教員紹介

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大河内 泰樹 (おおこうち・たいじゅ)

教授 、1973年生
総合社会科学専攻:社会文化研究分野(哲学)

http://www.soc.hit-u.ac.jp/~okochi/top.html
研究室:第1研4階1405
オフィスアワー:随時 (事前にメールで予約してください。)


主要研究領域

哲学 ドイツ観念論 現代社会哲学

現在の研究テーマと今後の抱負

修士課程以来、ヘーゲルの論理学を、ライプニッツ、ヴォルフからカントの批判哲学を経てヘーゲルに至る、ドイツの形而上学の歴史の中で位置づける研究をしてきました。
最近は、ヘーゲル哲学を現代の理論哲学・社会哲学において積極的に受容ないし批判している、J・ハーバーマス、R・ブランダム、J・バトラー。A・ホネットらの仕事に興味を持っています。
ブランダムとハーバーマスの語用論をヘーゲルを用いて批判しながら、現代批判理論の可能性を模索したいと思っています。

担当科目

大学院:

専攻 分野/科目群 番号 科目名 学期 曜日 時限
総合社会科学専攻社会文化研究分野4201社会哲学春・夏4
総合社会科学専攻社会文化研究分野4205社会哲学原典講読B秋・冬4
総合社会科学専攻社会文化研究分野4220リサーチワークショップ通年集中 
大学院ゼミナール

学部:

科目区分 番号 科目名 学期 曜日 時限
社会学科導入科目40104導入ゼミナールⅠ1
社会学科導入科目40105導入ゼミナールⅡ1
社会文化研究分野42202社会哲学B3
社会文化研究分野42305社会哲学原典講読B秋・冬4
学部後期ゼミナール

学歴

1996年3月 早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
1996年4月 一橋大学大学院社会学研究科修士課程入学
1998年3月 同上修了
1998年4月 一橋大学大学院社会学研究科博士課程入学
1999年10月 ドイツ・ケルン大学哲学部哲学科留学 (〜2001年3月)
2001年4月 ドイツ・ボーフム・ルール大学哲学・教育学・マスコミュニケーション学部哲学科留学(〜2003年3月)
2003年3月 一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学

学位

Doktor der Philosophie (Ruhr-Universität-Bochum) (ドイツ・ボーフム大学)

職歴

2003年4月ー2006年3月 日本学術振興会特別研究員(PD)
2006年4月ー2008年3月 法政大学社会学部非常勤講師
2006年4月ー2008年3月 埼玉大学全学教育非常勤講師
2007年4月ー2008年3月 都留文科大学文学部非常勤講師
2007年4月ー2008年3月 国立群馬工業高等専門学校非常勤講師
2008年4月ー2010年3月 京都産業大学文化学部国際文化学科助教
2010年4月−現在    一橋大学大学院社会学研究科准教授

主要業績
A.著書・共著等

・岩佐茂・金泰明編『21世紀の思想的課題 転換期の価値意識』(共著), 国際書院, 2013.10.1
・西山雄二編『人文学と制度』(共著), 未來社, 2013.3.25
・Christoph Jamme, Yoichi Kubo (ed.) Logik und Realität. Wie systematisch ist Hegels System? (co-author), Wilhelm Fink Verlag, 2012
・木村博編『フィヒテ 「全知識学の基礎」と政治的なもの』(共著), 創風社, 2010.8.15
・岩佐茂編『マルクスの構想力 疎外論の射程』(共著), 社会評論社, 2010.4.10
・久保陽一編『ヘーゲル体系の見直し』(共著), 理想社, 2010
・豊泉周治・佐藤和夫・高山智樹編『哲学から未来を開く2 生きる意味と生活を問い直す─非暴力を生きる哲学』(共著), 青木書店, 2009.7.23
・西山雄二編『哲学と大学』(共著), 未來社, 2009.3.25
・川本隆・片山善博編『境界線の哲学』(共著), DTP出版, 2008.5
・合澤清・滝口清栄編『ヘーゲル 現代思想の起点』(共著), 社会評論社, 2008.4.20
Ontologie und Reflexionsbestimmungen. Zur Genealogie der Wesenslogik Hegels, Königshausen und Neumann, 2008.4
・Herbert Berger, Jurgen Herbst und Sven Erdner (ed.) VIII. Internationaler Leibniz-Kongress: Einheit in der Vielheit. Vortrage 2. Teil, Hannover, 2006 (co-author), 2006.9
・岩佐茂・嶋崎隆編『精神の哲学者ヘーゲル』(共著), 創風社, 2003.4.5

B.論文(94年以降)

・“Freedom and Institution: Theory of Justice as Hegelian "Sittlichkeitslehre" in A. Honneth's Das Recht der FreiheitHitotsubashi Journal of Social Studies 44(1), p.9-19, Hitotsubashi University, 2012.7
・「合理性の階梯 ― R・ブランダムにおけるヘーゲル主義への一視角」『一橋社会科学』 第4巻第号, p.1-12, 2012.3
・“UNIVERSITÄT ALS ORT DES SÄKULARISIERTEN SONNTAGS : DIE BESTIMMUNG DER UNIVERSITÄT BEI HEGELHitotsubashi Journal of Social Studies 43(1), p.23-29, Hitotsubashi University, 2011.7
・“Krieg und internationale Anerkennung. Hegel und Rawls zum Völkerrecht”Andreas Arndt, Paul Cruysberghs, Andrzej Przylebski編『Hegel-Jahrbuch 2011 Geist? Zweiter Teil』 第17巻第1号, p.421-426, 2011
・「コミュニケーション・承認・労働—A・ホネットにおける批判的社会理論の准拠点」『唯物論と現代』 通巻45号, p.58-71, 2010
・「啓蒙への関心とその限界ーバーマスの認識論とドイツ観念論」一橋社会科学編集委員会編『一橋社会科学』 通巻4号, p.217-241, 一橋大学大学院社会学研究科, 2008
・「カントとヘーゲルの間 現代批判理論の位置規定をめぐって」『情況』 通巻68号, p.120-133, 情況出版, 2007.11
・「脱超越論化と相互主観性 ハーバーマスによる『精神現象学』批判のメタクリティーク」『理想』 通巻679号, p.106-118, 理想社, 2007.8
・「『精神現象学』における「キリスト教の脱構築」、あるいはナンシーにおける留保付きヘーゲル主義」『現代思想 臨時増刊 総特集ヘーゲル『精神現象学』200年の転回』 第35巻第9号, p.285-299, 青土社, 2007.7
・“Die Logik des Gewissens. Im besonderen Hinblick auf die Kantische Lehre der moralischen Realopposition”Andreas Arndt, Paul Cruysberghs, Andrzej Przylebski (ed.) Hegel-Jahrbuch 2007, Das Leben denken. Zweiter Teil, p.102-106, Akademie Verlag, 2007
・「規範という暴力に対する倫理的な態度 バトラーにおける「批判」と「倫理」」『現代思想 臨時増刊 総特集ジュディス・バトラー 触発する思想』 第34巻第12号, p.140-157, 青土社, 2006.10
・“Objektivität der Welt und Intersubjektivität der Verständigung. Habermas’ neuere Auseinandersetzung mit Hegel”Hitotsubashi University (ed.) Hitotsubashi Journal of the Social Studies 38(1), p.33-41, Sanseido Publishing Company, Ltd., 2006.7
・“Autonomy of Practical Reason and its Limit. Kant’s Theory of Practical Interest”Hitotsubashi University (ed.) Hitotsubashi Journal of the Social Studies 37(2), p.63-71, Sanseido Publishing Company, Ltd., 2005.12
・“Der transzendentale Idealismus und die Widerlegung des materialen Idealismus in den beiden Auflagen der Kritik der reinen Vernunft und den Prolegomena von Kant”Hitotsubashi University (ed.) Hitosubashi Journal of the Social Studies 37(1), p.33-51, Sanseido Publishing Company, Ltd., 2005.7
・“Logik der Identität und der Verschiedenheit in Hegels Wissenschaft der Logik -Die Kritik der vergleichenden Reflexion und die Stellung zum Satz der Identität des Nichtzuunterscheidenden”ヘーゲル<論理学>研究会編『ヘーゲル論理学研究』 通巻9号, p.25-56, 2003
・「ヘーゲル『論理の学』におけるMaterie概念批判の検討 超越論的観念論から絶対的観念論への展開を巡る一つの視座」ヘーゲル<論理学>研究会編『ヘーゲル論理学研究』 通巻5号, p.21-34, 1999
・「「内的なもの」と「外的なもの」 カントとヘーゲルの実体概念をめぐって」ヘーゲル研究会編『ヘーゲル研究』 通巻6号, p.53-65, 2000.12
・「反省と形而上学ーヘーゲル「仮象」の論理の一解釈」若手哲学者ゼミナール編『哲学の探求 第25回全国若手哲学者ゼミナール報告・論文集』 通巻25号, p.77-95, 1998

C.翻訳

・「政治神学とは何であるのか 論争的概念についての導入的覚え書き」(原著:Heinrich Meier“Was ist die politische Theologie?”, ドイツ語), 石崎嘉彦・飯島昇臓・太田義器監修『レオシュトラウスと神学−政治問題』, 晃洋書房, 2010.10.30
・『自由であることの苦しみ ヘーゲル『法哲学』の再生』(原著:Axel Honneth Leiden an Unbestimmtheit. Eine Reaktualisierung der Hegelschen Rechtsphilosophie, Philipp Reclam jun. GmbH & Co, Stuttgart, 2001年, ドイツ語), 未來社, 2009.11.30
・『ヘーゲル 否定的なものの不安』(原著:Jean-luc Nancy Hegel. L'inquiétude du négatif, Hachette Littératures, Paris, France, 1997年, フランス語), 現代企画室, 2003.4.25

D.その他(94年以降)

〔口頭発表〕

・「形而上学批判としての形而上学 —哲学史的コンテクストにおけるヘーゲル論理学」, 日本ヘーゲル学会 第15回研究大会, 2012.6, 北里大学
・「自由と制度 アクセル・ホネット『自由の権利』における承認論の展開」, 第19回政治哲学研究会, 2012.3, 早稲田大学
・「ポリツァイとコルポラツィオンの間で—大学という制度をめぐる統治の問題」, シンポジウム 哲学と大学II, 2011.12, 一橋大学
・「Prof. Takayama’s Hegelian Account of Causality (and its Limits)」, 日本ヘーゲル学会第14回研究大会, 2011.12, 神奈川大学
・「近代社会の病理とコミュニケーション的自由 ―A・ホネットのヘーゲル『法哲学』解釈―」, 日本ヘーゲル学会 第11回研究大会, 2010.6, 法政大学市ヶ谷キャンパス
・“System und Syllogismus  (体系と推理)”, 日本ヘーゲル学会主催 国際シンポジウム「ヘーゲル体系の見直し」, 2009.3, 駒澤大学
・「「理性と宥和―ヘーゲル〈歴史哲学〉の意図していたもの」」, 日本ヘルダー学会二〇〇八年秋季研究発表会 シンポジウム「歴史哲学の諸相」, 2008.11, 関西学院大学
・“Substanz und Kraft. Kants Monadologiekritik im Amphiboliekapitel und Leibniz’ dynamisches Konzept der Substanz und Materie (「実体と力 反省概念の二義性章におけるカントのモナド論批判とライプニッツによる実体と物質の力学的概念」)”, VIII. Internationaler Leibniz-Kongress “Einheit in der Vielheit", 2007.7, ハノーファー大学(ドイツ)
・「『精神現象学』における『否定的なもの』とキリスト教 J.- L. ナンシーを参照しながら」, 日本ヘーゲル学会第5回研究大会『精神現象学』200年記念シンポジウム「精神現象学における否定的なもの」, 2007.6, 名古屋市立大学
・“Krieg und Anerkennung unter Staaten. Hegels Lehre der internationalen Relation in seiner Rechtsphilosophie (「戦争と国家間の承認 ヘーゲル法哲学における国際関係論」)”, XXVI. INTERNATIONALER HEGEL-KONGRESS Poznan, 19.-23. September 2006 Thema: Hegels politische Philosophie (国際ヘーゲル学会 第26回大会「ヘーゲルの政治哲学」, 2006.8, ポズナニ大学(ポーランド)
・“Objektivität der Welt und Intersubjektivität der Verständigung”, 日本ヘーゲル学会主催「フンボルト・コレーク 日独哲学シンポジウム・東京プログラム」, 2006.3, 駒澤大学
・「「実践理性の自律とその限界−カント関心論の射程」」, 日本哲学会第64回大会, 2005.5, 一橋大学
・「関心と理性の限界−初期ハーバーマス認識論の哲学史的コンテクスト」, 社会思想史学会第29回大会, 2004.10, 早稲田大学
・“Das Gewissen und die Realopposition des Guten und Bösen. Eine Anwendung der Logik des Gegensatzes und des Widerspruchs auf die Moralphilosophie.”, XXV. Internationaler Hegel-Kongrß der Internationalen Hegel-Gesellschaft e.V, 2004.9, トゥールーズ大学(フランス)

〔書評・新刊紹介〕

・(書評) ジャン=クレ・マルタン著『哲学の犯罪計画——ヘーゲル『精神現象学』を読む』 (法政大学出版局, 2013.6), 『図書新聞』 通巻3127号, 2013.9.21
・(書評) Nectarios g. Limnatis (Ed.)著 The Dimensions of Hegel's Dialectic. (continuum: London/New York, 2010), 『Hegel-Studien』, 2012
・(書評) 岡本裕一朗著『ヘーゲルと現代思想の臨界——ポストモダンのフクロウたち』 (ナカニシヤ出版, 2009.3), 『図書新聞』 通巻2925号, 2009.7

〔一般雑誌等への論文・記事等の掲載〕

・「ハンガリーで哲学者迫害--右派フィデス政権に各国から抗議の声」『週刊金曜日』, 金曜日, 2011.4.15

研究プロジェクト等(94年以降)

〔外部資金〕

・科学研究費補助金(基盤研究C), 「承認論の認識論への拡張によるヘーゲル観念論の自然化についての研究」(研究代表者), 日本学術振興会, 2013.4.1-2016.3.31
・科学研究費補助金(基盤研究A), 「ポスト3・11的危機からみる〈理性〉〈欲求〉〈市民社会〉の再審」(研究分担者), 日本学術振興会, 2013.4.1-2016.3.31
・科学研究費補助金(若手B), 「ヘーゲル哲学のプラグマティズム的解釈についての研究」, 日本学術振興会, 2010.4.1-2012.3.31
・科学研究費補助金(基盤研究B), 「啓蒙期以後のドイツ・フランスから現代アメリカに至る、哲学・教育・大学の総合的研究」(研究分担者), 日本学術振興会, 2010.4.1-2013.3.31

受賞等

・日本ヘーゲル学会研究奨励賞, 日本ヘーゲル学会, 2009.6

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