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社会学研究科講義科目

※ 当該講義情報の詳細は 本学学務情報システム・学生ポータル CELS を参照してください。

総合社会科学専攻 社会文化研究分野 4203 B 春・夏 水曜日2時限  2単位

言語社会学

担当教員:五十嵐 陽介
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

大学院生

【授業科目の目的と概要】

「言語」と「方言」の狭間にある琉球諸語(琉球諸方言)のひとつを学ぶことによって、第1に「言語」とは何か「方言」とは何かについて自分なりの見解を持つようになることを、第2に言語分析の方法を身につけることを目的とします。

本年度は、琉球諸語のひとつ宮古語(宮古諸島)を素材に、第2言語を学んでいくような演習を並行的に行う予定です。

宮古語を含む琉球諸語は、この諸言語を知らない人にとっては、聞いて理解することができない(相互理解可能性がない)言語です。一方でこの諸言語は日本本土で話されている日本語と同系であること、琉球列島の諸言語と日本本土の言語は、千数百年前には同じ言語であったことが明らかにされています。琉球列島の言葉と日本本土の言葉は、同一の言語に属する方言と方言の関係にあるとも、それぞれに別々の言語であるとも言うことができます。

「言語」と「方言」の区別に関して論争が生じることがありますが、この種の論争は、具体的な言語に関する知識がなければ、観念論に陥る危険性があります。両者の狭間に位置する琉球語(琉球方言)は、この議論に興味を持つ者に格好の資料を提供してくれます。

主として、教員が用意した言語データ(音声・文字)に基づいて各自言語分析を行うことを主たる方法とします。

授業の最初に、宮古語のテキストを聞いてもらいます。その時は全く内容が理解できないはずです。しかしすべての授業が終わったときには、教材としたテキストは理解できるようになり、その他の内容のテキストは、第2外国語の授業を1年間受講した程度には理解できるようになります。

言語学の知識は必要としません。今までの英語学習で用いられてきたような文法に関する基本的概念を知っていれば授業を理解することができます。

【授業の内容・計画】

はじめに琉球語(琉球方言)についての概説を行います。その後、琉球の1方言の言語データを分析していきます。(主語はどのようにあらわされているか、動詞の過去はどのようにあらわされているか、日本語の標準語とどのように違うかなど。)
言語分析には決まった答えがあるわけではないので、受講者が各自で、あるいはグループで自分なりの答えを出すことが期待されます。1回-2回 イントロダクション
3回-8回 言語分析
9回 言語と方言
10回-15回 言語分析

【テキスト・文献】

教材は適宜プリントにて配布します。
以下の文献が参考になるでしょう。
田窪行則編(2013)『琉球列島の言語と文化:その記録と継承』くろしお出版

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