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社会学研究科講義科目

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総合社会科学専攻 社会動態研究分野 4108 A 冬 火曜日1時限  金曜日1時限 2単位

社会の構造と変動C

担当教員:深澤 英隆
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

学部3年生以上および大学院生

【授業科目の目的と概要】

テーマ:社会変動論としての「世俗化」論の問題

宗教は、社会の構造化の重要な一部をなし、同時にその変動の要因ともなってきた。一方近代社会においては、その宗教が衰退する、ないし衰退したということが社会科学の共通認識となり、その衰退のプロセスが「世俗化」と呼ばれ、盛んな論議の対象となった。しかし近年は「ポスト世俗化」ということばがひとつの流行語のようにもなり、従来の世俗化の議論は決定的な見直しを迫られている。この講義では、近代の/についての最も重要なパラダイムとしての世俗化論の由来と論争の経緯を跡づける。まず古典期社会学がいかに宗教についての考察から立ち上がってきたか、その際どのようなかたちで、世俗化の問題が陰に陽 にその背景にあったかを探る。続いて、1960年代から2000年代に至る代表的な議論を振り返って、宗教状況の変化と論争の推移を跡づける。最後に、2000年代以来、社会学・社会思想で「ポスト世俗」と呼ばれている時代認識について、特に現代ドイツ社会を事例に、ポスト世俗の有力な議論を展開するハーバーマスやベックの議論などを検討しつつ、現代における世俗化・世俗主義・反世俗主義の諸立場について検討する。

【授業の内容・計画】

Ⅰ はじめに
Ⅱ 世俗/世俗化概念の系譜
Ⅲ 古典的宗教社会学における世俗化の視点
1 古典的宗教社会学の成立とそのモチーフ
2 古典的宗教社会学における世俗化論
3 1960〜70年代における社会学的世俗化論
Ⅳ 世俗化論批判と世俗化論修正の諸相
1 世俗化論の陰り
2 世俗化論の改変の諸方向
3 世俗化論の諸問題
Ⅴ 現代のドイツ社会と世俗化の問題
1 戦後ドイツの宗教状況
2 世俗・世俗化・世俗主義————現代ドイツ社会における宗教状況
3「ポスト世俗社会」としてのドイツ社会?:J・ハーバーマスの議論をめ  ぐって
Ⅵ 結語に代えて
1 現代ドイツにおける宗教状況が示唆するもの
2 世俗化論の位置づけ

【テキスト・文献】

テキストは用いない。数多い参考文献は、授業の際に紹介する。

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