教員紹介

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小林 多寿子 (こばやし・たずこ)

教授
総合社会科学専攻:社会動態研究分野(社会調査・社会学)

研究室:磯野研究館4階408
オフィスアワー:木曜13:00~14:00 (事前にメールで予約してください。)


主要研究領域

経験社会学、ライフストーリーの文化社会学的研究、質的調査法

現在の研究テーマと今後の抱負

個人的経験を質的に表現することをめぐる社会学的探究をおこなっています。語りやオーラリティをめぐる社会学的検討、「ライフ」をあらわすことの文化社会学的研究、社会学的手法としての質的調査の実践をめぐる問題などを研究しています。とくにいま、1990年代後半以降、多くのライフストーリーが集積される動きをライフストーリー・アーカイヴ現象として注目し、そのアーカイヴ現象の社会学的意味を個人の<歴史化>と世代継承性(ジェネラティヴィティ)という観点から考察する経験的研究をすすめています。

担当科目

大学院:

専攻 分野/科目群 番号 科目名 学期 曜日 時限
総合社会科学専攻社会動態研究分野4105社会調査 I春・夏2
総合社会科学専攻社会動態研究分野4108質的調査研究春・夏2
総合社会科学専攻社会動態研究分野4114リサーチワークショップ通年集中 
大学院ゼミナール

学部:

科目区分 番号 科目名 学期 曜日 時限
社会動態研究分野41208社会調査論春・夏2
社会動態研究分野41313質的調査研究春・夏2
学部後期ゼミナール

学歴

1980年3月  同志社大学文学部社会学科社会学専攻卒業
1980年4月  大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程入学
1982年3月  大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了
1982年4月  大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程入学
1987年3月  大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学

学位

1982年3月 大阪大学 学術修士
1994年6月 大阪大学 博士(人間科学)

職歴

1987年4月~1991年3月 浦和短期大学専任講師
1991年4月~1994年3月 浦和短期大学助教授
1994年4月~2001年3月 日本女子大学人間社会学部現代社会学科助教授
2001年4月~2010年3月 日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授
1988年7月~1989年8月 カナダ・ヨーク大学客員研究員
1998年7月~1998年10月 トロント大学客員研究員
1999年9月~2000年9月  フランスCNRS/EHESS客員研究員

主要業績
A.著書・共著等

・井上俊・伊藤公雄編『日本の社会と文化』(共著), 世界思想社, 2010.9.30
・小林多寿子編『ライフストーリー・ガイドブック-ひとがひとに会うために-』(編著), 嵯峨野書院, 2010.8.20
・工藤保則・寺岡伸吾・宮垣元編『質的調査の方法-都市・文化・メディアの感じ方-』(共著), 法律文化社, 2010.2.5
・桜井厚・山田富秋・藤井泰編『過去を忘れない―語り継ぐ経験の社会学』(共著), せりか書房, 2008.12.10
・桜井厚編『戦後世相の経験史』(共著), せりか書房, 2006.5.31
・桜井厚・小林多寿子編『ライフストーリー・インタビュー-質的研究入門』(共編著), せりか書房, 2005.12.10
・亀山佳明・富永茂樹・清水学編『文化社会学への招待―<芸術>から<社会学>へ―』(共著), 世界思想社, 2002.4.15
・松田素二・川田牧人編『エスノグラフィー・ガイドブック―現代社会を複眼でみる』(共著), 嵯峨野書院, 2002.1.31
・今田高俊編『社会学研究法・リアリティの捉え方』(共著), 有斐閣, 2000.12
・大村英昭編『臨床社会学を学ぶ人のために』(共著), 世界思想社, 2000.10.20
・好井裕明・桜井厚編『フィールドワークの経験』(共著), せりか書房, 2000.5.30
・石川実・井上忠司編『生活文化を学ぶ人のために』(共著), 世界思想社, 1998.4.20
・相場寿一編『地方文化の社会学』(共著), 世界思想社, 1998.1.30
・『物語られる「人生」―自分史を書くということ―』, 学陽書房, 1997.8.8

B.論文(94年以降)

・「オーラルヒストリーと地域における個人の<歴史化>-沖縄戦体験を語る声と沖縄県米須の場合-」『三田社会学』 通巻15号, p.3-19, 三田社会学会, 2010.7
・「声を聴くこととオーラリティの社会学的可能性」『社会学評論』 第60巻第1号, p.73-89, 日本社会学会, 2009
・「自己を書くことと記憶―アルヴァクスの自伝的記憶―」『心理学評論』 第51巻第1号, p.184-195, 心理学評論刊行会, 2008
・「オーラルストーリーと「個人の歴史化」―ある日系アメリカ人一世の「ライフ」への視点―」『フォーラム現代社会学』 通巻7号, p.49-61, 関西社会学会, 2008
・「現代女性の職業キャリアと日本女子大学卒業生のライフコース―2006年インタビュー調査から―」『日本女子大学総合研究所紀要』 通巻10号, p.95-104, 日本女子大学総合研究所, 2007
・「ミニドカ・ピルグリメージ―オーラルストーリーからみる日系アメリカ人の「記憶の場」―」『日本オーラル・ヒストリー研究』 通巻1号, p.34-49, 日本オーラル・ヒストリー学会, 2006
・「ピエール・ブルデュー「伝記的幻想」とライフストーリー論」『日本女子大学』 通巻16号, p.17-26, 日本女子大学日本女子大学, 2006
・「ライフヒストリー法リバイバルと階層研究からの出発―D・ベルトーの展開」『社会学研究』 通巻77号, p.45-64, 東北社会学研究会, 2005
・「ショッピングセンターの開店と都市の遊歩―プノンペン中心部における新たな遊歩者たちの都市風俗誌―」『現代風俗学研究』 通巻10号, p.62-70, 現代風俗研究会東京の会, 2004
・「語られたタクジ・ヤマシタ―日系アメリカ人一世のライフストーリー再構築」『日本女子大学紀要』 通巻14号, p.1-20, 日本女子大学, 2004
・「ストリートで売る/ストリートで食べる―プノンペン新興市街地におけるストリートショップの都市風俗誌―」『現代風俗学研究』 通巻9号, p.77-86, 現代風俗研究会東京の会, 2003
・「生活空間としてのバックストリート―プノンペン新興市街地における地方出身者たちの都市風俗誌―」『現代風俗学研究』 通巻8号, p.57-68, 現代風俗研究会東京の会, 2002
・「プノンペン―ストリートの時間―」『物語の風俗―現代風俗研究会年報』 通巻23号, p.208-219, 河出書房新社, 2001
・「ストリートの変貌からみる都市風俗誌―プノンペンの場合―」『現代風俗学研究』 通巻7号, p.55-65, 現代風俗研究会東京の会, 2001
・「パリに生きた最晩年の日々―日記からみる都市生活誌―」『現代風俗学研究』 通巻6号, p.63-76, 現代風俗研究会東京の会, 2000
・「自己のメディアとしての日記―近代日記の成立―」『現代のエスプリ』 通巻391号, p.73-83, 至文堂, 2000
・「都市公園における家族イベント―花見の都市風俗誌―」『現代風俗学研究』 通巻5号, p.74-83, 現代風俗研究会東京の会, 1999
・「書く実践と書く共同体の生成―初期「ふだん記」運動の場合―」『生活学論叢』 通巻3号, p.59-70, 日本生活学会, 1998
・「要不要の循環―フリーマーケットの都市風俗誌」『現代風俗学研究』 通巻4号, p.58-70, 現代風俗研究会東京の会, 1998
・「戦争体験と自分史―「記憶の共同体」をもとめて―」『日本女子大学紀要』 通巻8号, p.127-140, 日本女子大学, 1998
・「「ストーリーの社会学」の可能性―個人的経験のナラティヴからの出発」『同志社社会学研究』 通巻1号, p.31-37, 同志社社会学研究学会, 1997
・「一万歩の思想―歩く人たちの都市風俗誌―」『現代風俗学研究』 通巻3号, p.91-113, 現代風俗研究会東京の会, 1997
・「Narrative and Rashomon-like Technique」『紀要』 通巻7号, p.23-30, 日本女子大学, 1997
・「賞をめざした自分史―動機の語彙と「人生」の呈示」『日本女子大学紀要 人間社会学部』 通巻6号, p.23-38, 日本女子大学, 1996
・「都市におけるノスタルジア・ネットワーク」『統計』 第47巻第3号, p.20-24, 財団法人日本統計協会, 1996

C.翻訳

・『ライフストーリー―エスノ社会学的パースペクティブ』(原著:Daniel Bertaux Les Recits De Vie, NATHAN, Paris, 1997年, フランス語)
・『セクシャル・ストーリーの時代―語りのポリティクス―』(原著:Ken Plummer Telling Sexual Stories, Routledge, London, 1995年, 英語), 新曜社, 1998.5.25

D.その他(94年以降)

〔口頭発表〕

・「オーラルヒストリーとアーカイヴ化の問題-社会学からの議論-」, 日本民俗学会国際シンポジウム「オーラルヒストリーと<語り>のアーカイヴ化に向けて-文化人類学・社会学・歴史学との対話-, 2010.9, 成城大学
・「オーラル・ヒストリーと地域における個人の<歴史化>」, 三田社会学会2009年度シンポジウムⅡ「地域研究とオーラルヒストリー」, 2009.7, 慶應義塾大学
・“Public Story and Biography: reconstructing life story of a Japanese American”, International Conferance collaborated with ISA RC38:Ethnicity, Belonging,Biography and Ethnograpy, 2007.12, George-August-Universitat Goettingen, Germany
・「オーラリティとはなにか」, 日本オーラル・ヒストリー学会第5回大会シンポジウム, 2007.9, 日本女子大学
・「オーラルストーリーと<個人の歴史性>-ある日系アメリカ人一世の「ライフ」への視点」, 関西社会学会第58回大会シンポジウム「オーラル・ヒストリーと歴史」, 2007.5, 同志社大学
・“Pilgrimage for Represeting Collective Memory: Identity and Biographies of Japanese Americans”, 国際社会学会第16回世界会議、RC38 Biography and Society, Session 4: Biographical Proceses and Collective Identities, 2006.7, Durban, South Africa
・「ミニドカ・ピルグリメージ-オーラルストーリーからみる日系アメリカ人の「記憶の場」-」, 日本オーラル・ヒストリー学会第3回大会, 2005.9, 京都大学
・「ライフストーリー・アーカイヴとしての<ふだん記>運動-書く実践と書く共同体の生成」, 東京外国語大学21世紀COEプログラム「史資料ハブ研究拠点」オーラルアーカイヴ班研究会, 2005.5, 東京外国語大学
・「方法としてのライフヒストリー-D・ベルトーからの展開」, 東北大学大学院文学研究科21世紀COEプログラム「社会階層と不平等研究教育拠点」特別ワークショップ, 2004.12, 東北大学
・「ある日系アメリカ人一世の「ライフ」‐伝記的方法としてのオーラルストーリー」, 日本オーラル・ヒストリー学会第2回大会, 2004.9, 立教大学
・“Autobiographical Writing as Social Phenomena in Contemporary Japan”, European Life Story Seminar by Finland academy of autobiography and folk art, 2000.7, Karsamaki, Finland
・「ライフヒストリーからみる「トロントの経験」―ある日系一世女性の場合―」, 日本移民学会第9回大会パネル・ディスカッション「女性移民の人類学」, 1999.9, 大阪学院大学
・「書くことと語ること―「個人的経験のナラティヴ」への視点」, 同志社大学社会学研究学会, 1999.7, 同志社大学
・「ライフヒストリー研究と「確からしさ」―「個人的経験のナラティヴ」からの視点―」, 関東社会学会第47回大会 テーマ部会「質的調査法」, 1999.6, 早稲田大学
・「口述の語りと<学>のことば」, 関西社会学会第50回大会 ミニシンポジウム「臨床のことばと<学>のことば」, 1999.6, 関西大学
・“Narrative and Rashomon-like Technique”, The Society for Phenomenology in the Human Sciences, 1996.10, Georgetown University, Washington D.C. USA

〔研究・調査報告書〕

・『ライフストーリー論からみる1950年代の生活記録運動とリテラシー変容の経験的研究』, 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C) 研究成果報告書, 2008.6.30
・『日本女子大学卒業生のライフコースと現代女性の生き方-2006年インタビュー調査報告書-』(共著), 日本女子大学総合研究所2006年度総合研究所研究課題28「女子大学における生涯学習の意義」プロジェクト, 2007.9.30
・『「ふだん記」運動の展開過程と戦後のリテラシーの変容に関する実証的研究』, 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C) 研究成果報告書, 2005.5.31
・『大学卒業後の生活・意識と大学評価に関する調査報告書(1)-日本女子大学卒業生の調査から-』(共著), 日本女子大学総合研究所「女子大学の将来展望に関する総合的調査研究」プロジェクト報告書, 1998.5.30

〔書評・新刊紹介〕

・(書評) 西川祐子著『日記をつづるということ-国民教育装置とその逸脱』 (吉川弘文館, 2009.6.10), 『週刊読書人』 通巻2796号, 2009.7.17
・(書評) 小倉康嗣著『高齢化社会と日本人の生き方-岐路にたつ現代中年のライフストーリー-』 (慶應義塾大学出版会, 2006.12.25), 『三田社会学』 通巻12号, 2007.7.14
・(書評) 桜井厚著『境界文化のライフストーリー』 (せりか書房, 2005.1.31), 『週刊読書人』 通巻2580号, 2005

〔辞書・辞典等の項目執筆〕

・日本社会学会編『社会学事典』, 丸善, 2010.6.30 (執筆項目:オーラルヒストリー, 640-641頁)
・日本生活学会編『生活学事典』, TBSブリタニカ, 1998.7.8 (執筆項目:ライフストーリー、ライフサイクル、日記, 207-208, 209-210, 211-214頁)
・『福祉社会事典』, 弘文堂, 1998 (執筆項目:ライフヒストリー、自分史、生活綴方運動、ケーススタディ)

〔一般雑誌等への論文・記事等の掲載〕

・“Pilgrimage for Represeting Collective Memory: Identity and Biographies of Japanese Americans” Biography & Society Newsletter 2007, Biography & Society Research Committee 38 of International Sociological Association, 2007
・「「人、ひとにあう」ということ-米山俊直のまなざし-」『現代風俗学研究 12号』, 現代風俗研究会東京の会, 2006.3.31
・「個人的記憶と家族のストーリー-日系アメリカ人研究への視点-」『ソシオロジ 51-1』, 社会学研究会, 2006
・「物語ることの風俗」『物語の風俗:現代風俗研究会年報23号』, 河出書房新社, 2001.9.10
・「風俗としての「人生」-自分史をフィールドワークする-」『物語の風俗:現代風俗研究会年報23号』, 河出書房新社, 2001.9.10
・“Finlande: une <academie> d'autobiographie” La Faute a Rousseau, Revue de l'association pour l'autobiographie et le patrimoine autobiographique, 2000
・“Biographical Studies in Japan” Biography & Society Newsletter 1999, Biography & Society Research Committee 38 of International Sociological Association, 1999
・「生活史」『アエラムック 生活科学がわかる』, 朝日新聞社, 1998
・「自分史ブームから家族の変容をみる」『アエラムック 家族学のみかた』, 朝日新聞社, 1998

研究プロジェクト等(94年以降)

〔外部資金〕

・科学研究費 基盤研究(C), 「ライフストーリー・アーカイヴ現象からみる<個人の歴史化>と世代継承性の経験的研究」(研究代表者), 2008.4
・科学研究費 基盤研究(C), 「ライフストーリー論からみる1950年代の生活記録運動とリテラシー変容の経験的研究」(研究代表者), 2005.4-2008.3
・科学研究費 基盤研究(A), 「アフガニスタンにおける生活環境とジェンダーに関する総合的実態調査」(研究分担者), 2004.4-2008.3
・科学研究費 基盤研究(C), 「「ふだん記」運動の展開と戦後のリテラシーの変容に関する実証的研究」(研究代表者), 2003.4-2005.3.31
・日本学術振興会特定国派遣研究資金, 「日系カナダ人コミュニティとエスニシティの変容-1980年代りドレス運動とその影響の社会学的研究」, 日本学術振興会, 1998.7-1998.10
・日本証券奨学財団研究調査補助金, 「自分史の流行とその社会的背景に関する比較社会学的研究-物語産業の展開をめぐる日仏比較-」(研究代表者), 日本証券奨学財団, 1996.11-1997.12
・Government of Canada Canadian Studies Faculty Research Program, 「第二のターニングポイントとしてのりドレス-トロントにおける日系カナダ人コミュニティの変容」, カナダ政府, 1996.5

受賞等

・第8回橋本峰雄賞(『物語られる「人生」-自分史を書くということ-』に対して), 現代風俗研究会, 1998.12

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