【講演会】サンドラ・ファヒー氏、「国家による暴力と操りの技術:北朝鮮と被害者のメディア化された声」

07/12/2017 | イベント

「国家による暴力と操りの技術:北朝鮮と被害者のメディア化された声」

2017年7月20日、時間:13:15~14:45 | PDF
講師:サンドラ・ファヒー(上智大学)
場所:マーキュリーホール(マーキュリータワー 7階)
言語:英語(通訳なし)

北朝鮮は人権侵害への批判にどう対応しているのか?国連が2014年に作成した報告書では、北朝鮮の人権侵害が「人道に対する罪」にあたると認定したが、それは北朝鮮の人権へのアプローチ方法を変えたのだろうか?これらの質問に答えるために、講演では北朝鮮のオンラインメディアから得られた動画や文書を利用し、北朝鮮の人権侵害についての国内報道と国際社会の取り組みを検討する。感情的な報道や脱北者非難のドキュメンタリー番組、街頭デモやインタビュー、CNNのWill Ripleyによる市民へのインタビューなどを用いて、国連報告書への北朝鮮の反応を紹介する。人権への自らの解釈と国連報告書を市民に押し付ける「腹話術師」としての北朝鮮を示す。

Sandra Fahy

講師紹介
サンドラ・ファヒー(Sandra FAHY) イギリスのSchool of Oriental and African Studiesにて2009年に人類学で博士号を獲得。現在は上智大学国際教養学部にて人類学の准教授としてコリアン研究、人権、リサーチ方法そして医学的・言語学的人類学を教えている。構造的な暴力と集合的な社会の苦しみについて研究しており、特に北朝鮮、さらには韓国、日本、中国に重点を置いている。著書としてMarching through Suffering: Loss and Survival in North Korea. New York: Columbia University Press (2015)、Anthropology Today; Food, Culture and Society: an interdisciplinary journalなどの学術誌に論文を出版した。2冊目の著書、Human Rights and North Koreaは現在Columbia University Pressと作業を進めている。