【講演会】「Staged Seduction 演じられた誘惑 - 希望を売るホストたち」

11/02/2017 | イベント

「Staged Seduction 演じられた誘惑 - 希望を売るホストたち」

2017年11月6日、時間:15:15~16:30 | PDF

講師:竹山明子(カンザス大学)
場所:第3研究館 3階
言語:英語(通訳なし)

竹山氏の研究を通して見えてくるのは、超一流のセールスマンとしてのホストだ。「誘惑を演技すること」に真剣勝負で取り組み、裕福な女性が日常を忘れられる桃源郷を作り上げる。それはクラブというよりむしろ、人間の願望が交差するなか、ホストと顧客が進んで賭けに出る「愛のカジノ」という名がふさわしい。

人々を誘惑によって現実から遠ざけ、希望と夢を抱ける未来に目を向かせて、人間の願望を商業化する「願望文化」。これはホストクラブだけでなく、日本社会そのものにも見られると竹山氏は指摘する。本公演では、実態のない願望に支えられた日本経済にもメスを入れる。

Akiko Takeyama

竹山明子(TAKEYAMA Akiko)
研究分野は、変容するジェンダー・セクシュアリティ、現代日本における階級動態。初の著書「Staged Seduction 演じられた誘惑 - 希望を売るホストたち」(2016, スタンフォード大学出版)は、日本のサービス産業経済において、社会の周縁に位置する人々(若者や女性)の、気持ちや感情、恋愛関係が商品化されている実態を社会学理論に沿って明らかにした。

「(仮)ポストフェミニズム・ネオリベラリズム時代における独占的個人主義 — 日本のアダルトビデオ産業の視覚から」を現在執筆中。 21世紀資本主義の分析を通して、人権や個人の同意といった法的問題を複雑化させることもある、願望・恐怖・社会的な弱さといった人間の感情を探る。