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「平和と和解の研究センター」開設記念特別講演

2008/01/28

本研究科では、平和と和解の研究センターの開設を記念して、平和と和解の研究センターと社会学研究科の共催で、来る2月3日、下記の要領にて澤地久枝さんの講演会を行うことになりました。入場無料で、どなたでも参加できます。ふるってご来場下さいますよう、お誘い申し上げます。



日時: 2008年2月3日(日) 14時より(開場13時30分)
場所: 一橋大学西キャンパス 兼松講堂

講演者:澤地久枝氏

講演題:戦争と人間を語る──『滄海よ眠れ』から見えてきたもの──

あらためて紹介するまでもなく澤地久枝さんは、1972年に『妻たちの2.26事件』を発表して以来、歴史学研究者も高く評価する徹底した史資料の渉猟や関係者からの聞き取り(オーラル・ヒストリー)を駆使して、近現代史を生きた人々の生と死を描いてきました。その根底にあるのは、第34回菊池寛賞を受賞した『滄海(うみ)よ眠れ』『記録ミッドウェー海戦』においてミッドウェー海戦の日米双方の全戦没者を特定するという前例のない作業に取り組み完成させたことが示すように、ひとつひとつの生と死のありように対する作家としてのあらん限りの誠実さであり、徹底したこだわりです。この講演会では、そのこだわりと、こだわりを実現するためのご努力についてのお話をうかがい、学びたいと思います。
平和と和解の研究センターは市民に開かれた活動をめざしています。この講演会にはどなたでも無料で参加できます。多くの皆さまのご来場をお待ちしています。

問合せ先: 平和と和解の研究センター cspr@soc.hit-u.ac.jp Tel: 042-580-9140

下記ウェッブサイトでくわしいご案内をしております。

http://cspr.soc.hit-u.ac.jp/events-ja/2008-02-03