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シンポジウム

中国の格差、日本の格差:格差社会をめぐる日中共同シンポジウム
(「社会発展過程中貧富分化問題与対策研討会」)

シンポジウム報告

 2008年5月17日と18日の2日間、一橋大学社会学部・社会学研究科と中国清華大学人文社会科学院、中国社会科学院政治学研究所は兼松講堂をメイン会場に、本館21番教室を分科会会場に「中国の格差、日本の格差:日中共同シンポジウム」を開催しました。激しい経済成長のなかで貧富の格差拡大に苦悩する中国、失われた十年の経済不況を社会的な格差拡大で乗り切ろうとする日本、ともに抱える格差社会の諸問題を日中の社会科学者が協力して解明に取り組もうというのがこのシンポジウムの狙いであり、また主旨でもあります。
 このシンポジウムには、日本側からは渡辺雅男・一橋大学社会学研究科長を含む16名の教員、中国側からは張再興・清華大学校務委員会副主任・副学長および李強・人文社会科学院院長を含む9名の精華大学教員、王一程・中国社会科学院政治学研究所長を含む3名の所員が参加し、大規模な国際シンポジウムとなりました。また、社会学部が3年連続で開いている連続市民講座の一環として位置づけられた本シンポジウムは、市民、学生、内外の専門家を聴衆に迎え、開かれた学術シンポジウムとしてのユニークな社会的貢献の実をも示しました。
 開会初日(17日)の午前十時に始まった開会セッションでは、日本側からは西村可明・一橋大学副学長、中国側から張再興・清華大学副学長、王一程・政治学研究所長が挨拶に立ち、このシンポジウムが一橋大学と清華大学および社会科学院との今後ますますの学術交流の発展につながることへの期待が表明されました。その後、参加者は二日間にわたり4つの分科会に分かれ、日本と中国が直面する社会的格差の現状と対策を報告し、議論を交わしました。メイン会場で開かれた第1セッションでは、日中の社会的格差について主に構造的視点からの報告が行われ、分科会会場で開かれた第2セッションでは、格差社会における価値観とモラルの問題が話し合われました。シンポジウム第2日目の18日は、メイン会場の第3セッションで格差と政治状況が取り上げられ、第4セッションでは、格差社会を克服する理念として市民社会論が検討されました。総じて密度の高い学術討議が交わされ、日中交流の大きな成果を後に残しました。
 このシンポジウムの開催には、もうひとつの狙いが隠されています。それはこのシンポジウムが本学社会学部・社会学研究科と清華大学・人文社会科学院との交流協定の締結を視野に入れた学術交流の第一弾であるという点です(中国社会科学院とはすでに本学は学術交流協定を締結しています)。近年目覚しい成果をあげて中国社会科学界をリードしている清華大学・人文社会科学院は本学社会学部・社会学研究科にとっては最高の良きパートナーです。本シンポジウムが成功裏に幕を閉じたことを受け、両者は交流協定締結へ向け、共同歩調をとっていくことを改めて誓い合いました

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