教員紹介

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糟谷 啓介 (かすや・けいすけ)

教授 、1955年生
総合社会科学専攻:社会動態研究分野(言語社会学)

研究室:第2研究館4階402
オフィスアワー:月曜12:40~13:10 (事前にメールで予約してください。)


主要研究領域

言語社会学、言語思想史

現在の研究テーマと今後の抱負

現実のなかで言語が中立的なコミュニケーションの道具にとどまったためしはない。言語はさまざまな方向からさまざまな社会的価値づけの対象となり、ひいては独自の現実性をそなえた社会的力を行使するにいたる。そこにおいては、言語の外にある「不純な」要素が介入することで社会的要因が言語に「反映」するのではなく、言語そのもののなかにさまざまな社会的諸力が内在し、それらが多様な形態をとるととらえるべきである。現在の研究関心は、このような問題意識にもとづき、いかにして言語が人間の行為と意識の対象となり、そこからどのようにして言語規範と言語表象が発生するのか、さらに、一見自明にみえる「~語」の表象がいかにして社会的・歴史的に構成されてきたかを分析することにある。これまではおもに、近代西ヨーロッパを対象としてきたが、将来は東アジアとの比較研究も試みてみたい。

担当科目

大学院:

専攻 分野/科目群 番号 科目名 学期 曜日 時限
総合社会科学専攻社会文化研究分野4215言語社会学特論B3

学部:

科目区分 番号 科目名 学期 曜日 時限
社会文化研究分野42316言語社会学B3
社会文化研究分野42318言語社会学特論B3
学部後期ゼミナール

学歴

1978年 3月 一橋大学社会学部卒業
1978年 4月 一橋大学大学院社会学研究科修士課程入学
1981年 3月 同課程修了
1981年 4月 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程入学
1987年 3月 同課程単位取得退学

学位

修士号(1981年、社会学修士、一橋大学)

職歴

1987年 4月 福島大学教育学部専任講師
1989年 4月 福島大学教育学部助教授
1991年10月 一橋大学社会学部助教授
1996年 5月 一橋大学大学院言語社会研究科助教授に配置替え
1998年 7月 一橋大学大学院言語社会研究科教授

主要業績
A.著書・共著等

・大澤真幸編『ナショナリズム論の名著50』(共著), 平凡社, 2002
・『言語帝国主義とは何か』, 藤原書店, 2000
・『言語・国家そして権力——ライブラリ相関社会科学4』(共編), 新世社, 1997

B.論文(94年以降)

・「言語と権力――言語的権威の承認の構造」宮島喬・石井洋二郎編『文化の権力――反転するブルデュー』, 藤原書店, 2003
・「全体論的言語像の形成――『高貴な俗語』から近代国民語へ」『環(別冊5・ヨーロッパとは何か)』, 2002
・“Discourses of Linguistic Dominance: A Historical Consideration of French Language Ideology” International Review of Education (Special Issue: Globalization, Language and Education) 47(3-4), 2001
・「言語政策と言語認識――自由主義と自然主義の陥穽」庄司博司編『ことばの二〇世紀(二〇世紀における諸民族文化の伝統と変容)』 通巻6号, ドメス出版, 1999
・「『国語』はいかにして発生するか」日本記号学会編『ナショナリズム/グローバリゼーション(記号学研究)』 通巻19号, 東海大学出版局, 1999
・「『言語記号の恣意性』とはなにを意味するか――歴史的考察」『一橋論叢』 第121巻第3号, 1999
・「文法と神――一般文法と言語神授説」『一橋論叢』 第120巻第2号, 1998
・「接ぎ木されたことば」『ユリイカ』, 青土社, 1998
・「起源の他者――啓蒙時代の野生児とろうあ者」『現代思想』(臨時増刊「ろう文化」)』, 青土社, 1996
・「日本の〈言語問題〉」『現代思想』, 青土社, 1994

C.翻訳

・『クレオール語』(原著:ロベール・ショダンソン), 白水社, 2000
・『新版・社会言語学の方法』(共訳) (原著:B・シュリーベン=ランゲ), 三元社, 1996

D.その他(94年以降)

〔書評・新刊紹介〕

・(書評) 澤井繁男著『ルネサンスの知と魔術』 (山川出版社, 1998), 『日伊文化協会』 通巻37号, 1998
・(書評) Robert F. Barsky, Noam Chomsky著 A Life of Dissent (MIT Press, 1997), 『学燈』 第97巻第7号, 1997

研究プロジェクト等(94年以降)

〔外部資金〕

・国立民族学博物館共同研究, 「近代における象徴としての言語」(研究分担者), 国立民族学博物館, 1996-1998

受賞等

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