教員紹介

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安川 一 (やすかわ・はじめ)

教授 、1959年生
総合社会科学専攻:人間行動研究分野(社会心理学)

http://ofc-hjm.misc.hit-u.ac.jp
研究室:東本館2階207
オフィスアワー:金曜15:15~16:00 (電子メールで事前予約のこと)


主要研究領域

理論社会学(ミクロ社会学) 視覚社会学 コミュニケーション論

現在の研究テーマと今後の抱負

 視覚表現メディアを題材にして視覚表象ならびに視覚経験の相互行為論的研究を進めている。TV、雑誌、ファッション、マンガ、化粧、等々で日常的に大量に“目にしている”視覚的表現様式を、一方でデータベース化しつつ、他方でプラクティス(慣習的行為)の動員を通じた相互行為的達成という観点から記述−分析することが現在の主な作業であり、あわせてそうした作業の理論的裏づけと方法論的整備に注力している。“見る”とは社会的営みである。つまり、感じる、考える、感情する、協働/衝突する、等々とともに(再)構成され続けている社会過程の位相である。“見る”とはこの意味で私たちの社会的組織化の営みの一部であり、しかもそうした営みとともに立ち現れてくる“見える”ものを所与のように受容し返していく過程でもある。まさしく見るとは信じること、埋めこまれていくことであり、世界が秩序化されるということである。

担当科目

大学院:

専攻 分野/科目群 番号 科目名 学期 曜日 時限
総合社会科学専攻人間行動研究分野4301社会心理学3
総合社会科学専攻人間行動研究分野4322リサーチワークショップ通年集中 
研究科共通科目先端社会科学4723先端課題研究16通年5
大学院ゼミナール

学部:

科目区分 番号 科目名 学期 曜日 時限
人間行動研究分野43201社会心理学 I (社会的分野)3
学部後期ゼミナール

学歴

1982年 3月 埼玉大学教養学部教養学科卒業
1982年 4月 一橋大学大学院社会学研究科修士課程入学
1984年 3月 同課程修了
1984年 4月 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程進学
1987年 3月 同課程単位取得満期退学

学位

修士号(1984年 社会学修士、一橋大学)

職歴

1987年 4月 亜細亜大学経済学部専任講師
1990年 4月 亜細亜大学経済学部助教授
1994年 4月 亜細亜大学国際関係学部助教授に配置替え
1996年 4月 一橋大学社会学部助教授
1997年 4月 一橋大学大学院社会学研究科助教授に配置替え
2002年 4月 一橋大学大学院社会学研究科教授

主要業績
A.著書・共著等

・『感情の社会学――エモーション・コンシャスな時代――』(共著), 世界思想社, 1997
・『メディア・コミュニケーション――情報交流の社会学――』(共著), 富士通経営研修所, 1994
・『メディアの現在形』(共著), 新曜社, 1993
・『ゴフマン世界の再構成――共在の技法と秩序――』(編著), 世界思想社, 1991
・『ジェンダーの社会学――女たち/男たちの世界――』(共著), 新曜社, 1989
・『現代メディア論』(共著), 新曜社, 1987

B.論文(94年以降)

・「視的経験を社会学するために」『社会学評論』 第60巻第1号, p.57-72, 2009
・「過去に眼差す――その社会学的考察のために――」森村敏己編『視覚表象と集合的記憶――歴史・現在・戦争――』, p.49-78, 旬報社, 2006
・“College cheating in Japan and the United States.” (co-author) Research in Higher Education 40(3), 1999
・「生活世界の情報化」(共著) 児島和人編『講座社会学8 社会情報』, 東京大学出版会, 1999
・「ヴィジュアル文化の読み解き方――ヴィジュアル表現の社会学へ(下)――」『言語』 第27巻第10号, 1998
・「“わかりやすさ”の陥穽――ヴィジュアル表現の社会学へ(中)――」『言語』 第27巻第9号, 1998
・「“ヴィジュアル”の“わかりづらさ”――ヴィジュアル表現の社会学へ(上)――」『言語』 第27巻第8号, 1998
・「サイバー・スペースへのアプローチ――CMC をどう思考するか――」『一橋論叢』 第120巻第4号, 1998
・「ネットワーク」『マス・コミュニケーション研究』 通巻50号, p.72-79, 1997
・「パソコン普及の意義――スタンドアロンからネットワーキングへ――」『情報通信学会誌』 第14巻第2号, 1996
・「若者/子どもとメディア――その“問題性”をめぐって――」田村穰生・鶴木眞編『メディアと情報のマトリックス』, 弘文堂, 1995
・「ネットワーク」『マス・コミュニケーション研究』 通巻50号, 1997
・「マンガの語られ方――“ヴィジュアル”をめぐる困惑――」林進編『メディア社会の現在』, 学文社, 1994

C.翻訳

・『場所感の喪失――電子メディアが社会的行動に及ぼす影響――(上)』(原著:Joshua Meyrowitz No Sense of Place: The Impact of Electronic Media on Social Behavior, Oxford University Press, Oxford, UK, 1985年, 英語), 新曜社, 2003.8.31

D.その他(94年以降)

〔口頭発表〕

・「生活世界の視覚的編制:自叙的イメージを読む」, 日本社会学会第81回大会, 2008.11, 東北大学
・「美術館の“観る”を表象する(2)――画像データベースによる記述と提示――」, 日本社会学会第80回大会, 2007.11, 関東学院大学
・「美術館の“観る”を表象する――視覚社会学的試み――」, 日本社会学会第79回大会, 2006.10, 立命館大学
・「“自分を見る”の周辺:自叙的イメージ法と視覚的世界」, 日本社会学会第78回大会, 2005.10, 法政大学
・「写真と社会学──“社会学する”ということ――(テーマ部会(C)社会学のアイデンティティ)」, 関東社会学会第53回大会, 2005.6, 立教大学
・「自分自身をどう見ているか——自叙的イメージ研究とその試行」, 日本社会学会, 2004.11, 熊本大学
・「視覚経験の社会学:映像データベースの援用」, 日本社会学会第73回大会, 2000, 広島国際学院大学
・「視覚メディア経験の社会学に向けて──テレビCM経験の相互行為論的分析(1)―― (共同発表)」, 日本社会学会第72回大会, 1999, 上智大学
・「CMC経験と社会学的リアリティ:Conceptual proposal(テーマ部会3 情報ネットワーク:電子的インターアクションのリアリティ)」, 関東社会学会第47回大会, 1999, 早稲田大学
・「パソコンの『日常化』が意味するもの(ワークショップA:パソコン普及の意義)」, 情報通信学会第13回大会, 1996, 東京工業大学
・「CyberSpace で“いる/行為する”ということ―― frame analysis の re-framing――(テーマ部会3 行為と認識:社会学者はなぜ理論化するのか)」, 関東社会学会第44回大会, 1996, 東京学芸大学
・「ワークショップ TVニュースのエスノメソドロジー的分析に向けて(問題提起・共同発表)」, 日本マスコミュニケーション学会1995年度秋季研究発表会, 1995, 尚美学園短期大学

〔研究・調査報告書〕

・『第39回三菱財団事業報告書平成20年度』, 2009.6
・安川 一編『身体-自己像の視覚社会学的研究:視覚経験と社会的世界の再帰的編制をめぐって』(編著), 2005-07年度科学研究費補助金研究成果報告書, 2008.6
・安川 一編『身体の視覚的編制:視覚経験と社会的世界の再帰的編制をめぐるミクロ社会学的研究』(編著), 2003-04年度科学研究費補助金研究成果報告書, 2005.6
・『視覚メディアにおけるジェンダー・ディスプレイのミクロ社会学的分析』(共著), 1999-2001年度文部省科学研究費補助金・研究成果報告書, 2002
・『オンライン・セラピー――メディア媒介的な社会的サービス活動の性格と課題――』(共著), 2000年度財団法人大川情報通信基金・研究成果報告書, 2002
・『TV 視聴経験の『視聴覚性それ自体』における構成――TVCF / TV 番組経験の相互行為論的分析――』(共著), 『平成10年度(第32次)助成研究集』財団法人吉田秀雄記念事業財団, 1999
・『現代社会におけるコンピュータ・ネットワークの位置と機能に関する実証的研究――ソーシャル・サポートの実態と可能性:国際比較研究――』(共著), 電気通信普及財団 研究調査報告書 13-1, 1999
・『コンピュータ・ネットワークによる異文化理解の促進可能性に関する社会心理学的研究――電子メディア環境が異文化間コミュニケーションにもたらすもの――』(共著), 電気通信普及財団 研究調査報告書 13-1, 1999
・『現代社会におけるコンピュータ・ネットワークの位置と機能に関する実証的研究』(共著), 電気通信普及財団 研究調査報告書 12, 1998
・『ヴィデオゲーム経験をどう捉えるか――文献調査から――』(共著), 1991-94年度文部省科学研究費補助金・重点領域研究・研究成果報告書, 1995

研究プロジェクト等(94年以降)

〔外部資金〕

・科学研究費補助金 基盤研究(C), 「美術館経験のヴィジュアル・スタディ:社会的空間の視覚的編制をめぐって」(研究代表者), 日本学術振興会, 2009.4.1-2012.3.31
・科学研究費補助金 基盤研究(C), 「身体−自己像の視覚社会学的研究:視覚経験と社会的世界の再帰的編制をめぐって」(研究代表者), 日本学術振興会, 2005.4.1-2008.3.31
・三菱財団人文科学研究助成, 「ヴィジュアル・メソッドによる美術館来館者研究」(研究代表者), 財団法人三菱財団, 2007.10.1-2008.9.30
・科学研究費補助金 基盤研究(C), 「身体の視覚的編成:視覚経験と社会的世界の再帰的編成をめぐるミクロ社会学的研究」(研究代表者), 日本学術振興会, 2003.4.1-2005.3.31
・財団法人大川情報通信基金, 「オンライン・セラピー――メディア媒介的な社会的サービス活動の性格と課題――」(研究代表者), 財団法人大川情報通信基金, 2000-2001
・財団法人吉田秀雄記念事業財団, 「TV 視聴経験の『視聴覚性それ自体』における構成――TVCF / TV 番組経験の相互行為論的分析――」(研究代表者), 財団法人吉田秀雄記念事業財団, 1998-1999
・視覚メディアにおけるジェンダー・ディスプレイのミクロ社会学的分析, 「文部省科学研究費補助金」, 文部省, 1999-2002
・電気通信普及財団, 「現代社会におけるコンピュータ・ネットワークの位置と機能に関する実証的研究――ソーシャル・サポートの実態と可能性: 国際比較――」(研究代表者), 電気通信普及財団, 1997-1998
・電気通信普及財団, 「コンピュータ・ネットワークによる異文化理解の促進可能性に関する社会心理学的研究――電子メディア環境が異文化間コミュニケーションにもたらすもの」(研究分担者), 電気通信普及財団, 1997-1998
・電気通信普及財団, 「現代社会におけるコンピュータ・ネットワークの位置と機能に関する実証的研究」(研究代表者), 電気通信普及財団, 1996-1997
・日本経済研究奨励財団, 「現代社会におけるコンピュータ・ネットワークの位置づけに関する実証的研究」(研究代表者), 日本経済研究奨励財団, 1996-1997
・文部省科学研究費補助金, 「視覚メディアの呈示スタイルとその受容――TV ニュース表現のミクロ社会学的研究――」(研究代表者), 文部省, 1995-1996
・サントリー文化財団, 「ニューメディアと新しい共同体志向に関する研究」(研究分担者), サントリー文化財団, 1994-1995

〔その他〕

・「戦争と集合的記憶」(研究分担者), 一橋大学において経費配分を得て実施した研究プロジェクト, 2004.12.1-2007.3.15

受賞等

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