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社会学研究科講義科目

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総合社会科学専攻 人間行動研究分野 4316 B 秋・冬 水曜日2時限  2単位

地域研究の理論

担当教員:上田 元
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

各研究科の大学院生

【授業科目の目的と概要】

地域の研究を支える概念枠組みと方法論について検討します。
・「地域」を定義し研究するための理論と方法論を理解します。
・「地域研究」が既存分野とは異なる学問としてどのような可能性・独自性をもつと主張されてきたか,その論理構造を検討します。
・ときに研究の目的・理想と矛盾する社会的要請を踏まえ,地域研究の実践者が心得るべきことについて検討します。

講義と,文献講読・討論を併用します。

【授業の内容・計画】

「地域」を研究するのに必要な定義,理論,方法論を検討します。主に,人文地理学,社会地理学での議論を紹介したうえで,他の分野での「地域」理解との異同について討論します。また,「地域研究」が既存の学問諸分野(ディシプリン)と比べてどのような独自性と可能性をもつと主張されてきたのか,その論理構造を検討することを通して,受講者それぞれのディシプリンにとって地域研究がもつ意義について考えます。そして,海外地域についての知識を生産する研究に対して陰に陽に求められる,ときに対応に窮することもある社会的要請を踏まえ,社会の一員として地域研究を実践する者が心得ておくべきことについて検討します。
 主に発展途上国の諸地域に事例を求めて検討します。村落部において生態系に密着した食糧獲得・生産活動として行われている生業や,急速な人口増加を経験してきた都市における雇用・住宅問題などを取り上げる予定です。以下の事項を適宜入れ替え,また組み合わせつつ論じます。

1.地域を定義し研究するための理論と方法論
 人文地理学における「地域」の概念と方法
 グローバル=ローカル関係論
 地域システム・ネットワーク論
 地域における因果関係
 空間単位・空間スケールの問題
 地域における社会と空間(社会地理学における相互構築論)
 比較地域研究

2.地域研究の可能性・独自性を主張する論理の構造
 総合的地域研究
 地域研究論争
 比較地域研究と関連研究の位置
 地域研究への社会的要請(オリエンタリズム,権力)

【テキスト・文献】

予習教材として,次回の講義内容について理解を深めるための資料を配布します。復習は,小課題として指定された作業や,期末レポートに取り組む準備などとなります。

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