教員紹介

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深澤 英隆 (ふかさわ・ひでたか)

教授 、1956年生
総合社会科学専攻:社会動態研究分野(宗教学・宗教社会学)

研究室:第2研究館4階426
オフィスアワー:水曜10:00~12:00 (事前にメールで予約してください。)


主要研究領域

宗教学、宗教哲学、宗教社会学、宗教思想史、宗教文化論

現在の研究テーマと今後の抱負

現在は主に以下の諸テーマに取り組み、それぞれをまとめるべく努めている。
・近代宗教経験概念の生成:近代世界において啓示やドグマに代わって宗教を弁証する際の中心的概念となり、また今日の宗教運動においても大きな役割を果たしている「宗教経験」概念の批判的系譜学の試み。
・19世紀末のドイツ社会における宗教、ことに脱教会的な「知識人宗教教」の運動群(ことに反キリスト教的なフェルキッシュ宗教運動)と、G・ジンメルを中心とする初期宗教社会学との関係の解明
・宗教的なるものと視覚文化との関係、ことにフィドゥス、ファーレンクロークといった20世紀前半のドイツの民族主義宗教運動とその視覚表現の問題
・ポスト近代的・ポスト世俗的などと呼ばれる潮流に属する現代の宗教哲学・哲学的神学の批判的検討。流動的な現代社会における「宗教」の可能性と限界を思考することそのもののメタ研究。

担当科目

大学院:

専攻 分野/科目群 番号 科目名 学期 曜日 時限
総合社会科学専攻社会動態研究分野4101社会学秋・冬2
総合社会科学専攻社会動態研究分野4114リサーチワークショップ通年集中 
大学院ゼミナール

学部:

科目区分 番号 科目名 学期 曜日 時限
社会学科導入科目40123社会研究入門ゼミナール(深澤 英隆)春・夏2
社会動態研究分野41203宗教社会学 I3
社会動態研究分野41306宗教社会学 II3
学部後期ゼミナール

学歴

1980年 3月 東京外国語大学外国語学部インド・パーキスタン語科(ヒンディー語)卒業
1980年 4月 東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専門修士課程入学
1983年 3月 同課程終了
1983年 4月 東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専門博士課程進学
1985年10月 同課程休学、マールブルク大学神学部および非ヨーロッパ言語・文化学部留学(DAAD 奨学生)
1987年 9月 帰国
1988年 3月 東京大学大学院博士課程単位取得退学

学位

修士号(1983年 文学修士、東京大学)

職歴

1988年 4月 東京大学文学部宗教学研究室助手
1995年 4月 一橋大学社会学部助教授
1999年 4月 一橋大学社会学部教授
2000年 4月 一橋大学大学院社会学研究科教授に配置替え
2003年 4-6月 ミュンヘン大学/ベルリン自由大学客員研究員

主要業績
A.著書・共著等

・鶴岡賀雄・深澤英隆編『スピリチュアリティの宗教史 下』(共編著), 2012.1.25
・鶴岡賀雄・深澤英隆編『スピリチュアリティの宗教史 上』(共編著), リトン, 2010.12.15
・『宗教学文献事典』(共編著), 2007.12.5
・『啓蒙と霊性』, 岩波書店, 2006.5.25
・『岩波講座宗教 I 宗教とはなにか』(共著), 岩波書店, 2004
・『近代日本における知識人と宗教――姉崎正治の軌跡』(共編著), 東京堂書店, 2003

B.論文(94年以降)

・「哲学的宗教言語の帰趨」『哲学』 通巻68号, p.65-80, 日本哲学会, 2017.4
・「美的モデルネ・民族主義・スピリチュアリティ−−L・ファーレンクロークをめぐって」鎌田東二編『  スピリチュアリティと宗教』, p.92-129, ビイング・ネット・プレス, 2016.8
・「「脱宗教」時代の「宗教」 ― シュライアマハーおよびジンメルの時代診断」『宗教哲学研究』 通巻32号, p.1-16, 宗教哲学会, 2015.3
・「宗教経験論と脱文脈化 : シュライアマハー『宗教につい て』をめぐって」『一橋社会科学』 通巻7(別冊)号, p.97-214, 一橋大学大学院社会学研究科, 2015.3
・「ドイツ民族主義宗教運動という主題」市川裕編『世界の宗教といかに向き合うか』, p.38-52, 聖公会出版, 2014.3
・「無への転生——ショーペンハウアーの死後生論」『死生学年報』 通巻9号, p.105-129, 東洋英和女子大学死生学研究所
・「宗教的プレ・ファシズムと宗教の「拒絶」——フィドゥスの場合」竹沢尚一郎編『宗教とファシズム』, p.125-159, 水声社, 2010.6
・「争闘と平和のヴィジョン——フェルキッシュ宗教運動における「非平和」の思想」足羽與志子他編『平和と和解の思想をたずねて』, p.219-245, 大月書店, 2010
・「ドイツ・フェルキッシュ宗教運動における宗教史理解」市川裕・松村一男・渡辺和子編『宗教史とは何か』, p.241-276, リトン, 2009.12
・「「近代日本における宗教経験をめぐる言説ーー綱島梁川の経験報告とその意味」」『『宗教哲学研究』』 第巻第23号, p.1-15, 北樹出版, 2007.3
・「現代社会における宗教知と科学知」『日本の科学者』 通巻42号, 2007.1
・「異界としての建築——フィドゥスの『神殿建築』の構想」細田あや子・渡辺和子編『異界の交錯』, p.447-464, リトン, 2006
・「「流浪する宗教性ーージンメル宗教論とドイツ近代の宗教状況」」竹沢尚一郎編『『宗教とモダニティ』』, p.107-156, 世界思想社, 2006.3
・「日本の『霊性的知識人』をめぐる二著作」(書評論文) 『宗教と社会』 通巻10号, 2004
・“Die Aum Shinrikyo und die Gewalt---Logik, Realitaet und Zufall” Orientwissenschaftliche Hefte, 2003
・「『宗教』概念と『宗教言説』の現在」島薗進・鶴岡賀雄編『<宗教>再考』, ぺりかん社, 2003
・「ヨーロッパと『宗教』――ドイツ民族主義宗教運動から見る」『環』, 2002
・「『ポスト・キリスト教』時代の『太陽』――D・キューピットのポスト近代主義的『太陽倫理』をめぐって」渡辺和子・松村一男編『世界の太陽信仰 下』, リトン社, 2002
・“Die ‘spirituelle Welt’(Seishin Sekai) Japans -- Einfuerung und Auseinande rsetzung.”Hilaria Goesmann, Andreas Mrugalla (ed.) Deutschsprachiger Japanologentag in Trier 1999(第1巻『Geschichte, Geistesgeschichte/Religionen, Gesellschaft, Politik, Recht, Wirtschaft』所収), LIT Verlag, 2001
・「伴走する影――対抗科学と『霊性』探究の夢」『20世紀の定義 第5巻』, 岩波書店, 2001
・「『心理(学)主義』的宗教理解の帰趨――ジンメル宗教論と心理(学)主義批判をめぐって」島薗進編『宗教心理の探究』, 東京大学出版会, 2001
・「宗教的生形式と宗教の正当化――英米宗教哲学のコンステレーション(1)」『一橋大学研究年報 社会学研究』 通巻37号, 2000
・“Religionskritik im Kontext”Heinz Robert Schlette (ed.) Religionskritik in interkultureller und interreligiöser Sicht., Borengaesser, 1998
・「創出される聖典――O・S・ロイターの『エッダの謎』の解釈学」鎌田繁・市川裕編『聖典と人間』, 大明堂, 1998
・「宗教――現代ドイツ社会と宗教」渡辺重範編『ドイツ・ハンドブック』, 早稲田大学出版会, 1997
・「ゲルマン主義宗教運動の生成と挫折」小岸昭他編『ファシズムの想像力――歴史と記憶の比較文化論的研究』, 人文書院, 1997
・「宗教批判と社会」『創文』 通巻377号, 1996
・「宗教と科学の諸世紀――『ニューエイジ』と近代」『世界の宗教と教典』, 自由国民社, 1996
・「『神秘主義論争』における体験・個人・共同体」『一橋大学研究年報 社会学研究』 通巻35号, 1996
・「近世キリスト教自然哲学の創世観――『創世の秘義』の創世記解釈をめぐって」月本昭男編『創成神話の研究』, リトン社, 1996
・「啓蒙とイロニーの間で――宗教研究と批判的思考をめぐって」『一橋論叢』 通巻115号, 1996
・「宗教学と政治神学の『拒絶』――ゲルマン主義宗教学の帰趨」『現代思想』 第23巻第10号, 1995
・「宗教経験と宗教の基礎づけ主義の問題――W・P・アルストンの宗教経験論の意味するもの」『宗教研究』 通巻69号, 1995
・「『宗教経験からの論証』と概念相対論」『東京大学宗教学年報』 通巻12号, 1995
・「『ポスト近代的宗教性』の条件――ジンメルとキューピットをめぐって」『宗教研究』 通巻329号, 1994
・「回心論と宗教心理学の『物語』」『季刊AZ』 通巻32号, 1994

C.翻訳

・『現代日本のスピリチュアリティ』(原著:Lisette Gebhardt Japans Neue Spiritualitaet, Harrassowitz, Wiesbaden, 2001年, ドイツ語), 岩波書店, 2013.1.24
・『世界宗教史 4』(共訳) (原著:ミルチア・エリアーデ), 筑摩書房, 1998
・『フランソワ・ルーアン――その作品のためのいくつかの参照点』(原著:マリー・ルイーゼ・ズィリング)『Francis Rouan 展』, セゾン美術館, 1997

D.その他(94年以降)

〔口頭発表〕

・「
近現代における宗教言説の展開———宗教のポリティックスとポエティックス再考」, 「近代啓蒙脈絡中的思想論爭」研討會, 2015.11, 中央研究院中國文哲研究所(台湾・台北市)
・「Georg Simmel and the Paradoxes of the “Intellektuellenreligion“」, XXIth International Association for the History of Religion World Congress, 2015.8, University of Erfurt
・「ドイツ民族主義宗教運動における神話表象」, 日本宗教学会, 2013.9, 國學院大学
・「「自然的救済論/救済論的自然」の概念」, 日本宗教学会, 2012.9, 皇学館大学
・「自然と救済をめぐる闘争——クルト・レーゼとドイツ民族主義宗教運動」, シンポジウム「宗教的なるものと文化保守主義―日本並びにドイツの変容する社会における宗教の文化的機能(第二部)」立教・テュービンゲン国際シンポジウム, 2012.9, 立教大学
・“Visuelle Pietät” in der völkischen Religiosität: die Interferenz von Kunst, Politik und Religion im Falle des Malers Fidus”, Das Religiöse und der kulturelle Konservatismus. Zur kulturellen Funktion der Religionen in den sich wandelnden Gesellschaften Deutschlands und Japans, 2011.11, Universität Tübingen
・「「生の宗教」の出現——ジンメル『宗教』の改訂をめぐって」, 日本宗教学会, 2011.9, 関西学院大学
・「宗教的プレファシズムの位置づけを巡って」, 日本宗教学会, 2010.9, 東洋大学
・“Creating the Presence of a Religious Past---Ludwig Fahrenkrog on the History of Religion”, XXth International Association for the History of Religion World Congress, 2010.8, University of Toronto
・「ドイツ民族主義宗教運動における「解釈的同化」の問題」, 日本宗教学会, 2008.9, 筑波大学
・「「知識人宗教」の概念の生成と射程」, 日本宗教学会, 2007.9, 立正大学
・「生の形成者としての死——ジンメルの死/不死性論」, 日本宗教学会, 2006.9, 東北大学
・“The Future of Religion: The Topos of the Intellectual Construction of Religion – Simmel and Anesaki on the Future Shape of Religion”, 2005.3, 高輪プリンスホテル
・“Der Diskurs ueber die religioese Erfahrung im modernen Japan---Die Kontroverse ueber den <Erlebnisbericht> Tunashima Ryosens”, Graduiertenkolleg: Der Erfahrungsbegriff in der europaeischen Religion und Religionstheorie und sein Einfluss auf das Selbstverstandnis aussereuropaeischer Religionen, 2004, Hochschule fuer Philosophie - Philosophische Fakultaet SJ, Muenchen, Germany
・“Der Topos ‘Gewalt und Religion’”, Symposium “Religion und Ge-walt", 2002, Orientwissenschaftliches Zentrum in Trier, Germany
・「宗教/宗教研究の『臨界』――プラグマティックな継続と反省性の浸食」, 「宗教と社会学会」第8回学術大会シンポジウム「宗教の<臨界>――混沌たる現代宗教への研究視座――」, 2001
・“From Cultural Construction to Cultural Criticism. Masaharu Anesaki’s Theory of Religion”, 18th Quinquennial Congress of the International Association for the History of Religion in Durban, 2000, South Africa
・“'Seishin Sekai' in Japan -- Einfuerung und Auseinandersetzung”, Deutschsprachiger Japanologentag in Trier, 1999
・“Cultural Criticism/Cultural Construction and Religious Research”, 50th Annual Meeting of the Association for Asian Studies, 1998, Washington DC
・「宗教学と『文化批判』をめぐって」, 日本宗教学会第56回学術大会, 1997
・“Religionskritik im Kontext.”, Religionskritik in inter-kultureller und interreligioeser Sicht, 1996, Graduiertenkolleg der Universitaet Bonn
・「メタ宗教批判の位相」, 日本宗教学会第55回学術大会, 1996
・「啓蒙かイロニーか――宗教学と批判的思考のモチーフ」, 日本宗教学会第54回学術大会, 1995

〔研究・調査報告書〕

・『19 世紀末における宗教状況と宗教学・宗教社会学の文化的機能に関する比較研究』, 文部省科学研究費報告書, 2001
・『近現代宗教思想における「自然的神性」の思想系譜に関する研究』, 文部省科学研究費報告書, 1999

〔書評・新刊紹介〕

・(書評) Hiroshi Kubota著『Hiroshi Kubota, Religionswissenschaftliche Religiositaet und Religionsgruendung. Jakob Wilhelm Hauer im Kontext des Freien Protestantismus』 (Peter Lang, 2005), 『宗教研究』 第83巻第3号, 2009.12.30

〔一般雑誌等への論文・記事等の掲載〕

・「『知的中間層』と宗教」『Aera Mook 11 宗教学がわかる』, 朝日新聞社, 1995

研究プロジェクト等(94年以降)

〔外部資金〕

・文部科学省科学研究費補助金, 「宗教思想研究の基礎概念再考―mysticism及び関連概念の理論的・系譜学的研究」(研究分担者), 文部科学省, 2015.4.1-2017.3.31
・文部科学省科学研究費補助金, 「ファシズム期の古代理解に関する総合的研究」(研究分担者), 文部科学省, 2015.4.1-2015.3.31
・文部科学省科学研究費補助金, 「ゲ゙オルク・ジンメル宗教論の時代文脈的研」(研究代表者), 文部科学省, 2014.4.1-2016.3.31
・文部科学省科学研究費補助金, 「ファシズムと宗教文化に関する地域・時代比較的総合研究」(研究代表者), 2011.4.1-2014.3.31
・文部科学省科学研究費補助金, 「「ドイツ民族主義宗教運動」の生成及び展開とその宗教史的意味に関する総合的研究」(研究分担者), 2009.4.1-2011.3.31
・文部科学省科学研究費補助金, 「近現代宗教論における「生の宗教」の系譜をめぐる時代比較的研究」(研究代表者), 2006.4.1-2008.3.31
・文部科学省科学研究費補助金, 「ファシズム期の宗教と宗教研究の国際的比較研究」(研究分担者), 文部科学省, 2006.4.1-2009.3.31
・文部科学省科学研究費補助金, 「現代世界における『宗教』研究の新動向をめぐる調査および検討」(研究分担者), 文部科学省, 2003
・文部省科学研究費補助金, 「「『宗教言説』の生成と『宗教』の構築――『宗教経験』論と『未来の宗教』論を中心に」(研究代表者), 文部科学省, 2003
・文部省科学研究費補助金, 「19 世紀末における宗教状況と宗教学・宗教社会学の文化的機能に関する比較研究」(研究代表者), 文部省, 1999-2000
・日本女子大学総合研究所助成金, 「姉崎正治関連資料の整理及び日本宗教学の生成史的研究」(研究分担者), 1998-2000
・文部省科学研究費補助金, 「近代的『宗教』概念と宗教学の形成と展開――日本を中心とした比較研究」(研究分担者), 文部省, 1998-2000
・文部省科学研究費補助金, 「近現代宗教思想における『自然的神性』の思想系譜に関する研究」(研究代表者), 文部省, 1996-1998
・文部省科学研究費補助金, 「世界の諸宗教文化における聖典と聖典解釈に関する総合的研究」(研究分担者), 文部省, 1995-1997
・文部省科学研究費補助金, 「宗教と科学との相互関係に関する研究」(研究分担者), 文部省, 1993-1994

受賞等

・中村元賞(「敬虔主義と近代宗教経験概念の『起源』」他諸論文に対して), 1994

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