研究・教育活動

サイトトップへ戻る

シンポジウム

公開シンポジウム 人文社会系大学院におけるキャリアデザイン
——どのような教育モデルが求められているのか——


シンポジウム報告

開会挨拶

 シンポジウムは、杉山学長の挨拶で幕を開けた。杉山学長は、挨拶の冒頭に、多忙な中参加された出席者に一橋大学を代表して謝意を述べた。続いて次のような話をした。大学院重点化を振り返ると、重点化によって院生数が増加し、さまざまな院生が入学してくるようになった。それに伴い授業などが既存のやり方では通用しない事態が生じた。そのときにキャリアデザインプログラムのようなプロジェクトがあればかなり有用であったと考えられる。そのような意味からもキャリアデザインプログラムは意義のあるものといえる。

全体説明 キャリアデザインプログラムとは何か?

 最初に、「キャリアデザインプログラムとは何か? 」と題して、児玉谷 史朗(一橋大学大学院社会学研究科教授)がキャリアデザインプログラムの全体説明を行った。本発表では、キャリアデザインプログラムの経緯や概要が説明された。
プログラム導入に至る背景として、大学院重点化による院生数の増加、院生の質の変化がある。文科省からは留年・休学が多く学位授与率が低いことの改善が求められた。これらへの対応として、キャリアデザインプログラムが構想・実施された。キャリアデザインプログラムの構想は、院生が主体となってキャリアデザインを構想し、大学はその条件を整備することでサポートするというものである。
 「キャリアデザインプログラム」の基本方針は、入口、中身、出口の3段階の支援である。入り口では導入教育的な役割を果たす。中身では授業でスキル教育を行い、研究助成も行う。出口はキャリアデザイン支援者による進路支援である。研究科としてキャリア支援の専門家2名を雇用している。
 プログラムを実施して分かったことは、授業や研究助成、キャリアデザイン支援者による支援等を総合的に提供していることに意義があることである。学生は複数コースを組み合わせて併用して履修している。院生受講者アンケート結果では、非常に高い満足度が示されている。
 今年の1月に教員アンケートと院生アンケートを実施した。これにはプログラムの担当教員でない教員やプログラムの授業の受講者でない院生も含まれている。それによると、キャリアデザインプログラムと類似のプログラムが今後も必要である、キャリアデザインプログラム意義ありという回答が多数を占めた。
キャリアデザインプログラムの課題としては、プログラム外との結合の強化、利用しない院生の参加が挙げられる。

キャリアデザインプログラムとは何か? [PDFファイル:2.40MB]


シンポジウムトップへ

このページの一番上へ

第1セッション報告へ


このページの一番上へ