担当) 。
【学術書翻訳】 ベネディクト・アンダーソン著、糟谷啓介、高地薫、イ・ヨンスク、鈴木俊弘ほか訳、『比較の亡霊──ナショナリズム・東南アジア・世界』、作品社、2005年(全17章のうち、第1章、第2章、第3章を担当)。
【学術書翻訳】 マーク・カプリオ著、鈴木俊弘訳、「米朝『枠組み合意』の評価」、平間洋一、杉田米行編著、『北朝鮮をめぐる北東アジアの国際関係と日本』所収、明石書店、2003年(著者寄稿の全訳を担当) 。
【学術書翻訳】 マーク・カプリオ著、鈴木俊弘訳、『合意は死したのか──米朝「枠組み合意」の経過を評して』、アーキテクト社、2003年(全訳を担当) 。
【国際シンポジウム発表原稿翻訳】 マリンダ・メイナー・ラウリー著、鈴木俊弘訳、「アメリカ先住民の主権と市民権──ジム・クロウ体制下の南部でランビー族を承認すること」、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)「近代市民規範のポリティクス」主催、「近代市民規範の形成──結婚・市民権・人種を問い直す」、専修大学神田キャンパス、2012年6月9日。
【国際シンポジウム発表原稿翻訳】 テッサ・モリス=スズキ著、鈴木俊弘訳、「境界線を引く──グローバル時代の移民、境界と価値観」、一橋大学大学院言語社会研究科主催、国際シンポジウム「文明の未来、混成か純化か」、一橋大学国立キャンパス、2002年4月26日。
【研究助成採択】 鈴木俊弘、「米国におけるフィン人移民の生活者協同組合運動と《フィン系アメリカ人》という集合意識の形成」、社団法人日米協会「米国研究助成プログラム2013」採択。


所属学会 アメリカ学会、日本アメリカ史学会、バルト=スカンディナヴィア研究会
担当可能領域 地域文化研究(北米)、北米移民史、北米文化史・文化論
読解可能言語 英語、フィン語、スウェーデン語、ドイツ語
職歴 (1) 2017年4月 現在 駿河台大学 現代文化学部(非常勤)「比較文化論Ⅰ/比較文明論Ⅰ」、「アメリカ文化論/アメリカ文化論Ⅰ」、「国際文化概説/比較文化概説Ⅱ」を担当
(2) 2016年4月 現在 桜美林大学LA学群(非常勤) 「アメリカ研究概論」、「アメリカ文化」、「英語圏の映画と文化」を担当
(3) 2015年4月 2016年3月 武蔵大学講師(非常勤) 「英語I」(TOEFL対策)担当
(4) 2014年10月 2015年3月 平成26(2014)年度 一橋大学社会学部 学部演習ティーチング・アシスタント(アメリカ史)
(5) 2012年10月 2013年3月 平成24(2012)年度 一橋大学国際教育センター採用 留学生論文チューター
(6) 2012年4月 2012年9月 平成24(2012)年度 一橋大学社会学部 学部演習ティーチング・アシスタント(アメリカ史)
特記事項 第64回日本西洋史学会大会「ホ スターセッション優秀賞」、2014年11月 22日。
日本学術振興会特別研究員DC1(平成26年度採用)

*「修士論文」、「博士論文」の上段・下段はそれぞれ日本語タイトル、英文タイトルを示す。

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