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社会学研究科講義科目

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地球社会研究専攻 環境 4821 春・夏 月曜日2時限  2単位

地球社会と生命

担当教員:菊池 美名子
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

大学院生

【授業科目の目的と概要】

<授業科目の目的>
戦争、搾取、虐待、難民体験、マイノリティ体験、差別、大規模災害、環境破壊…地球社会では、様々なトラウマティックな経験や深刻な問題が後を断たない。この授業は、そうした危機を生き延びる人びとの“抵抗”のあり方について、「トラウマ」「サバイバル」「文化」「身体」「主体」をキーワードに読み解き、学際的な考察を深めることを目的としている。また、学際的アプローチの可能性そのものについても考える。

<授業科目の到達目標>
1) トラウマティックな状況を生き延びる人びとの経験について、医療人類学、社会学、精神医学、心理学等の議論を参照し、批判的に検討できる。
2) 各学問分野(ディシプリン)を越境した建設的かつ包括的な問題検討と、実現可能な問題解決のフレームワークを、構築、提示できる。

<授業の方法>
主に、各回1~2名の学生による報告、教員によるコメントと解説、全員による討論・各自発表というかたちで授業を進
める。受講生の人数や問題関心に応じて、学術的文献のほか、適宜文芸作品、サブカルチャー、映像作品やアート等を題
材として選び、輪読、鑑賞、議論を行う。

【授業の内容・計画】

※各回の詳細については初回オリエンテーションにて説明します。

1. 2017/4/10 オリエンテーション
2. 2017/4/17 事例から(1) ——ほつれた意味の世界
3. 2017/4/24 事例から(2) ——ほつれた意味の世界
4. 2017/5/1 トラウマをどのような問題として捉えるか ―トラウマをめぐる批判
5. 2017/5/8 トラウマをどのような問題として捉えるか ―外傷の弁証法は続いている
6. 2017/5/15 トラウマをどのような問題として捉えるか ―トラウマの「その後の不自由」
7. 2017/5/22 抵抗、回復、サバイバル ―治療援助の最前線
8. 2017/5/23 抵抗、回復、サバイバル ―トラウマを社会や文化に開く
9. 2017/5/29 抵抗、回復、サバイバル ―社会運動
10. 2017/6/5 抵抗、回復、サバイバル ―語り
11. 2017/6/19 抵抗、回復、サバイバル ―「生きのびるための犯罪(みち)」
12. 2017/6/26 抵抗、回復、サバイバル ―身体、イメージ
13. 2017/7/3 抵抗、回復、サバイバル ―笑いと自由

【テキスト・文献】

※輪読範囲と文献入手方法については初回オリエンテーションで説明します。
上野千鶴子「複合差別論」井上俊・上野千鶴子・大澤真幸・見田宗介・吉見俊哉編『差別と共生の社会学』岩波書店1996、pp.203-232
上岡陽江、大嶋栄子『その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち』医学書院、2010
菊池美名子、宮地尚子「性的な傷つきを語りうる「場」を求めて――「聞こえない」と「聞こえすぎる」のあいだで起きていること」『支援』7、生活書院、2017
岸政彦「マユ――病、尊厳、回復」『街の人生』勁草書房、2014
―――「笑いと自由」『断片的なものの社会学』http://asahi2nd.blogspot.jp/2014/10/danpen08.html、10. 18. 2014
小池靖『セラピー文化の社会学―ネットワークビジネス・自己啓発・トラウマ』勁草書房、2007
斎藤環『心理学化する社会―なぜ、トラウマと癒しが求められるのか』PHPエディターズグループ、2003
ジュディス・L・ハーマン『心的外傷と回復〈増補版〉』みすず書房、1999
白川美也子『赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア〜自分を愛する力を取り戻す[心理教育]の本』アスクヒューマンケア、 2016
田中美津『いのちのイメージトレーニング』新潮社、2004
まさきまほこ『もう独りにしないで: 解離を背景にもつ精神科医の摂食障害からの回復』星和書店、2013
宮地尚子『トラウマ』岩波書店、2012

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