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社会学研究科講義科目

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地球社会研究専攻 連携大学院実践科目 4835 秋・冬 木曜日4時限  2単位

国際協力の実務と方法

担当教員:佐々木 弘世
【教授言語】

日本語

【学部・学年の指定】

大学院生

【授業科目の目的と概要】

本授業では開発途上国が抱える貧困等の諸課題の解決を支援するために実施される国際協力について、講義や国際協力に関連する様々な文献・レポートの精読及びクラス内の討論等を通じてその基本的な構造や政策的枠組みについての理解を深める。また、国際協力の一つとして日本政府が実施する政府開発援助(ODA)を取り上げ、ODAがこれまで集中的に供与されてきた東南アジア諸国の経済社会開発に果たした効果とその限界について可能な限り国際協力の実践から得られた失敗例を含めた経験・教訓を基に検討し、国際協力の効果・役割とその限界についての総合的な理解を深める。更に第二次世界大戦の修了後独立を果たした多くの開発途上国の開発課題の解決を目指し国連・世界銀行等の国際開発金融機関及び先進諸国が採用してきた各種の開発支援戦略の有効性と課題について分析し、最終的に21世紀におけるより効果的・実践的な国際協力(国際開発支援)の在り方を探る一助とする。

【授業の内容・計画】

本授業では出来るだけ多くの日本及び国際機関・先進国援助機関・NGO等による開発途上国での関連国際協力事業の実例や経験を踏まえ、今後も益々複雑化・多様化することが予想される国際環境下での開発途上国の持続的な開発を進め、人々のニーズに基づくより効果的な国際協力の戦略・具体的な進め方及びその仕組み・体制について分析・検討する。
各回の授業計画は以下を予定しているが、参加者の人数及びその関心事項等を踏まえ多少の変更を行う可能性もある。
 1.「開発とは何か?」(開発の定義及びその考え方を巡る様々な議論)
 2.「開発途上国とは何か?」(開発途上国の様々な特性に関する議論)
 3.開発途上国の包括的理解(各種の開発指標を読む)
 4.開発途上国が直面する開発課題 Ⅰ (貧困・感染症・食糧問題等)
 5.開発途上国が直面する開発課題 Ⅱ (気候変動、難民、グローバル化等)
 6.国際協力の仕組みとその体制(国際貢献・経済協力等)
 7.経済協力の仕組みとその体制(ODA,OOF, PF等)
 8.JICAによる国際協力の仕組みとその実施体制(協力重点地域・重点課題等)
 9.東南アジアの経済社会発展と日本のODA(人口対策、初等・高等教育支援、産業人材育成)
10.東南アジアの経済社会発展と日本のODA(産業インフラの整備と輸出志向型工業化戦略)
11.東南アジアの経済社会発展と日本のODA(緑の革命と食糧増産、環境対策)
12.国際開発支援戦略の変遷と開発途上国(第一、二次国連開発の10年、BHN支援、構造調整、援助協調等)
13.新たな国際開発支援戦略とは何か?(MDGs、人間の安全保障、SDGs)
14.より効果的な国際開発支援の在り方を求めて
15.全体のレビューと総括

【テキスト・文献】

特定のテキストは使用しない。主な参考文献は下記の通り。
  「自由と開発」 アマルティア・セン著、石塚雅彦訳、日本経済新聞社
  「開発の政治経済学」 絵所 秀紀著、日本評論社
  「開発援助の社会学」 佐藤 寛著、世界思想社
  「国際開発支援政策研究」 石川 滋著、東洋経済新報社
  「新興アジア経済論」 末廣 昭著、岩波書店
「傲慢な援助」 ウィリアム・イースタリー著、東洋経済新報社
「人間のための経済学」 西川 潤著、 岩波書店

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