教員紹介

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伊藤 るり (いとう・るり)

教授
総合社会科学専攻:社会動態研究分野(国際社会学)

http://www.soc.hit-u.ac.jp/~trans_soci/itoindex.html
研究室:時計台棟1階504
オフィスアワー:月曜13:00~14:00 (事前にメールで予約してください。)


主要研究領域

国際社会学、国際移民のジェンダー分析、グローバリゼーションとジェンダー

現在の研究テーマと今後の抱負

国際移民のジェンダー分析を軸として、グローバリゼーションと国民国家の変容を考察することが課題です。フランスと沖縄が主要なフィールドです。時期によって重心の置き方は異なりますが、この二つの地域へは継続的に通ってきましたし、これからもそうありたいと願っています。2007年4月に本学に転任。2009年以降、フランス国立科学研究センター/「移動・労働・ジェンダー」研究チームに拠点を置きながら、パリでの調査研究を行っています。最近の研究関心は、おおよそ以下の3つとなっています。
1.フランスにおけるシティズンシップと移民(特にパリ地域のフィリピン人家事労働者の就労・生活状況)
2.再生産領域のグローバリゼーションと社会変容(家事・介護労働者の国際移動、結婚移民など)
3.沖縄の女性にとっての植民地的近代と移動経験

【備考】2017年度が本学での在職最終年度となります。

担当科目

大学院:

専攻 分野/科目群 番号 科目名 学期 曜日 時限
総合社会科学専攻社会動態研究分野4110国際社会学特論秋・冬2
総合社会科学専攻社会動態研究分野4114リサーチワークショップ通年集中 
地球社会研究専攻越境4808エスニシティ論(4110:「国際社会学特論」をもって替える)秋・冬2
大学院ゼミナール

学部:

科目区分 番号 科目名 学期 曜日 時限
社会学科導入科目40104導入ゼミナールⅠ1
社会学科導入科目40105導入ゼミナールⅡ1
社会動態研究分野41204国際社会学ⅠA2
学部後期ゼミナール(3年) | 学部後期ゼミナール(4年)

学歴

1977年3月 上智大学外国語学部フランス語学科卒業(国際関係副専攻)(文学士)
1979年3月 津田塾大学大学院国際関係学研究科国際関係論専攻修士課程修了(国際学修士)
1981年12月 フランス社会科学高等学院社会学博士課程修了(社会学博士)(École des Hautes Études en Sciences Sociales: Docteure de troisième cycle en sociologie)

学位

社会学博士(Docteure de troisième cycle en sociologie)

職歴

1986年4月 明治学院大学国際学部専任講師(1990年3月まで)
1990年4月 明治学院大学国際学部助教授(1997年3月まで)
1992年9月 メキシコ大学院大学(El Colegio de México, CEAA)客員教員(1993年2月まで)
1993年3月 フランス社会科学高等学院歴史研究センター訪問研究員・在外研究(1994年2月まで)
1995年4月 明治学院大学国際平和研究所主任(1997年3月まで)
1996年5月 お茶の水女子大学ジェンダー研究センター客員研究員(1999年11月まで)
1997年4月 立教大学社会学部社会学科教授(2000年3月まで)
1997年4月 明治学院大学国際平和研究所客員所員(現在に至る)
2000年4月 お茶の水女子大学ジェンダー研究センター教授(2007年3月まで)
2001年6月 タイ・アジア工科大学院大学(Asian Institute of Technology)客員教員(夏期集中講義)
2007年4月 一橋大学大学院社会学研究科教授(現在に至る)
2007年4月 お茶の水女子大学ジェンダー研究センター客員教授(現在に至る)
2009年8月 フランス国立科学研究センター付属パリ社会学・政治学研究センター/ジェンダー・労働・移動チーム客員研究員(2010年3月まで)
2010年2月 パリ第10大学(ウェスト=ナンテール・ラ・デファンス校)法政治学部・客員教授(2月28日~3月28日)

主要業績
A.著書・共著等

・『ジェンダー研究を継承する』(共編著), 人文書院, 2017.10.10
・天野正子、伊藤公雄、伊藤るり、井上輝子、上野千鶴子、江原由美子、大沢真理、加納実紀代編集委員、斉藤美奈子編集協力編『新編 日本のフェミニズム9 グローバリゼーション』(編著), 岩波書店, 2011.1.28
Le sexe de la mondialisation: Genre, classe, race et nouvelle division du travail (co-author), Les Presses de la Fondation Nationale des Sciences Politiques, 2010.3
・『モダンガールと植民地的近代――東アジアにおける帝国・資本・ジェンダー』(共編著), 岩波書店, 2010.2
・『国際移動と〈連鎖するジェンダー〉――再生産領域のグローバル化』(共編著), 作品社, 2008.3
・『開発とジェンダー――エンパワーメントの国際協力――』(共編著), 国際協力出版会, 2002
・『先進社会のジレンマ――現代フランスの実像をもとめて――』(共編著), 有斐閣, 1985.12

B.論文(94年以降)

・「共和国的統合コンセンサスへの挑戦とその帰結――サルコジ政権下の「選択的移民」政策」小井土彰宏編『移民受入の国際社会学』, p.141-165, 名古屋大学出版会, 2017.3
・“Negotiating Partial Citizenship under Neoliberalism: Regularization Struggles among Filipino Domestic Workers in France (2008–2012)” International Journal of Japanese Sociology 26(1), p.69-84, The Japanese Sociological Society, 2016.3
・「モダンガール現象と女たちの新しい卓越感覚」沖縄県教育委員会編『沖縄県史 各論編8 女性史』, p.172-187, 沖縄県教育委員会
・“« La division internationale du travail reproductif et les travailler-se-s domestieques migrant-e-s en Asie : Comprendre la position « périphérique » du Japon, »” Hommes et Migrations 2013.6, p.33-39, 2013.6
・“The ‘Modern Girl’ Question in the Periphery of Empire: Colonial Modernity and Mobility among Okinawan Women in the 1920s and 1930s”The Modern Girl Around the World Research Group (ed.) The Modern Girl Around the World: Consumption, Modernity, and Globalization, p.240-262, Duke University Press, 2008.12
・「再生産労働の国際移転で問われる日本のジェンダー・バイアス」『都市問題』 第100巻第3号, p.75-82
・「香港における再生産労働の国際移転――深化するグローバリゼーションと〈ジェンダー平等〉の課題」北九州市立男女共同参画センター“ムーブ”編『ジェンダー白書5 女性と経済』, p.225-246, 明石書店, 2007.3
・「『国際商品』化される家事・介護労働とその「技能」の承認――矛盾と逆説――」『F-GENS』 通巻7号, p.74-81, お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」, 2007.3
・「越境する――グローバリゼーションの光と影――」伊藤公雄、牟田和恵編『ジェンダーで学ぶ社会学[新版]』, p.184-199, 2006.11
・「1920~30年代沖縄における『モダンガール』という問い――植民地的近代と女性のモビリティ――」『ジェンダー研究』 通巻9号, p.1-18, お茶の水女子大学ジェンダー研究センター
・“Crafting Migrant Women’s Citizenship in Japan: Taking “Family” as a Vantage Point”『International Journal of Japanese Sociology』 2005年11月号, p.52-69, The Japan Sociological Society, Blackwell Publishing
・「いかにして<ケア上手なフィリピン人>はつくられるのか?――ケアギバーと再生産労働の『国際商品』化――」(共著) 『F-GENSジャーナル』 通巻3号, p.269-278, お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」
・「ジェンダーの視点に立った『開発』研究の展開と射程」原ひろ子、蓮見音彦、池内了、柏木恵子編『ジェンダー問題と学術研究』 2004年8月号, p.139-145, ドメス出版
・「アジアNIEsのジェンダー・レジームと外国人家事労働者」竹村和子編『ポスト・フェミニズム』, p.94-98, 作品社, 2003.7
・「ジェンダーの視点に立った〈平和〉概念の再構築――〈女性に対する暴力〉をめぐって――」『平和研究』 通巻26号, p.64-75, 日本平和学会
・“La política de inmigración japonesa frente al fenómeno de inmigración femenina: El caso de la inmigratnes filipinas”『Zona Franca』 第IX巻第9/10号, p.96-103, Centro de Estudios interdisciplinarios sobre las mujeres, Facultad de Humanidades y Artes, Universidad nacional de Rosario, Argentina
・「フランスの移民統合と〈仲介する女性たち〉――社会=文化的仲介に関する予備的考察――」『社会学研究科論集』 通巻6号, p.7-16, 立教大学大学院社会学研究科
・「国際移動とジェンダーの再編――フランスのマグレブ出身移民とその家族をめぐって――」『思想』 通巻886号, p.60-88, 岩波書店
・「フランスのマグレブ系移民とその娘たち――二つの文化にまたがる複合差別とアイデンティティ構築――」栗原彬編『現代世界の差別構造』, p.203-220, 弘文堂, 1997
・「日本の外国人労働者とアジア――グローバル・マイグレーションに直面する日本社会――」小倉充夫編『国際移動論――移民・移動の国際社会学――』, p.241-268, 三嶺書房
・「移民の同化と統合におけるジェンダー規範――フランスのマグレブ系移民とその子どもたちに関する試論――」『国際学研究』 通巻16号, p.137-145
・「もう一つの国際労働力移動――再生産労働の超国境的移転と日本の女性移住者――」伊豫谷登士翁・杉原達編『日本社会と移民』, p.243-271, 明石書店, 1996

C.翻訳

・『女が先に移り住むとき――在米インド人看護師のトランスナショナルな生活世界』(原著:Sheba M. George When Women Come First: Gender and Class in Transnational Migration, University of California Press, Berkeley, Los Angeles, London, 2005年, 英語), 有信堂, 2011.12.25
・『国際フェミニズムと中国』(原著:Tani E. Barlow International Feminism and China, Institute for Gender Studies, Ochanomizu University, 2001年, 英語), 伊藤るり・徐阿貴編, 御茶の水書房, 2003.3

D.その他(94年以降)

〔口頭発表〕

・“Internationalizing Care Labor: Immigration, Elderly Care and Gender in Japan”, Conference paper prepared for the International Symposium on “Gender at the Heart of Globalization,” Panel on “Free Trade Zones and the Globalization of Care,” CNRS-Genre, Travail, Mobilités, 2007.3, CNRS, Ministere de la Recherche, Paris
・「『国際商品』化される家事・介護労働とその『技能』の承認――矛盾と逆説――」, 第3回F-GENSシンポジウム「家族の境界――表象・身体・労働の政治――」(お茶の水女子大学21世紀COEプログラム), 2006.11, お茶の水女子大学
・「女性移住者にとってのシティズンシップと『家族』――滞日フィリピン人女性移住者の事例を中心に――」, 第78回日本社会学会大会シンポジウム1「越境する社会空間――ジェンダー・エスニシティ・国民国家――」, 2005.10, 法政大学
・“Internationalizing Reproductive Labor in a Super Aged Society? Japan’s New Immigration Policy and Its Implications on Care Work”, Panel on “Women’s Work and Migration” (Moderator: Mari Osawa, Panelists: Kyoko Kusakabe, Yukari Sawada, Ruri Ito), 9th International Interdisciplinary Conference on Women, Women’s Worlds 2005, 2005.6, Ewha Womans University, Seoul
・“Modern Girl in the Periphery of Empire: Mobility and Colonial Modernity among Okinawan Women in the 1920s and 1930s”, paper given at the international workshop on “Modern Girl, Asia and Beyond: Global Capital, Colonial Modernities and Media Representations”, 2004.9, お茶の水女子大学ジェンダー研究センター
・“Crafting Women Migrants' Citizenship in a Non-Immigration State: The Case of Filipino Women in Japan”, Thematic Session, “Public Sociologies of Feminized Migration in Asia:Who Defines the Reality?” (Presider: Keiko Yamanaka, Panelists: Pei-Chia Lan, Ruri Ito, Hye-Kyung Lee, Nicola Piper), American Sociological Association Annual Meeting, 2004.8, San Francisco, U.S.A.
・“Inter-Asian Migration and Gender Regimes: Questioning ‘Feminization of Migration’”, Keynote Address, International Conference on “Women and Migration in Asia”, 2003.12, Developing Countries Research Centre, University of Delhi, India
・「セネガルにおける国際協力とジェンダー格差是正への取り組み」, 日本評価学会社会・ジェンダー評価分科会, 2003.4, お茶の水女子大学
・“Gender Politics in the State in 1990’s Japan: State Feminism and the Non-State-Centered International Women’s Movement”, Panel Session 1 Crossborder: Gender and Society, Annual Conference of British Association of Japanese Studies, 2003.4, University of Sheffield, Sheffield, U.K
・“Gendered Dimensions of Migrants’ Human Rights: Focusing on Women Migrants in Japan”, International Seminar on “Immigration Policies and Human Rights: Current Trends in a New Century,”, 2002.11, El Colegio de la Frontera Norte, Tijuana, Baja California, Mexico
・“Women’s International War Crimes Tribunal and the Embedding of an International Knowledge in Asia”, Panel on “Formation of International Knowledge in and on Asia,” Asian Studies Conference in Japan,, 2002.6, 上智大学
・“Transnational Social Space of Filipino Women Migrants: The Case of Japan”, colloquium of the Department of Geography, University of Washington, 2001.10, University of Washington, Seattle
・“La Politíca de Inmigración Japonesa frente al Fenómeno de inmigración Femenina: El Caso de las Filipinas”, Décimo Congreso Internacional de ALADAA, 2000.10, Rio de Janeiro
・「東南アジアから日本への人の移動における女性の位置と問題点」, 立教大学国際シンポジウム「日欧移民政策の差異と収斂――ナショナル/ローカル・レベル,公的/私的領域――」, 2000.9, 立教大学
・「ネパールにおける低所得層農村女性への支援事業とエンパワーメント」, 国立婦人教育会館主催・国際シンポジウム「開発におけるジェンダーとエンパワーメント」, 1999.5, 国際協力事業団国際協力総合研修所
・「グローバリゼーション、社会的排除、そして〈仲立ちする女たち〉」, 第71回日本社会学会大会、シンポジウム2.「地域からみたグローバリゼーション」, 1998.11, 関西学院大学
・「フランス共和国とマグレブ系移民の娘たち」, 関東社会学会第46回大会テーマ部会「ジェンダーとナショナリズム」, 1998.6, 日本大学

〔研究・調査報告書〕

・『『仏伊独における移住家事・介護労働者――就労実態、制度、地位をめぐる交渉』』(編著), ワークショップ記録集(科研費補助金・基盤研究A(海外学術調査), 2012.3
・国際移動とジェンダー研究会編『アジアにおける再生産領域のグローバル化とジェンダー再配置』(共著), 文部科学省研究費補助金等研究成果報告書, 2009.3.30
・伊藤るり編『再生産領域のグローバル化とアジア――移住者、家族、国家、資本』(編著), 国際シンポジウム記録集, 2008.3.20
・伊藤るり編『香港における再生産労働の国際移転とジェンダー配置』(編著), お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」パブリケーション・シリーズ第23号, 2007.3
・舘かおる編『東アジアにおける植民地的近代とモダンガール(中間報告書)』(共著), 文科省科学研究費補助金研究成果中間報告書, 2005.3
・波平恵美子編『グローバル化とジェンダー規範に関する研究報告書』(共著), お茶の水女子大学「グローバル化とジェンダー規範」研究会・研究成果報告書, 2002.3
・宮島喬編『ヨーロッパ統合下の西欧諸国の移民と移民政策の調査研究』(共著), 文部省科学研究費補助金研究成果報告書, 2000.3
・大野曜編『女性のエンパワーメントと開発――タイ・ネパール調査から――』(共著), 国立婦人教育会館・開発と女性に関する文化横断的調査研究報告書, 1999.3
・Teruko Ohno編『Cross-cultural Research on Women/Gender and Development in Asia』(共著), 文部省科学研究費補助金研究成果報告書, 1998.3

〔書評・新刊紹介〕

・(書評) 青山薫著『「セックスワーカー」とは誰か――移住・性労働・人身取引の構造と経験』 (大月書店, 2007), 『社会学評論』 第59巻第4号, 2009.3
・(書評) エマニュエル・トッド著『移民の運命』 (藤原書店, 1999), 『學燈』 2000年5月号, 2000.5

研究プロジェクト等(94年以降)

〔外部資金〕

・文科省科学研究補助金基盤研究A(海外学術), 「移住家事労働者とILO189号条約――組織化、権利保障、トランスナショナルな連帯」(研究代表者), 学術振興会, 2015.4.1-2018.3.31
・文科省科学研究補助金基盤研究A(海外学術), 「EU統合下の移住女性とケアの政治――仏独伊の事例を手がかりに」(研究代表者), 学術振興会, 2012.4.1-2015.3.31
・文科省科学研究補助金基盤研究A(海外学術), 「仏伊独における移住家事・介護労働者――就労実態、制度、地位をめぐる交渉――」(研究代表者), 学術振興会, 2009.4-2012.3
・学術振興会・特定国派遣(短期), 「高齢者ケアの配置と移住労働――フランスとイタリアを中心に」(研究代表者), 学術振興会, 2009.9-2009.10
・文科省21世紀COEプログラム(お茶の水女子大学), 「ジェンダー研究のフロンティア――〈女〉、〈家族〉、〈地域〉、〈国家〉のグローバルな再構築――」(事業推進担当者), 学術振興会, 2003.4-2008.3
・学術振興会・シンガポール国立大学二国間交流事業, 「高齢社会のジェンダー配置と移住ケア労働者――日本とシンガポールの比較研究」(研究代表者), 学術振興会, 2006.4-2008.3
・文科省科学研究補助金基盤研究A, 「アジアにおける再生産領域のグローバル化とジェンダー配置」(研究代表者), 学術振興会, 2005.4-2009.3
・文科省科学研究補助金基盤研究A, 「東アジアにおける植民地的近代とモダンガール」(研究分担者), 文部科学省, 2003.4-2007.3
・文科省科学研究補助金基盤研究C, 「現代日本社会における国際移民とジェンダー関係の再編に関する研究――女性移住者のエンパワーメントと新しい主体形成の検討にむけて――」(研究代表者), 文部科学省, 2001.4-2004.3

受賞等

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